塩むすびを頬張る娘を眺めながら、思い出したこと
娘がまだ、僕らの元にやってきてくれる前のことなんですが
仕事に追われて、暮らしも調わず、精神的にも肉体的にもバタバタばかりの頃
たまたま少し時間ができて、確か、奥さんに何か食べに行く?って聞いたんです
そしたら、奥さんが、おにぎり食べたいから握って、と言ったので
簡単なおにぎりを握って
そのおにぎりを食べながら、近所をドライブしたことがありました
そしたらね、助手席に座った奥さんが、おにぎりを頬張って、凄く美味しいって言いながらポロポロ泣いたんです
僕はもう、ただただびっくりして、そうか、この人も疲れてるんだな、申し訳ないなって思ったんです
多分、それも無きにしも非ずだったと思うんですけど
その時奥さんは
もし私たちに子供ができたら、きっとおにぎり大好きな子になるよ
こんなおにぎり食べれるなんて幸せな子だよ
そう言ったんです
で、話は昨日のことへ
娘が水泳に行くのに、お腹空いたよーっていうので
おにぎり作ろうかー?って聞いたら
そっれはもう〜、大喜びした笑笑
やった〜やった〜って、ぴょんぴょん跳ねてたし笑笑
えっとね、水泳行く前と、終わってからも食べたいから2個握って、とリクエスト笑笑
ただの塩結び頬張って、めっちゃがんばるー、いくらでも泳げる〜だって笑笑
で、水泳終わった後、いつもならクラブから出てくるまでなかなかのんびりな娘が
超急ぎで車まで走って帰ってきて、乗り込むや否や、おにぎりー!!って笑笑
あの時の奥さんの予言は当たったなぁと思いながら、おにぎりを幸せそうに頬張る娘を眺めました