マイナースポーツで日本代表を目指す! ~2021年フットゴルフW杯に出場できるか本気で考えてみた~
こんにちは!フットゴルファーの小林 隼人です。
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今回は【マイナースポーツで日本代表を目指す!】をテーマに、これからフットゴルフを始める、あるいは始めて間もないプレイヤーが1年間でフットゴルフ日本代表になれるかを、選手目線で考察していきます。
では、さっそく本題に入ります!
フットゴルフとは?
フットゴルフはサッカーとゴルフを融合させた新スポーツで、ゴルフボールとクラブの代わりにサッカーボールと自身の足を使い、ゴルフ場に設置されたカップ(直径53cm程度)にいかに少ない打数で入れるかを競う競技です。
2018年12月にはモロッコで第3回ワールドカップが開催され、元なでしこジャパンの丸山桂里奈さんが日本代表として参加するなど、徐々に競技が注目されています。
ワールドカップと日本代表
フットゴルフのワールドカップは、過去3度(2012年、2016年、2018年)開催されています。そして、2021年には第4回ワールドカップが日本で開催される予定です。2016年の第2回アルゼンチン大会からは日本チームも参加、私自身は第3回モロッコ大会に出場しました。
総勢500人、3つのコースを使用したビッグイベントは、驚きと感動の連続でした。今でもテーマソングが流れると思い出してしまいます。
ワールドカップに出場するためには、一般社団法人 日本フットゴルフ協会が選出する日本代表に入らなければなりません。現在発表されている第4回ワールドカップ日本代表の選出基準は以下の通りです。
・日本代表は、ジャパンツアーの大会で獲得できるジャパンツアーポイントのランキング上位者(一般の部/上位7名、シニアの部/上位3名、女子の部/2名)が選出される。(引用元:日本フットゴルフ協会HP)
※詳しくは、フットゴルフ協会公式サイトをご覧ください。↓↓↓
ジャパンツアーポイントは、2019年12月~2021年7月までに開催される日本国内の大会(計30大会)で獲得できます。
2020年6月現在、既に実施された4大会で、のべ150名(一般の部)もの方が参加されており、出場者は今後さらに増えると想定されます。
このような条件の中、これからフットゴルフを始めて2021年フットゴルフW杯に出場する事はできるのでしょうか?
結論「W杯に出れる可能性は十分にある。だが道は険しい」
私は、これから競技を始めてもワールドカップに出場できる可能性は十分にあると考えています。同時に、それがとても険しい道である事も理解しています。
ポイントは、「1年」という期限で間に合うかどうか。私が「間に合う」と考える理由を説明していきます。
過去の実績を調べてみた
自分自身、初めて日本代表に選ばれたのは、競技を始めて丸1年後でした。
始めた頃は良い成績が出せない状況が続きましたが、1年くらいたつと徐々に結果が出るようになりました。
そして、この傾向は他の選手にも見られました。例えば、2019年に日本代表入りした立花選手や大塚(高)選手は、2018シーズンにツアーに参加し、2019シーズンに飛躍した選手達です。
そこで、過去の日本代表選手の実績を調べてみました。
下のグラフは、過去大会別の日本代表初選出選手の割合です。青が初選出、オレンジが2回目以上となっています。1大会を除き、最低一人は初代表の選手が選ばれています。
そして、興味深いのが初選出選手の競技年数です。次のグラフは、初めてジャパンツアーに参加してから、どれくらいの期間で日本代表に選出されたかを示しています。(※キャピタルカップ及びワールドカップ2016は、日本のフットゴルフ誕生から年数が浅く、ほぼ全ての選手が競技年数0~1年のため除いた)
データが示す通り、2016年以降日本代表に初選出された多くの選手が、競技開始後1年程度で代表入りしてることが分かりました。
次の章では、なぜこの現象が起きるのかを考えていきます。
ベースはサッカー、+α をどう積み上げるか
競技を始めて1年で日本代表になれるスポーツは、他にあまり無いかもしれません。マイナースポーツで競技人数が少ないとはいえ、どんなスポーツにも経験豊富で実力がある先人達がいるからです。
フットゴルフでなぜそれが可能かと考えると、やはりベースがサッカーだからだと思います。キックに自信のある方は、この時点で大きなアドバンテージがあります。サッカー経験者であれば、「蹴る」という行為自体はフットゴルフ初心者も日本代表経験者もそれほど違いがありません。
しかし、サッカーの技術だけではフットゴルフに勝てません。サッカー経験者のほとんどが、楽勝と思って初めて大会にでてボコボコにされるという経験をしています…
そこで必要となるのがフットゴルフ特有の技術や感覚・思考(+α の部分)です。つまり、近年日本代表に初選出された多くの選手が約1年でこの+α の部分を身につけ、見事代表争いを勝ち抜いたことになります。
これからフットゴルフを始める方は、「蹴る」技術に加え、「+α の部分」をどう積み上げるかが重要です。
そして、1年で間に合うかという問いに対しては、過去の代表選手達が答えを示しています。
立ちはだかるライバル達
最後に、冒頭で「道は険しい」と書いた理由も説明します。
近年、日本代表を目指すという競技志向の選手が増えており、その結果、日本代表争いが激化しています。過去、日本代表経験者は25名いますが、その裏には惜しくも選考に漏れたほぼ実力の変わらない選手が大勢います。
つまり、+α を身に付ける事は最低条件で、その上で同じような実力を持つ選手達との代表争いを勝ち抜かなければならない訳です。
それでも、道は険しいですが、決して不可能ではありません。
競技人口の少ない今だからこそ、フットゴルフを始めるチャンスかもしれません!
さいごに
今回は、自分の経験や過去データを基に「フットゴルフ日本代表」について本気で考えてみました!
スポーツをしていた方なら、目標を定めて一つ一つ達成していく事の楽しさや、真剣勝負の緊張感を知っていると思います。フットゴルフなら、年齢や性別に関わらず、いつでもその刺激を味わうことが出来ます。
本気で目標を目指す過程の喜びや悲しみは、自分の人生をとても豊かなものにしてくれます。
是非、フットゴルフを始めて、一緒に世界を目指しましょう!
【告知】本気で日本代表を目指すあなたに!
本文で書いた「フットゴルフ特有の技術や感覚・思考(+α の部分)」について、別の記事で私なりの考えをまとめました。↓↓↓
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