復帰戦までの道のり
皆さんこんにちは!
今回は先週の14日に出場した復帰戦までの道のりについて書いていこうと思います。
拠点を東京から地元"兵庫へ"
僕は2022年4月、創価大学に入学したのと同時に駅伝部に入部しました。しかし、高3の11月に痛めた左膝が完治しておらず、本格的に走り始めたのは6月後半でした。その後は股関節の故障があったものの夏以降は順調に練習を積むことができていましたが、年も明け、調子が上がってきていた1月20日。今度は右膝を故障し、再び走れない状況となってしまいます。
そしてこれが原因で3月30日、駅伝部を退部。それと同時に創価大学通学過程を退学し、通信教育に切り替えました。退部した細かい理由は今後書く機会があれば書こうと思います。(もし気になる方がいましたら直接DMください。)大学に関しては駅伝部を辞める=大学を辞めないといけないわけではないのですが、僕自身陸上競技にまだ未練があり、今後競技力を高めていくには地元兵庫に帰って中学時代お世話になっていたクラブチームのコーチに教わることが一番だと思い、このような決断に至りました。
この話は家族と一部の信頼できる友人にしか話していなかったので、今年創大で岩﨑見てないなと思っていた方おられましたら、そういうことだったんだと認識していただけたら非常に幸いです。
順調すぎた3か月
故障していた右膝も順調に回復。4月1日から練習を再開し、復帰戦は7月末の1500mに設定しました。最初はゆっくりのjogで筋肉痛になる始末。2か月間走っていなかったこともあり、筋力、感覚共にかなり落ちていました。その後は多少の疲労による痛みは出たものの順調に練習を進めていき、4月後半にはスピード練習ができるまで回復しました。5月に入ると調子はさらに上がり、1000m×5では3′00前後をクリア。自分でも驚くほどでした。
6月にはレースに向けてより実践的な練習を開始。復帰戦の目標タイムであった1500m3分台は確実に出るレベルまで仕上がり、自信を深めることができました。そしてあっという間に月日は流れ、7月に突入します。
復帰戦
復帰戦は7月14日尼崎中長距離記録会に決まったので、7月に入ってからはきつい練習はほとんどおこなわず、調整段階に入っていきました。無事、調整練習を終えて迎えた当日。調子は普通くらいで、良くも悪くもないといった感じでした。僕が走る組は一番速い組で、メンバーは全国的にも強豪校である須磨学園、西脇工業の主力がズラリ。年下とはいえ圧倒的に格上だったので、当日は久しぶりのレースというのも重なり、とても緊張しました。会場でも個人で出場しているので一人で待機。多少の孤独感はありましたが、特別なことはせずいつも通りを心がけてレースに臨みました。
レース序盤。周りがハイペースで突っ込んだのに加え、スタートが一番内側だったことが影響し、1周目は後ろから3番目。緊張で両腕が痺れているのもあり、かなり焦っていました。笑
1周目のラップ自体は悪くなかったのですが、僕は元々レースは序盤から前にいないと走れないタイプ。その後中盤は真ん中辺りまで押し上げたもの、先頭集団と離れかけさすがにきついかと感じました。しかし、そこから逆にスピードがどんどん加速。いつのまにか4番手まで上がってきてラスト1周の鐘が鳴り、タイムは2′56。頭の中は「3分台いける!」で埋め尽くされていました。果たして結果は…
目標の3分台を達成することができました!!
ラップタイムは以下の通りです。
400m 62″
800m 2′06″
1200m 3′12″
1500m 3′59″
いつもなら落ちやすい中盤を最低限粘れたことが一番良かったと思います。特にラスト500mからは5人くらい抜いたのでとても爽快でした。また、人に頼るのではなく、自分でレースを動かすことができたので内容的にも成長を感じたレースでした。課題としてはラストのキレが足りないことです。正直走っていてもっと上がってると思っていたので、ラスト100mで3′45くらいだったときは結構焦りました。また、想像以上に身体が動いたのでそこに心肺が付いていけていない感覚もありました。最後一人にも抜かれてしまいましたし、ラスト300mを45″でまとめれたら前にいた3人は捉えれたので次のレースはえげつないラストスパートをかましたいと思います。
復帰後で感じたこと
今回の復帰戦で、何とか目標を達成することができましたが、正直ここまで僕が走れると思っていた人はほとんどいなかったと思います。あくまで予想ですが「駅伝部も辞めたし、どうせ趣味程度でしか走っていないんだろうな」と見られていたと思います。僕は性格があまり良くないので、そういう人たちを見返せたことに一番の快感を得ています。笑
また、結果以上にそれに向けて頑張って取り組んできた過程に価値があると改めて感じました。駅伝部を辞め、練習は基本的に1人でやってきましたが苦痛に感じることは一度もなかったですし、5年ぶりくらいに心の底から走るのが楽しいと思うことができました。
そして、僕が駅伝部を辞めることが決まり、しんどかった時期でもいつもと変わらず寄り添ってくれた家族やコーチ、友人たちのお陰で頑張ることができました。中には東京から兵庫に帰る時にわざわざ時間を作って、会いに来てくれた友人もいました。この場を借りて感謝申し上げます。
皆さん、本当にありがとうございます!!
おわりに
ということで、この辺で終わりにしたいと思います。
次のレースは9月の姫路選手権1500mに出場する予定です。まだまだ時間はあるので、更にスピードを磨き、優勝できるよう頑張ります!
次回の記事は「日本で唯一⁉復活劇を支えた練習方法」です。
乞うご期待ください!!