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無意識に近い心遣い

札幌の雪は美しくも手強い。冬の時期は毎日のように降ることもあり常に雪は積もっている状態。そうなってくると除雪は暮らしの付き物となる。
お家の周り、歩道、車道などスコップだったり、除雪車だったりで雪を除ける。

例えばお家の周りを除雪するとなると、家のすぐ横、縁の方に除けたりすると思うけど、目の前の公道に除けたりはまずしないと思う。

これって「誰かの邪魔にならないように」っていう心遣いからくるものだと僕は思っている。これは無意識に近いこと。バスを並んで待つ、靴を丁寧に脱ぐ、状況に応じた挨拶をする、公の場でうるさくしないなど、場面によるけどこうした心遣いと捉えられる言動は割と無意識に行っている人が多いんじゃないかな。

すごいことだなあと思う。ヒトの美しいと思える部分だと思う。ヒト以外の動物にはほぼほぼない部分。動物は尊いけれど人社会から見れば残酷だなと思うこともを彼らは行う。相手の気持ちを考えず本能のままに生きてしまうことがきっと多い。

ヒトももちろん残酷だけど、この世界に存在する莫大な数の無意識に近い心遣いによって「社会」を作っていると考えると本当にすげえ生き物だなと思うんだ。

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