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我が家が注文住宅を選んだ理由~夫婦そろって建築士~


うちは夫婦そろって建築士です。

実は当初は建売住宅を検討していました!

私が住んでいる地域は分譲住宅も多く、バリエーションも金額もピンキリ。

「住めばみやこ」というくらい自分達の家には無頓着でした。

とりあえず一件見に行きますかー!とネットで見つけた外観がおしゃれな感じの建売住宅を前もって見学の予約を入れてお邪魔しました。


なかなか良い雰囲気の立地。玄関も広くて部屋数も十分。ちょっと収納が少ないですが金額的にまぁこんなものかと。と楽しんでいた横で夫の職業病が発生。

夫「天井の下地は何を使ってますか?」

おいおいいきなり怖いよ旦那様。でも私も気になる笑

営業マン「えー、現場監督に確認をとります。。。大工さんによって違いますから。」

と電話をしにその場を離れる営業マン。

夫の顔を見ると遠くの空を見ているような目で私を見ていました。

意味をお伝えすると、施工会社の営業マンが下地を知らない事。とどめは大工さんによって違いますからという発言。大工さんが材料を発注する時代ではありませんし、現場ごとに下地を変える会社もありません。(仕上げ材は一般的な壁紙でした)天井の下地材が木であれば何かを設置する時に、例えば天井吊り下げ式の室内物干し等が設置可能なわけです。

営業マンが戻ってきて「今わかるものと電話が通じないので後日でも大丈夫でしょうか?」

夫「分かりました。ちなみにここの壁にコンセントは増設出来ますか?」

夫よ。Sにもほどがあるぞ!!

営業マン「たぶん出来ると思いますが念のため確認をとってもよろしいでしょうか?」

夫「わかりました。あとこちらの家はZEH住宅なんですよね?」

私(確かにネットの謳い文句だと書いてあった)

営業マン「違います!」キッパリ!

夫「でもネットのこちらの物件にはそう記載されてましたよ?」ケータイでそのページを見せる夫

営業マン「これは間違いですね。すぐ消します」

夫、私もあとはテキトーに見て帰りました。

こちらの営業マンさん、第一印象は40代後半のいかにも営業できますよ的な人だったのですが、実際に話しを聞いてみると購買意欲がなくなってしまいました。

営業マンから見たら嫌な客だったでしょう。

しかしこの人から家を買った場合、アフターフォローを考えると信用していいものかどうかと思ってしまいました。家も大事ですが、そこを担当する営業マン、会社の背景も大切ということを再認識しました。

みなさんも、例えば車を購入する時にA社の車は高いけど性能が良い。でも営業さんの印象が悪い。
B社はA社に比べると安いけど少し性能が悪い。でも営業さんとは友達になれそうなくらい話が合う。
この場合であれば私ならB社で買ってしまうでしょう笑

最後は会社やそのネームバリューなどではなく

「人」

この人から買いたい!と思わせるのが営業職の本質かもしれません。


また後日違う建売を見にいきました。

正確には建売予定されている更地の土地です。

夫がさっそく電話で問い合わせ

夫「ネットで外壁はサイディングって見たのですが何㎜でしょうか?、、えっ?分かりました。検討します。」そっとケータイを置き

夫「14㎜らしい」


失礼ながら今時14㎜を使っている会社さんがあるとは!

注文住宅に従事してきた私と夫だから違和感をおぼえてしまうのかもしれませんが、14㎜が頻繁に使用されていたのは10年以上?前のことです。


その後同建設会社でセミオーダー出来ることを知り、サイディングを変更出来ないかと確認したところ、不可という回答。理由としては「もう発注してますから」と。まだ更地で時縄だしすらしていないのに!?まだ発注とめられるのでは?


わがまま言ってはいけませんね。

その会社にはその会社のやり方があるよね!と言い聞かせました。


「住めばみやこ」という考えはこの時点でなくなっていました。
やはり安くても妥協出来ない点が出てきてしまい、どの建売もとにかく収納が少ない。私たちはそんなにモノを多く持っていませんが、実生活を想定していくとやはり少ないですね。
LDKや居室を広く見せれば集客は見込めますからね。


建売住宅に収納力が備わっているところがあればよかったかもしれません。


そんな事から結局は土地から探し、最終的には夫が勤めている建築会社で建てました。自分達で全て決めれば自己責任ですから気も楽でした。

間取りは30パターン位考えた気がします。
お客様が体感していたことをここで実感。
決められない、、、笑


つきつめていった結果

建売住宅に収納力を足したようなシンプルなつくりとなりましたとさ🎵

うちの間取りに関してはまた別の機会で公開したいと思います☺️

ではまた🙆

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