ゲームマネジメントとプロジェクトマネジメント

フットサルのゲームコントロールの話しか、
プロジェクトマネジメントの話しか。
どちらにも通ずるものがあるのでは?という経験と感覚値。

フットサルなどの競技で最適なプレーは、状況によって変わる。
スコア、時間、自チームや相手チームの状況、スコア以外の劣勢優勢、疲労度など様々な要素がある。

プロジェクトも進捗や品質、課題状況、お客様との関係性、現工程などその時々で取るべき策が変わる。

これを判断するのは、PMや指導者の仕事と割り切るべきか。選手やメンバーレベルで判断するべきか。サッカー日本代表で話題になったトップダウンボトムアップの考え方にも繋がる。

フットサルで言えば、40分のうちハーフタイムとタイムアウト、ベンチに選手が帰ってきた時など指導者から指示を伝える機会が限られている。
それでもハーフタイムしかないサッカーよりは機会がある方だが。
あ、と思った時にはプレー判断が求められるため、指導者の声待ちでは間に合わないことが多い。
例えば、
相手が勢いよく攻めた後のクリアランス、スコアリードの状況で相手はハーフディフェンス、一度チームを落ち着けよう、
これを選手が判断する。
誤った判断ならベンチ戻った時に指導者から伝える。

プロジェクトではどうだろう?

フットサルは目の前に試合状況が時間とスコアがはっきり現れる。
勿論、相手が隠している戦術や見えにくい疲労度等読みが必要な事もある。

プロジェクトは目に見えない。そのため可視化するWBS等管理ツールがある。
それだけで充分ではないだろう。
メンバーからの報連相で逐一状況を確認し、状況に合わせた策を取る。
この、報連相がフットサルでのメンバーの判断だと思う。
①メンバーが報告すべき事柄と判断出来るか、
これにより策を取るまでの時間猶予が変わる。
②すべてPMが策を決定ではないだろうから、メンバーが個別に決める事もある。
最低①がないと、優秀なPMでもマネジメントが難しい。
③②で事後報告があって、PMからフィードバックで改善のサイクルがベストではないだろうか。
PMの判断仰がないと、という危惧があるだろうが、
②が出来る人は③をやるから誤った判断をしないようになる。
逆に①の人はずっと改善されない傾向にあると感じる。

正しく判断する準備
フットサルは練習からコンセプト、相手に合わせた戦術パターンを落とし込みチームが一つになるよう準備する。
プロジェクトは、各工程のスタートでゴールを共有する。
さらには、プロジェクト開始時にキックオフでプロジェクト最終までのスケジュールや体制等全体計画を共有し合意する。
計画に変更があったら都度トップダウンで連携する。

実はこの判断がフットサルもプロジェクトも面白みの一つなんじゃないか、と思う。

①選手やメンバーに自由を与える為にコンセプトや判断基準を提示する。
②①からトップダウン式に動き、ボトムアップ式にフィードバックするサイクル。
マネージャーは、
選手個人の特徴を活かしながら、考え方を尊重しながらチーム全体の方向を統一する。
メンバーもマネージャーも全体の状況から判断し決断する。

個人的な状況でいえば
フットサルはチームに所属するところから。
チームの目標に対して自分の役割を全うしかつ、
指導者から指導を受けた内容からチームを活性化する。
仕事は、メンバーに判断基準を提示する、
プロジェクト運営しながらメンバー個々の判断をフィードバックする。
こうなれば、次のステップに進めるかなと思う。

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