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My Favorite Works

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私の心に響いた素敵な記事。笑いあり、涙あり、感動あり。忖度なし、下心なし、計算なしで私が読み返したくなる作品ばかりです。
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#子育て

すべてがわかるはずもないけど、想像することは出来る

すべてがわかるはずもないけど、想像することは出来る

父も「焦れてる」んでしょうね。

先日、どうやらママに「これ以上次男に『教育の機会』が与えられない状態が続くのはいかがなものか」というような趣旨の話を、強めにしたらしいんです。

要は「さすがにそろそろ保育園に行かせない」ってことなんでしょうけどね。

父の気持ちはもちろん理解出来ます。

孫や私たち夫婦を心配してのアドバイスなのでしょう。

ただ、やっぱり私たちの今時点での方針は揺るぎなく

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時代も子どもも『アップデート』されてゆく

時代も子どもも『アップデート』されてゆく

「保育園、行ってみようかな~」

先月の鳥取への家族旅行の直前。

現在保育園お休み中の次男のKが突然こんなことをつぶやきました。

これを受け私たち夫婦と園長先生で話し合い、

「とりあえず3日間『登園チャレンジ』をしてみて、ダメだったらまた一定期間お休みしましょう」

という方針としました。

迎えた『チャレンジ』初日。

私は仕事で、次男はママと一緒に久しぶりの登園です。

ママによると保育

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火にかけた薬缶に氷を入れて

火にかけた薬缶に氷を入れて

この日差しでは、熱々の家の中を冷房でなんとか冷やしている状態だ。薬缶の水を火にかけながら、同時に氷を入れて冷やしているようだ。身体はこの異様な状態を異様だと感じている。頭がぽーっとする。
暑いけれども身体は新鮮な外気を欲している。子どもの泣く理由のひとつは「散歩したい」だ。悩ましい。

昼間は論外、夕方もまだ暑く、夜は早く寝てしまう。それならばと早朝に散歩している。夜の闇によって冷まされた世界は今

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はいはい

はいはい

モジモジ、ぴょんぴょんしていたと思ったら急にはいはいを始めた。はいはいは這い這いと書く?一度修得したその能力は彼の世界を急激に広げたらしく、原野をひた走る装甲車の如く部屋中を這い回っている。

私の肉体という障害物をものともせず乗り越えていく。部屋の端から端へ、目ざとく標的物を見つけては一直線で進んでゆく。

つかまり立ちも急に始めた。自分で立って、すっ転んで大泣きを繰り返している。

身長も体重

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写真

写真

ダヴィッドの顔を見ながら、「この顔は、私の赤ちゃんの時にそっくりの写真があったはず」と思っていた。
私の写真は実家に置いてある。実家を出て数年後に「持って行くか?」と親に聞かれたのだけど、なんとなく「まだ実家に置かせてほしい」と言った。今、このタイミングで貰ってきてもいいかもしれない。

何とはなしに手元にある高校時代のアルバムを開けてみたら、そこに赤ちゃんの頃の私の写真が混ざっていた。多分結婚式

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「ビリギャルは、元々頭が良かったんだよ。」

「ビリギャルは、元々頭が良かったんだよ。」

さやかちゃんは、元々頭が良かったんだよ。

ビリギャル本人として活動するようになって、何万回と言われ続けてきたこの言葉。ビリギャル原作が出版されて今年で10周年を迎えようとしている今でも、言われ続けてる。今週オランダで初めて会った人にも言われた。慶應に受かるまでは地頭悪いって言われてたから、突然全く逆のこと言われるようになってびっくりしてる。地頭ってそんなにすぐ変わるもんなの?

日本人は「地頭」

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思い出の詰まった家から引っ越しました。

思い出の詰まった家から引っ越しました。

新居に引っ越して、1ヶ月が経った。
二階に少し段ボールが残っているけれど、片付けはあらかた終わり、この家での暮らしにも慣れてきた。

この家が好き。担当の設計士さんやインテリアさんと、何度も打ち合わせを重ねて決めた間取り、クロス、家具。こだわったそのひとつひとつを気に入っている。
手狭だった前の賃貸住宅と違って、今は、夫と並んでキッチンに立ってもぶつからないからストレスもないし、子どもたちも自由に

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赤ん坊の娘が発見したもの【エッセイ】

赤ん坊の娘が発見したもの【エッセイ】

生後5カ月の娘が、急にワガママになってきました。
気に入らないことがあると、すぐに泣く。とにかく泣く。
おしゃぶりがうまく口に入らない。それだけで朝六時から絶叫です。

赤ん坊は泣くのが仕事。そうです。
でも、あやすのは親の仕事なのです。

抱っこの時間が増えて、ちょっと筋肉がついたのは嬉しいのですが、それよりも背中と腰へのダメージが蓄積されているようです。
朝起きた時点で、背骨に沿ったエリアがも

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我が子の“誰が好きかランキング”を聞いて、「良いね!」となった話

我が子の“誰が好きかランキング”を聞いて、「良いね!」となった話

「お母さん~!この世で1番好きなのは誰?」

期待の眼差しを向けながら、定期的に小3の娘が聞いてくる。

その度に、

「え~それは、○○○(娘)と△△(息子)やで!2人が1番!」

そう答えると、娘はいつも満足そうな顔をする。

「お父さんは~?」「お父さんは2人の次かな(笑)」なんて返していると、続けて娘が自分のランキングを披露してくれる。

「○○○(娘)は~1位が、お母さん!2位がお父さん

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