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私の心に響いた素敵な記事。笑いあり、涙あり、感動あり。忖度なし、下心なし、計算なしで私が読み返したくなる作品ばかりです。
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2022年6月の記事一覧

「僕がイラストレーターになるまでの長く曲がりくねった道」 その④

「僕がイラストレーターになるまでの長く曲がりくねった道」 その④

この記事は昨日の続きです。

そして今度はゲーム業界に身を置く

さて、僕はイラストレーターにもなれず、漫画家も断念し・・・
やることが何も無くなった・・・

そんな或る日、調布でバイト時代に知り合った仲のいい後輩のT君が連絡をくれた。

「もりおさん、もし良かったら僕と一緒にコンピュータゲームを作りませんか? 僕は今プログラマーなんです。もりおさんにゲームのキャラクターデザインやシナリオを描いて

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「僕がイラストレーターになるまでの長く曲がりくねった道」 ⑤最終回

「僕がイラストレーターになるまでの長く曲がりくねった道」 ⑤最終回

もう全て終わりにしようと思った時に

この記事は昨日の続きです。

ラストチャレンジ

さて、僕はイラストレーターにも漫画家にもなれず、ゲーム業界に身を置くもリストラされ・・・

何をやっても結局失敗した

気づけば早40歳が目の前に来ていた

40と言えば人生の半分・・・

自分を信じて東京に出て20年・・・

10年売れなくて花が咲いた演歌歌手はいるが、20年は流石に聞かない(笑)

やめよう

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「僕がイラストレーターになるまでの長く曲がりくねった道」 その③

「僕がイラストレーターになるまでの長く曲がりくねった道」 その③

この記事は昨日の続きです。

「その3.更なる地獄へ落ちた30代」

職業アイデンティティー

さて、僕はこうして「少年ビックコミック」新人賞を頂いた。
ところが、賞が発表になり、さぁこれで本格的に漫画家を目指そう・・という時になって・・・思いもかけない自分の欠陥に僕は気づいた。

それは、プロの漫画家になるためには余りにも大きな欠陥だった。

例えば、漫画家志望の若者のポケットには、大方こんな夢

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我を忘れたアラフォーおじさんが、早朝の新幹線で一発逆転の‘’革命‘’を起こした伝家の宝刀

我を忘れたアラフォーおじさんが、早朝の新幹線で一発逆転の‘’革命‘’を起こした伝家の宝刀

東京に出張した。

新大阪7時発の便に、
遠足気分で意気揚揚と乗り込んだところ
目に飛び込んできた光景に驚愕した。

中央の席を除くとほぼ埋まっている。

あぁ、こんな平日の新幹線、
いったいいつぶりであろうか。

世の中は、正確にいうと新型コロナのパンデミックは収束していない。
だが、実態として社会の自粛ムードはすでに解けており、アフターコロナの社会が確かにいま、動き始めたのだ。

通路側を予約

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感謝のリスト(日本の暮らし)

感謝のリスト(日本の暮らし)

「ザ・マジック」を読んで、感謝のリストを書こうと思う。

エチオピアに住んでいた頃感じた日本に住んでいることへの感謝の気持ち。
日本に戻ってすぐに慣れて、忘れそうになる感謝の気持ち。

それでは、ひとまず5個いきます!

1 空気がきれい

呼吸しないわけにはいかないので、きれいな空気に囲まれているってありがたいことだ。

車から黒い煙がモクモク、建設現場からホコリがびゅんびゅん飛んでくるアジスア

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