見出し画像

スプリンターズS(GI)予想

9月29日(日)15時40分に中山競馬場で行われるスプリンターズS(GI)の予想です。

予想のポイント

①2頭の逃げ馬+中山1200mのコース形態=ハイペース適正必須

今年のメンバーはビクターザウィナーとピューロマジックの2頭の逃げ馬がいる。また中山1200mはスタート直後から3コーナー途中まで下り坂となっており、半ば強制的にペースを上げさせられるコース形態となっている。以上のことからハイペースからの失速戦になること必至なので、タフなレースに強い馬を重要視したい。

②開幕最終週らしいやや時計のかかる馬場

先週までは超高速馬場だったが、今週は週末の雨の影響か少し時計がかかっている。土曜日10Rの茨城新聞杯(3勝・中山1200m)では前半3F32.9秒とかなりハイペースにも関わらず、決着時計は1:07.9。よってそこまでの速い時計は求められないだろう。時計面の適正は全頭診断時から見直したい。

③内側○も、ベストは内から2~3列目

土曜日の中山はまだ内>外のトラックバイアスではあったが、最内は芝が少し荒れており、直線で内から2~3列目を通った馬が勝ち切っていた。このポジションを取れる馬を狙いたいところ。

そして考えた結果、このような印になりました。

◎4枠7番 マッドクール

○6枠12番 サトノレーヴ

▲3枠6番 ママコチャ

☆8枠16番 ウイングレイテスト

✓2枠3番 ウインマーベル

△7枠13番 ルガル

注3枠5番 ナムラクレア

最終見解

以下印をつけた馬の考察です。

◎マッドクール

全頭診断時の評価はB+
当初の想定よりも時計がかかりそうなこと、枠の並び的にベストポジションを確保できそうなことを考慮し、評価を上げた
2走前は高松宮記念(GI・中京1200m)では重馬場の低速馬場で内前有利の展開がハマったとはいえ1着。去年の本レースでは1:08.0の決着でタイム差なしの2着に好走。今年も1分7秒台後半~1分8秒台前半の決着になりそうで、古馬になってからはタフなスプリント戦で結果を残している本馬に再び展開が向くだろう。
また去年の本レースで33.3-34.7のハイペースに対応して2着なことからハイペースの適正も問題なし
枠も4枠7番で自分より内の先行馬はママコチャのみと、内から2列目の前目の絶好位を確保できそうな点は高く評価できる
さらに休み明けは(3-1-0-1)で、今回は中21週の休み明けなので臨戦過程も評価できる
去年の雪辱を果たし、春秋スプリント王なるか。

○サトノレーヴ

全頭診断時の評価はA
時計が若干がかる馬場は合いそうだが、枠の並び的に少し外めで常に外を回されることを考慮して評価は据え置き
前走のキーンランドC(GIII・札幌1200m)では洋芝ということもあり1:07.9の若干時計がかかる中で差し有利の展開を先行して1着馬体重が+16kgで過去最大馬体重の余裕残しだったことを踏まえるとかなり強い内容タフなスプリント戦になるのは歓迎だろう。
また2走前の函館SS(GIII・函館1200m)で33.4-35.0のハイペースに対応して1着なことからハイペースの適正も問題なし
枠は6枠12番と外目だが、内に差し馬が多く入ったのでスタートが五分なら内から2列目を確保できる可能性は十分あり。ただ道中3列目を回されると厳しくなるので、鞍上のレーン騎手のエスコート次第。
スプリント界の新星が4連勝でGI奪取なるか。

▲ママコチャ

全頭診断時の評価はB+
時計が若干かかるのは問題なく枠も好枠なので評価は据え置き
去年の本レースでは33.3-34.7のハイペースに対応し、1:08.0の決着で1着に好走。今年もハイペースかつ1分7秒台後半~1分8秒台前半の決着になりそうで、展開が向く可能性は高い
ただ気になる点が2点。
叩き2戦目は(4-0-0-0)と抜群だが、中4週以内の臨戦過程は2歳の時以来となる。調教でもそれを考慮してか好走時よりも終いが控えめだった。
また枠も3枠6番と内枠なのは良いが、自分より内に先行馬がいない&7番にマッドクールがいてマークされそうな並びは△。内から2列目あたりでスムーズに走らせたいので、馬場の悪くなっている最内を走らされるとどうか。
とはいえ本レース2連覇の可能性も十分ある。

☆ウイングレイテスト

全頭診断時の評価はB+
時計が若干かかるのは問題ないが、大外枠なのは流石に厳しく、評価を少し下げた。
2走前の函館SS(GIII・函館1200m)では、斤量59kgで内有利の馬場で外を回しながらサトノレーヴに0.2秒差の2着と負けて強し33.4-35.0のハイペースに対応して2着なことからハイペースの適正も問題なし
1200mの持ち時計は2走前の1:08.6が最速も、4走前の阪神C(GII・阪神1400m)で残り1Fまで先頭で通過タイムが1:07.3だったことから、時計面でも十分対応できるはず。
ただ大外枠は△。高い先行力でどこまでカバーできるか。

✓ウインマーベル

全頭診断時の評価はB-。
時計が当初の想定よりもかかりそうなこと、内枠を引けたことで評価をかなり上げた
2年前の本レースで3歳の斤量ハンデがあったとはいえ2着に好走しており、本レースへの適正は見込める。去年の本レースでは6着も出遅れが敗因で度外視で良い。
時計に限界があるタイプなので時計がかかる馬場になっているのもプラスで、枠も2枠3番とイン差しが叶う好枠
休み明けとスタートさえこなせれば。

△ルガル

全頭診断時の評価はB
時計が若干かかるのは問題ないが、枠が外枠なのは△で評価を下げた。
本馬が重賞で最も強いパフォーマンスだった2走前のシルクロードS(GIII・京都1200m)では33.4-34.3のハイペースに対応して0.5秒差つけての1着だったので、ハイペース&1分7秒台後半の時計は合うだろう。
ただ枠が7枠13番なのはスタートが課題の本馬には△。
スタートを決めて好位を確保できれば。

注ナムラクレア

全頭診断時の評価はB
時計が若干かかるのは問題なく枠も好枠なので評価は据え置き
去年の本レースでは33.3-34.7のハイペースに対応し、1:08.0の決着で0.2秒差の3着に好走。今年も展開が向く可能性は高い
ただ当時は坂を超えたあたりで脚が止まっており、ベスト舞台ではないか。
また鞍上が横山武史騎手への乗り替わり&テン乗りも△。
出脚の悪さを鞍上がカバーできれば。

以上。

いいなと思ったら応援しよう!