在宅介護日誌 2022年11月3日(木)
昨夜23時ごろお通じがあった。私がまだ起きていたので立ち上がる介助ができた。
お互いの部屋のドアを開け、音がわかるようにした。
24時過ぎまでは起きていて、その後は消灯してウトウト。何かあったら電話して、と父に言っていたので、電話の音を鳴るようにしていた。
父がトイレに起きたのが2度ほどあった。電話を覗くと着信がなかったので、母が手伝ったかな?と思っていた。
6時に母の携帯のアラームが鳴ったので、そこから安心して寝てしまった。懐かしい夢を見た。もう少し見たかったけど起きなきゃ。
7時半に起きると母が、朝もお通じがあったみたいよ、と教えてくれた。出てスッキリしているのなら良いけれども。夜中は母は手伝っていないとのことなので一人でトイレに行ったんだな。
父がしばらくすると「髪洗う」と言い出した。もう2週間も洗ってないから洗ってあげたいと思ってた!ただ体勢が前にかがむのがしんどくないか心配だったのでクッションを持たせて、母と二人で素早く行った。ドライヤーをかけて一安心。洗えて良かった!
一仕事終えたところで私たちの朝ごはん。姉が作ってくれたものでビーツのポタージュが冷凍してあった。これは母と私が高血圧だから、と作ってくれたもの。誰かに気遣われるのは有り難い。美味しく頂戴した。
母は今日は整骨院へ行く日。行って伸ばして来てほしい。毎日大変だもん。老体に鞭打たせてごめん。自分も痛いのにね、そこまで余裕がなくて申し訳ないなって思っている。
母が帰ってきて、交代で私が買い物に出た。今日は尿瓶と尿取りパッドを買おう。後昼ごはんも。父が足が暑いと言っていたので足の裏がひんやりするシートも買おう。近所の薬局はあまり品揃えが良くないので吟味していたらあっという間に時間が経ってしまった。早く帰らなければ。お惣菜とおにぎりを買って帰宅すると、姉が来ていた。
お惣菜が足りないので味噌汁とチンゲンサイと豚細切れのオイスター炒めを作って3人で分けて食べた。
父も起きて何か食べる?と聞くと「ぶどうジュースの薄めたもの」と言うので薄めてもらって飲ませた。結構飲めた。
起き上がった時は痰がよく出るので、背中をしばらくさすってあげた。背骨が浮き上がっている。肩も。腕も私より細くなっているし太ももも細くなってしまった。さすると少し良さそうなので、なるべくさすってあげたい。
姉が父の自動車を売ろうとしてくれている。生前のときにしてしまったほうが何かと手続きが少なくて済むらしい。洗車をして、車の中をきれいにしていた。こう言うことは私は出来ないので本当助かる。
今日は訪問鍼灸の方がお試しで来てくれた。父のどうしても痛む肩や腰を鍼で少しでも楽に慣れば良いなと。父の希望でもある。鍼とマッサージを行う。結構グリグリしていたけど大丈夫そうだった。鍼は「イテテテテ」と言っている時もあった。今後どうしますか?との話で父は続けたいと言う。自由診療になってしまうので、近くの診療所にかかってサインをもらって健康保険で続けることにした。なので、明日父は外に出なければならない。大丈夫かな…。明日は朝早くから訪問リハビリとマットレスの交換があり、それを早めに切り上げてもらってになりそう。これはバタバタだ。
姉が夕飯を作ってくれるので今日も甘えて仕事をさせてもらう。しかし眠いので集中が続かない。どうしよう…。
【私たち】
・鶏ときのこのホイル焼き
・ゴボウのポタージュ
・サラダ
・ラタトゥユ
久しぶりの自分以外のご飯は美味しい。
今日は睡眠不足のせいかものすごく疲れたが、母も同じく疲れてそうだった。どうしたら良いのだろう。
介護疲れで海に突き落とした事件のニュースが目に飛び込む。これは本当に介護する当事者になるとグッと来るものがある。責められない。在宅介護の難しさ、大変さ、辛さ、それを老々介護で長年やってきただなんて、凄すぎる。辛いな。これから老々介護は増えていくだろうに、なんとかならないものなのだろうか。辛い。
寝る前、父に太腿のマッサージをお願いされた。もちろんやります。しかし痩せ細った脚。太ももなんて両手で輪が作れるほど細くなっている。
癌が憎い。
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