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在宅介護日誌 2022年10月17日(月)

朝方5時半、トイレに起きると父も母も起きていた。早いなーと思いながら二度寝。
目覚めて父と挨拶。声は出さずに右手で挨拶。声が出しづらそうだ。
朝ごはん、父は冷凍のパンケーキと介護レトルト食のクリームグラタン。
パンケーキは半分食べたがクリームグラタンは一口食べて「多すぎる」と
大半を残した。そういえばお通じは5日来ていない。
昨日は随分と寝ていたね、心配なくらい寝てたよ、と言ったら自覚があったらしく、「一日中寝てたね」と言っていた。自覚があるなら大丈夫かな。人と会うことで随分と体力を消耗したのだろう。会わせたいけど程々にしないと。

今日午前中に友人とお茶をすることに。彼女もまた先日母親が車の自損事故を起こしたとのことで、何かと大変そうである。40半ばからは好き勝手に生きて行くには難しくなってくる年頃なのかもしれない。
外で知り合いと会って話すのは久しぶりだった。すこし声のボリュームが壊れていたかも。堰を切るように喋っていた。
高校からの友人で話す内容がどんどん変化してきたなと思うが、心置きなく笑って話せる相手がいることはとても大事で、これからも変わらず大事にしたい。これは今回の父から学んだこと。

お茶から帰ってくると父はお通じがあったみたいだ。良かった。お昼ご飯の準備を母に任せていたが、私の作って残していた肉うどんを用意し食べていた。それでも少ししか食べていない。「あんまり食べたくない」と言っていた。やはりデカドロンを止めているせいかもしれない。「1週間みてみる」と言うのでしばらく様子見。
食後、肩のマッサージを促された。無印のホホバオイルを買っていたのでオイルマッサージを提案したら、「やってみる」と言ったので、蒸しタオルで温め背中全体をオイルマッサージをしてあげた。やはり滑りがいいので、やっている側もやりやすい。骨っぽくなった背中が寂しい。最後に蒸しタオルで軽くオイルを拭き取って終了。
少しは楽になるといいのだが。

15時半から看護師さんが来て、母を指導しながらCVポートの針を抜いた。一応出来たが、やはり慌てると手順をすっぽかしてしまうのと、手がうまく使えないので、話した結果、看護師さんに委ねることにした。良かった。
父が週1のお風呂に浸かっている間、看護師さんに最近すごく寝ていると言ったら、やはりデカドロンを止めていることが大きいだろうとのことだった。食欲不振もそのせいかもしれない。肩や腰の痛みはもしかしたら内臓から来る関連痛かもしれない。看護師さんと色々話せてると少し安心する。
薬などを分けて看護師さんはまた水曜日。心配が止まらない。

母の補聴器は携帯とつながっているので、携帯の声の方が聞き取りやすいのだが、どうも携帯の音が聞こえない聞こえないと言っている。ボリュームをあげても聞こえないし、携帯を再起動しても聞こえない。どうもBluetoothがつながっていない気がするので、補聴器を充電器に戻してから取ったのちに設定をしてあげたらつながった。
72歳でこれに気付いてつなげることは無理だろーなーと頭を抱えてしまう。私が母の歳だったら出来る自信がない。どうしたらいいんだろう。。。

そうこうしていると夜ご飯の時間になってしまった。今日は約束した豆腐ステーキだったので急いで作る。それだけだと我々が足りないので、お惣菜のローストビーフと鶏のササミで取ったスープにトマトとネギを入れて。豆腐は絹ごしを買ってしまったので少し崩れてしまった。

【父】
・豆腐ステーキ
・スープ

【私たち】
・もずく
・豆腐ステーキ
・スープ
・ローストビーフ
・サラダ
・おくら

父は豆腐は2口、スープにはササミの解したものを少し入れていたのだが「具は全部要らない」と言うのでスープの具を茶こしで取って、透明のさらっとしたスープだけにして渡すと全部飲んでくれた。
やはり飲み込みづらいのかステントを気にしすぎて食べれないのか、飽きたのではなく飲み込みづらいのかも。サラッとした液体なら大丈夫なのが分かったので、いい収穫になった。そして昨日の残念な言葉は「飽きた」んじゃなくて辛かったんだな、言葉のチョイスがちょっとだったんだな。そう思えた。
食後に「肩揉んで」の催促。必死にマッサージ。ガン出て行け〜ガン出ていけ〜と思いながらやっていると汗だくになってしまった。
今日も精一杯だ。




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