【予選5戦全勝】シティリーグS2、ベスト8のロストバレット【ジムバ優勝多数】
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個人的な成績ですがシティリーグでいうとBest4、Best8、シティデッキ優勝構築数回、本戦構築数回だしてるのである程度安定したデッキは作れてると思います。
今回使ったロストバレットは他シティでも結果を残しており、いつも調整してもらっているチームポッチャマの皆様のアドバイスと、環境の参考レシピをもとに持ち込んだデッキです。
アドバイスをもとに調整したおかげで運良く、予選5戦全勝することができました。実力ではなくマッチ運含めてが運がとてつもなく良かったです。チームポッチャマの皆様、本当にありがとうございました。
■ デッキ選択について
シティリーグの日程が決まってから、ルギアVSTAR、ミュウVMAX、アルセウス軸、ドガス系統(ドガスダイナ、ドガスクロバット、ドガスダイケンキなど)などのデッキを一通り回してみました。
ルギアVSTAR
・再現性がない、安定性にかける
・先攻取れたほうが有利だが、後1マリィがきつい
・爆発力はあるが、1〜2ターン目の比重がでかすぎて負ける試合あり
・自分が使うととてつもなく弱い
ミュウVMAX
・回れば強いが、初手ガチャを乗り切る必要がある(ほぼ回るけど)
・ドラピオンが増えており、マッチしたときのプレイが難しい
・ロスト軸にほぼ勝てない(勝ちやすくする方法は実はある、「各対面について」にて後述)
・自分が使うととてつもなく弱い
アルセウス軸
・先攻有利、後攻微不利
・青天井系のデッキが苦手
・博士の研究を4枚積めるのは強い
・じゃんけん勝てない
ドガス系統
・弱点のミュウに勝てない (強い人のミュウに10本勝負で2本取れるくらい)
・ドガスが刺さらなかったら、巻き返せない試合が多い
・先攻取ってぐんぐんシェイクできるかで勝率が変わる試合がある
上記、4つの系統を回しましたがしっくり来るものがありませんでした。どれも環境デッキに強いというより、強い動きを通しつつ相手に事故をさせて勝ち切るデッキも多かった印象です。
こういうデッキ群で5回戦勝ち切ることが難しいと判断しました。シティリーグS1でもロスト軸のデッキを使っていたのですが、今環境もロストが安定して使いやすかったです。
■ ロスト軸について
ロスト軸のデッキはギラティナVSTARを入れたり、鋼軸、闘軸、かがリザ型、スピード型、カイオーガ軸などが存在しています。どの軸も一貫して、
・後攻でも強い動きがある
・後半ヤミラミがとにかく強い
・余程のことがない限り、アルセウス軸やミュウVMAXに勝ちやすい
といった強みがありました。特に後1でウッウ110ダメージを飛ばせる可能性があることが非常に大きいです。相手からしても110ダメージ乗っているポケモンで殴るかの判断を迫られるため、非常に強いデッキタイプだと思います
個人的な意見なのですが、鋼軸以外でミラージュゲート4枚採用は重いと思っています。メタルソーサーと同じような理由なのですが、考え無しで4枚入れて良いカードではないです。
シティリーグS1で使ったレシピ、調整段階で使ってたレシピ、当日つかったレシピは下記になります。
シティリーグ S1でのレシピ
S1では3−2で惜しくも本戦にいけませんでした。負けた2試合とも本戦に行った方だったのと、前回のシティでも負けた本戦出場のめちゃ強プレイヤーとあたってしまったので仕方ないです。
1週間前の参考構築
ガラルサンダーVMAXを入れてウッウと組み合わせて280ダメージ狙いに行くデッキです。初動でアクロマに触れるかで勝率が大きく変わる構築だったと思います。そのため、トレッキングシューズを4枚採用していました。
ルギアVSTARに安定して勝ち切ることができなくて、かなり悩んでいました。
当日のレシピ
鋼軸にしたことにより、ミラージュゲートの強さが更にアップすることに。ムーランドV相手にも対処しやすくなり、丁度よい打点を出しやすくなりました。
■ ロスト軸デッキの特徴
キュワワーやアクロマの実験でロストゾーンを貯めつつ、ロストギミックを使って相手を殴っていくデッキです。余った枠に環境デッキの弱点をつけるポケモンを入れたり、空の封印石でサイドを多くとったりすることができるデッキとなっています。
どの試合も
・ロストを4枚ためてウッウで殴る
・ロストを7枚ためてミラージュゲート
かがやくゲッコウガ、ザマゼンタに水鋼1枚ずつ
・ロスト10枚ためてロストマイン
という基本的な動きをすればよいだけなので、慣れれば誰にでもオススメできるデッキです。組み合わせるVポケモンによって環境に合わせることができるのも強いです。
最新弾で登場した空の封印石のおかげでサイドプランをごまかせる試合も多く、ロスト軸はかなり強化されました。
今回採用したかがやくゲッコウガとザマゼンタは相性保管が非常によく、ミラージュゲートを強く使えるカードたちでした。水と鋼エネを1枚ずつつけられると、相手からしてもボスをどっちに打てばよいかわからなくなります。
実際、調整メンバーの方にボコボコにされました。(パクってよかったです。)
■ 採用検討を迷ったカード
ロスト軸を組むのにあたって採用検討を見送ったカードたちになります。
ガラルサンダーV
・Vガードエネルギーを剥がして170ダメージ通せるのが強い
・ロスト天敵のムーランドVを弱点で倒せる
・アルセウス軸にも強く出れる
・微妙に打点が足りなくて、ザマゼンタ起動できないときに使える
などメリットがありましたが、返しに2枚サイド取られるのが痛すぎました。特にムーランドVに関してはすでに2枚取られてからの起動になることが多く、その時点でサイド4枚持ってかれるので採用を控えました。
トレッキングシューズ
ロスト軸のデッキに入れてる人が珍しいのですが、これを入れるだけで初動の動きが著しく安定します。後半も使いやすくデッキのVIPパスを消しやすいと言った特徴もありました。今回の軸だとエネルギーの方の比重を増やしたかったので採用を断念。
ポケギア or スーパーボール
ロストのデッキは特性上、デッキをシャッフルすることができるカードが少ないです。必要札を手札に集めていく関係上、マリィがとてつもなくきつい場面がありました。この2枚は前半から後半まで腐りにくく、最後まで採用を悩んだカードです。スタジアムを削るほど、枠がなさすぎたため採用を断念しました。
ふうせん
採用するか最後まで悩みましたが、逃エネとして落としてからキバナ起動、ミラージュゲートすることが逆に強かったりしたので不採用。
エネルギー回収
最後までピン刺しするか悩んだカード。水2や鋼2など色拘束が強いので、どうしても足りないことが多かったです。ただし、これ入れるならエネルギーの現物増やしたほうが強かったので現物と交換しました。
ツツジ
ツツジとかいう自分が使うとものすごく弱いのに、相手が使うとものすごく強いカードは抜きました。代わりに入れたマリィが色んな対面で活躍してくれて、Dレギュ最後の環境で信じてよかったと思います。個人的には信用できないカードNO1です。
セレナ
デッキの安定度も挙げられ、2枚目のボスとしても使えるので採用を悩みました。ただし、ロスト軸の場合、サポートを使っている余裕がほぼないので採用断念。
いれかえカートとあなぬけのヒモ枚数
あなぬけのヒモを4枚採用している構築も多いですが、その場合はミラーに勝ちにくくなるので、いれかえカートも同じ量にしました。ヤミラミで10点まかれて調整されたり、ジグザグマ10点乗せられたポケモンを回収ネットを使わないで逃がせるのも大きかったです。
バトルVIPパスがいるかどうか
個人的には4枚積みたい札です。1枚も入れたくない派の人の意見もわかるのですが、このデッキは先攻をとっても強いロストです。ただし、先攻を取った場合にミラーで後1種切れで負ける可能性も秘めております。
バトルVIPパスは後半ゴミになりますが、そのリスクがあっても取れるアドバンテージが非常に大きいカードでした。実際ロストのデッキは初手キュワワー2、ウッウを並べるのが最低条件なので、この1枚で再現しやすくなるのは見逃せませんでした。個人的にはポケモンを増やすより、ここに比重を置きたかったです。
ツツジやマリィに弱くなると言われますが、キュワワーとゲッコウガを置いておくだけでも何とかなったりします。
■ 当日のマッチアップ
安定のジャンケンの弱さでした。他TCGも入れてですが、ジャンケン勝率3割もない気がしています。ルギアVSTAR握ってたら負けてました。ジャンケン嫌いです。
当日のマッチアップは下記の通りです。
予選
◯ 後 6-4 シャンデラリザードン
◯ 後 6-3 ミュウ
◯ 先 6-3 ミュウ
◯ 先 5-4 パルキアエンペルト(投了勝)
◯ 後 6-4 ルギア
本戦
× 後 5-6 ロストバレット
予選
1 ◯ 後 6-4 シャンデラVMAX + リザードン
順当に殴ってたのですが、ダメージが乗ったシャンデラVMAXに葉隠れポンチョをつけて握られたためだいぶ焦りました。葉隠れポンチョについてはドガス系統のデッキを使っていたため、把握はしていたのですが、いざ使われると後ろを倒す方法がヤミラミくらいしかなくかなり悩んだのを覚えています。
その影響もあって、ヤミラミでばらまく先を1点間違えて勝ち筋のルートを1つ減らしてしまいました。このミスがあったおかげで、ポケカを少しだけ上達できました。
2 ◯ 後 6-3 ミュウ
・後1おとぼけスポット110をゲノセクトV
・封印石ドラピオンVでミュウVMAXでサイド4枚
・ヤミラミでゲノセクトV倒して2枚
と理想ムーブできた試合でした。封印石あったらなーと思ったらトップで引いてきたので運が良かったです。
3 ◯ 先 6-3 ミュウ
・後1おとぼけスポット110をゲノセクトVに
・ドラピオンVでミュウVMAXでサイド3枚
・あなぬけ、かたきうちで2枚 (記憶曖昧)
・ヤミラミでゲノセクトV倒して2枚
みたいな感じだったと思います。相手の方が若かったのですが、事故ってしまってたようで申し訳ない勝ち方をしてしまいました。
4 ◯ 先 5-4 パルキアエンペルト(投了勝)
相手のプレイエラーを指摘できなくて申し訳なかった試合でした。相手が貼った雪道があるのに、かくしふだを宣言されて気がつけませんでした。ジャッジを呼んで延長3分でなかったら両者負けになってたマッチ。延長3分で勝ち筋がないと判断してもらえ、投了もらえたのが大きかったです。
ほぼ勝ち盤面を作ってましたが、ターン回ってこなかったら両負けだったので、対戦相手の方には感謝しております。どこかでまた会えたら握手して、お礼伝えたいレベルです。めっちゃいい人でした。
試合自体は相手メッソンスタートだったため、パルキアキュレム、かがやくリザードン単あたりと予想。どちらもゲッコウガがきつそうなので早めにマナフィをおいてよかった試合でした。
この試合で先攻取れたのは非常に大きかったです。エンペルトが見えましたが、早い段階でロスト6枚までためられたのと、相手がエネルギーを引けない事故を起こしていたので運良く勝てた試合だったと思います。
こちらのかがやくゲッコウガも起動できて、メッソンとジメレオンを早めに処理できたのも大きかったです。
その後にメッソンをおいてしまうと、ロストマインで全部持ってかれるので流れを持ってき優勢になれました。
5 ◯ 後 6-4 ルギア
初手、大事故してたのですがトップマリィからの相手の展開を止められた試合でした。マリィでなくてツツジなら負けてました。ムーランドを警戒していたのですが触る方法が少なかったようで、こちらも運が良かっただけで勝てた試合だったと思います。
プレイでは負けていたのと、ライコウVが地味に残ってくれたのが大きかったです。
本戦
× 後 5-6 ロストバレット
ほぼ鋼軸のロストバレットミラーでした。後1でどうやっても殴れなかったのと対戦相手が1枚上手だった試合。ミラー対面も想定していたので、HP90以下のポケモンを終盤すべて回収できたのは良かったと思います。
対戦時間残り2分と言われて、ロストマインの巻き先も完全に間違えました。練習ではわかっていたのと、マッチ始まった段階からこうなりそうみたいな展開は完全に読めていただけに残念。1ミスが勝ち筋をすべて消すことになりました。
対戦相手の盤面が
ヤミラミ、マナフィ、キュワワー、キュワワー、かがやくゲッコウガ、ヤレユータン
でマナフィ7、キュワワー1、残り適当みたいな巻き方をしてしまいました。ここでマナフィ7、キュワワー1、キュワワー1、ヤミラミ3みたいな巻き方をするべきでした。次のターン、ゲッコウガかヤミラミで2枚取れれば勝ちだったので勝ち筋をなくす完全にミス。巻き先を指定した後に違うと気がつき、このデッキは1日に何回も回せないと落ち込みました。
ボスの指令で育ててたゲッコウガををとられてしまい、勝ち筋が完全になくなりました。
おそらく準優勝の方だったのでおめでとうございます。デッキ選択は間違いではなかったのを証明してもらえたので、ロストが上がってくれてよかった・・・。
■ 各対面について
各対面の理想ムーブ例は下記のとおりです。
ルギアVSTAR
ロスト先攻の場合
先1 0-0 適当にロストを貯める
後1 0-0 ルギアV2体
先2 0-0 ウッウでルギア110
後2 0-1 特性アーケオス2体からのルギアでウッウ (逃げエネがよっぽどのことがないと集まらないためムーランドまでは中々いかないかも)
先3 2-1 ザマゼンタかライコウVでルギア
後3 2-3 ボス、ムーランドVでキュワワーあたり
先4 4-3 キバナorミラージュゲートでザマゼンタ加速。ムーランドVにかたきうち
後4 4-4 ルギアでなにか倒してくる
先5 4-4 ザマゼンタでルギア220
後5 4-5 ルギアでなにか倒してくる
先6 6-5 ヤミラミでルギア
※ ロスト後攻の場合はできるだけ後1ウッウ110を決めることを目指す
勿論、理想ムーブでこれ通りにいかないこともあります。ムーランドがでてくることを想定して、必ずザマゼンタを育てて置くことが重要です。後、相手がサイド2枚の状況の場合に備えてマリィを温存しておくことが大事です。ネオラントからのボスに備えてボールも温存されていることが多い印象でした。
相手がサイド2枚なのにムーランドが出てない場合は、ターンを渡すことが負け筋につながるので覚えておくよいことだと思います。
またルギア対面ではアーケオスを処理することも勝ち筋につながるので、かがやくゲッコウガのげっこうしゅりけんでアーケオス2体に9点ずつ、ヤミラミで6点ずつで2枚取る動きもできれば強いです。鋼軸ロストバレットの場合、ミラージュゲートでザマゼンタとゲッコウガを同時に加速できる動きが強すぎます。相手からしてもボスでどっち倒してもきつい状況を作れます。
ミュウVMAX
ロスト先攻の場合
先1 0-0 適当にロストを貯める
後1 0-1 後1メロディアスエコー (出してきたらラッキー)
先2 1-1 ウッウでメロエッタ
後2 1-2 ミュウVMAXでテクノバスター
先3 4-2 ドラピオンでミュウVMAX
後3 4-4 ロストシティ貼る、ミュウVMAXでテクノバスター
先4 4-4 ヤミラミでゲノセクトに12点
後4 4-5 ミュウVMAXでテクノバスター
先5 6-5 ヤミラミでゲノセクトに12点
※ ロスト後攻の場合はできるだけ後1ウッウ110を決めることを目指す
ゲノセクトに110乗せられてると後半がすごい楽になる。空の封印石が引ければ最短3手で勝利可能。
余談ですが、ミュウ側はヒエク(GXやV以外のポケモン)をよっぽどのことがない限り出さないほうが良いです。よくロスト相手にメロエッタを出している人がいますが、完全な負け筋に繋がります。ロスト側からすると、メロエッタなどを出してもらえると、封印石が必須ではなくなります。ヤミラミを温存していればほぼ勝てる展開となります。
パワータブレットも意味のない場面で使う人が多いですが、ヒエク対面こそパワータブレットゲーになるので、雑に使うの早めたほうが良いです。ミュウ側はウッウをサイコジャンプで何回倒せるかが鍵になってきます。後、ミュウは今環境だと絶対にビックパラソルを入れたほうが良いです。
ロスト軸
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