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地球と健康のために絶対知ってほしい微生物の話

今日は健康にも大切な微生物の話をします♪

微生物と言われると「何か悪いものではないか?」「排除しないといけないものではないか?」というイメージも持たれるかと思います。

しかし、そうではなく、我々人間が地球に誕生する遥か前から微生物は存在していました。


生命の歴史

地球上には約870万種の生物がいると推定されています。
その中でも微生物はあらゆる生命の祖先です。

地球は46億年前に誕生しました。

地球の誕生当時は温度が1000度以上のマグマに覆われ生命は存在できない環境でした。

それから10億年ほどで原子の海が安定し、その神経の400度にも達する高温の熱水噴出孔付近で、硫化水素や二酸化炭素、酸化鉄をエサとする好熱性メタン菌と呼ばれる微生物が誕生したのが、生命の始まりとされています。

そしてミネラルが溶けた海は、生命を育てるスープとして、用水のように多様な微生物を生み出しました。

それから海から陸に上がる生物が生まれて、現在のように陸と海の両方に多様な生物が暮らすようになったのです。

人は新参者

海から陸に上がる生物が生まれて、現在のように陸と海の両方に多様な生物が暮らすようになってから、我々ホモ・サピエンスが誕生しました。

ホモ・サピエンスが誕生したのかわずか20万年前です。

地球の歴史で見ると我々人類であるホモ・サピエンスは「新参者」なのです。

数字を見ただけだと、ホモ・サピエンスの歴史は20万年前からですので、それだけでも十分以上に長いと思うかもしれませんが、微生物は30億年以上の歴史も持っているのです。

そんな微生物からしたら、僕たちホモ・サピエンスなんて「ひよっこ」みたいなものです。

職場で言えば、長年キャリアを重ねてきた社長と入社一日目の新入社員といったところでしょうか。

歴史から見ても、微生物の存在は重要であり偉大なる存在と言えますね。

ミトコンドリア

ミトコンドリアは学生の時に理科の授業とかで耳にしたことがあると思います。

ミトコンドリアは、僕たち人間の細胞に多数含まれています。

人間は何をするにもエネルギー通貨と言われるATPを作り動いています。

ATPは生命活動に必須です。

車がガソリンがないと走らないというのと同じです。

ミトコンドリアはそのガソリンの役割をしています。

そんなミトコンドリアは、酸素が好きな細菌が18億年ほど前に真核生物に棲みついた寄生体で、細胞によって取り込まれ共生したバクテリアと考えられています。

つまりミトコンドリアは俗に言う「ばい菌」の仲間なのです。

そして我々人間は侵入者であるミトコンドリアによって、ヒト古来の細胞は乗っ取られ、混ざり合って進化した高等生物なのです。

以前までは「DNAによって設計された高等生物」という概念でしたが、ミトコンドリアによって否定されました。

人間が生きていくうえで必要なエネルギーを作るミトコンドリア。

言わば僕たち人間は、ミトコンドリアに支配されミトコンドリアに生かされているのです。

ミトコンドリアにいいことをしないと、人間は生きていけません。

そんなミトコンドリアが菌の仲間となると、結果的に人間を支配しているのはミトコンドリアである菌になります。

土壌は微生物の楽園

突然ですがミミズの糞は、土の肥料として役に立つと言われています。

そんなミミズは「アースワーム(Earthworm)=地球の虫」と呼ばれています。

古代ギリシアの哲学者アリストテレスはミミズを「大地の腸」とも呼んでいました。

そんなミミズが糞として作った「土の素」を更に分解するのが、土壌に暮らす微生物です。

この微生物に当たるのが、細菌とかの菌類です。

微生物は、粉々になった土の素を分解・発酵させ、植物に吸収可能な栄養とするのです。

つまり、微生物がいなければ、土は作られず、植物は生きていけないのです。

そして、地球上で最も微生物が活発と言われている場所が土の表面です。

1gの土の中には、なんと100億~1000億個6000~5万種ほどの細菌が暮らしているとも言われています。

土だけで見ても、日本人の人口を100倍以上の数の微生物がいます。

土壌の健康は本当に大切です。

海も微生物の楽園

土に続き、海にも微生物がたくさんいます。

ブリティッシュ・コロンビア大学の海洋ウイルス学者のカーティス・サトル博士によると、地球上の海水1リットル中には、平均30億個の微生物が存在し、地球上の海水全体には、4×10の30乗もいると言われています。

こう考えると、海に入るだけで大量の微生物に曝露していることになります。
海で泳いだりすることでも体内にたくさんの微生物が入ることになります。

そんな微生物溢れる海で泳いだり、海水を間違えて飲み込んでしまったり鼻の中に入ってしましたか…?

きっと、というか絶対なっていないはずです。

それはなぜかと言うと、微生物といった菌が人と共生可能な種族であるということを、表しているからです。

もし、微生物が悪者で体内に入るだけで悪影響を及ぼすのであれば、海で泳ぐだけで大変なことになりますし飲み込むだけで取り返しのつかないことになるはずです。

微生物有りきの世界

微生物たちに我々の生活が支えられている場面は山ほどあります。

例えばワインやヨーグルト、日本酒や納豆は微生物の働きなくしてはありえません。

驚くかもしれませんが、下水の処理も微生物が行っているのです。

良くも悪くも便利になった現代では、あまりそこまで意識することはないかもしれませんが...

微生物は我々にとって、敵では無くて味方。
むしろ微生物無しでは成り立ちません。

お野菜が出来るのも微生物があってこそ。
微生物の認識をこれを機に変えていただければ幸いです🍀

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