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実はあたしペンタクシアンです

すごく長いので気になる方だけどうぞ。たぶんペンタックスファン以外には訳が分からんと思います。

そもそもは

まだ小学生のころ、父方のじいちゃんからカメラをもらった。南方に従軍してたときにシンガポールでカメラを買ったというくらいハイカラなじいちゃんで、自宅の風呂場を暗室に改造しちゃったりしてる、結構マジな写真好きだった。
で、そのじいちゃんにもらったというのがこちら。

これに、Super Takumar 55/1.8と135/3.5がセットだったと思う。あ、SPはホットシューにじいちゃんが自分で改造してた。(後に手放すときに、中古のカメラ屋さんで、「わお、自作やわ」と驚かれた。)
今でこそ、マウントアダプターを使って、どこのレンズでも使えるってのが普通になってるけど、フィルムカメラ全盛期の当時は、最初に持ったカメラが何かで、その後どうなるかが決まってしまう、というのは当たり前の話だった。
そらそうだ、レンズ資産が死んでしまうので、全とっかえになってしまうから。お金があるならできることだろうけど、そんなことやってる人はあんまりいなかった。

そんなわけで

で、あたしはペンタックス使いとなった。SPだけでは物足りず、でも、サラの一眼レフを買えるほど金を持っているはずもなし。となると、行き着く先は中古屋である。
当時の大阪は、なんば、日本橋、心斎橋という、当時の我が家から自転車で回れる範囲に中古カメラ屋が何軒もあった。
で、どこで買ったのか定かでないが、こちらを買った。

それからどした

当時はフィルムカメラ全盛期、それもAF時代に入る直前。今、どんどん休刊という名の廃刊になっていっているカメラ雑誌も、まだたくさんあった。日本カメラ、アサヒカメラ、カメラ毎日の3大誌はもちろんのこと、カメラマン、Capa(たぶん創刊してからそんなにたってなかった)なども元気だった。
なんでも理屈から入るあたしは、カメラ雑誌をむさぼり読んだ。で、M42マウントはもう古い、今はKマウントだ、ということを知った。M42のレンズもペンタックス謹製のマウントアダプターを使えばKマウントボディにも使える、と。
当時の高嶺の花(いいなぁ、とは思うけれど買えるなんて夢にも思わない)のはこちら。

んでもって、これ欲しい、と思ってたのがこちら。

でも、高くて買えない。なので中古屋を巡って手に入れたのがこちら。

これ、世界初のAF一眼レフとあるけれど、専用のバカでかいズームを付けないとAFは働かない。そんなことは知らなかったけれど、確か、M50/1.7が付いてたんじゃないか、と思う。AFはしないけど、フォーカスエイドは働いたのよね。
んでもって、M135/3.5とか、オカンにねだってTokinaの70-210/4-5.6とか買ったような気がする。ここまでで学生時代は終わり。

そしたらば

就職して、(学生時代に比べれば)お金に余裕のできたあたしは、中古屋巡りにあわせてオークションという沼を知ってしまう。闇落ちである。
当時はYahoo オークションがはじまったばかりで、まだまだのんびりした時代だった。
ところが、というか、まあそうなるな、なのか、あたしが愛するペンタックスはユーザーが圧倒的に少ない。SPで天下を取ったのは一昔前の話になっていた。AF時代に入ってますます苦戦を続けており、ユーザーはどんどん減っていっていた。結果的にオークションにもニコンやキヤノン、あと少しミノルタは出てくるのだけれど、ペンタックスは全然出てこない。出てきても、相場をわかっていないのか、中古屋よりはるかに高い値段が付いていたりする。
ただ、たまにいいのに当たることもあって、Super Aはヤフオクで手に入れたし、他にもこんなのをヤフオクで手に入れた。

あこがれのLXは2台、いずれもeBayでカナダとアメリカから個人輸入した。(こういうときに、あぁ、英語が得意でよかった、と思った。)
他にもデザインが好きなAレンズをちまちまとオークションやら中古屋巡りで揃えていった。もうMFのカメラはペンタックスだとLXしかなかった(後にMZ-Mという失敗作が出る)AF時代だったけど、MFにこだわっていた。FAレンズのデザインが好きになれなかった。
一方で、リミテッドシリーズには心惹かれたが、こちらは中古でも値段が高くて手が出なかった。ちょっとだけほしいなと思ったカメラがこちら。

そうするうちに

時代はデジタルになっていく。ここでもペンタックスはもたもたしてファンをヤキモキさせる。待望のデジタル一眼がこちら。

でもね、高かったのよね。色々と制約もあったしね。で、待ちました。そしたら出ました。頑張って買いました。(カメラを新品で買うのはこれが初めてだった。)

そこからは、フルサイズはいつになったら出るんやろ、と思いつつ、ちまちまとレンズを充実させて、ボディもアップグレードしていきましたよ。手ぶれ補正に対応したのはいいけど、デカくてペンタックスらしくないようなぁ、と思ってた1台。

デザイン的に、ペンタックスファンが求めてるのはこういうのんでしょ、と思った1台。

その正統進化。

K-3が出たときにはうーんと思ったけど、K-7とK-5の2台持ち(K10Dもまだ残ってるし…。)で買い替えるほどかなぁ、と思い、フルサイズ機の噂を待ってたのよね。そしたら出ました。どーん。

ちがーう、ってなりました。デザイン的に。デカいし、重い。こんなのペンタックスじゃなーいって。67が好きな人にはいいのかもしれないけど、MX/LX→Super A→MZ-3という流れが好みのデザインだったあたしは、K-3は許せても、K-1は違う、と思って少し萎えてしまった。高いし。(まぁ、他社のデジイチに比べれば良心的にもほどがあるんだけど。)

そんなこんなで

子どもが生まれると、最初のうちはカメラでパシャパシャなんてやってるけど、毎日が戦場。スマホのカメラもどんどん進化して、半分記録写真みたいなものにいちいちカメラをよっこいしょと出してられない。
カメラは防湿スペースにしまいっぱなしの状態が続くようになってしまい、早幾年。
あ、ツマの理解を得ようと、カメラを持たしたりもしましたよ。ほぼ効果なかったけど。
まずはコンパクトがいいかな、とこちら。

デジイチ初心者向けということで、こちらも。

宮﨑あおいのCMのがいいなぁ、と言うから、こっちの方がよっぽどちっこいと、こちら。

で、昨年末、なんか思い立って、防湿スペースの整理をしたのよね。そしたらみんなまだ元気にしてた。あ、これは使ってやらねば、と思って今に至る。

それでは現在のフリート

ボディ

LX2台
K10D
K-5
K-7
K-x
Q-S1
Optio I-10(コンパクト)

レンズ

(フィルム用)
SMC P A24/2.8:フィルム時代にLXと組み合わせてよく使った。24mmという画角が新鮮
Tokina ATX Pro 28-70/2.8:中古屋だったかオークションだったか、とにかく安く手に入れた。今でも動く。
SMC P FA35/2AL:隠れスターレンズ。これはアウトレットで手に入れた。
SMC P A35-105/3.5:日本橋の中古屋で、これええで、と勧められて買ったのを覚えている。3.5通しだが望遠側が短めで重い。
SMC P A50/1.7:コンパクトで使いやすい。
SMC P A50/1.4:我が家にある一番明るいレンズ。
SMC P A70-210/4:28-70と70-210ってみんな持ってた。4通し。
SMC P M135/3.5:135mmってみんな持ってたよねぇ。
リアコンバーターA2X-S
リアコンバーターA1.4X-S
(デジタル用)
SMC P DA10-17/3.5-4.5:魚眼ズームという変態レンズ。
SMC P DA17-70/4:4通しだけど重い。
SMC P DA-L18-50/4-5.6:沈胴ズームという変態レンズ。最近合流。
SMC P DA18-55/3.5-5.6:確か*istDSのキットレンズ。
SMC P DA18-135/3.5-5.6:K-5だったかのキットレンズ。
SMC P DA50-200/4-5.6:*istDSのダブルズームの相方。
Pentax Q Standard Zoom
Pentax Q トイレンズ4本(魚眼、ワイド、望遠、シールドレンズ)


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