Pentax K-3 Mark III製造完了に思うこと

ペンタクシアン界隈は、K-3 Mark IIIの製造完了に大騒ぎしている。Pentaxのラインアップとしては、一応フルサイズのK-1 Mark IIがトップということになるんだろうけど、「一眼レフ宣言」に見合った最上級機として出た経緯も含めて、APS-C機とはいえこれまたフラッグシップモデルだとみんな思ってたから、まぁ当然と言えば当然か。

あたし自身は、以前のエントリーでも書いたとおり、デジタル一眼としてK10D、K-7、K-5というフリートを持っているので、今すぐいる、というわけではないが、あちこちで絶賛されているのを見て、これいいよなぁ、とは思っていた。

そしたらばいきなりの製造完了である。Pentaxは後継機の発表がないままに製造打ち切りとかは今までも何回もやってるので、ある意味慣れっこの部分はあるし、今年もCP+にも参加しないとのことなので、憶測ばかりが広がっている。

https://pentaxrumors.com/2025/01/15/pentax-k-3-mark-iii-marked-as-discontinued-on-the-official-website/

ここからは、今このご時世でまだ一眼レフですか?というお話。あたし自身は、ファインダーレスのミラーレスはQを使ってみて、使いにくいなぁと思っている。特にスローシャッターは手ブレ必至。どうやって構えるんだろうと思うくらい。

じゃぁ、EVFはどうなんだってことなんだろうけど、ニコン、キヤノン、ソニーのそれなりの機種(「鈍器」になりそうなやつ)をのぞいてみたところ、あかん、これは酔うわ、となった。(映画館で前の方に座るとすぐ酔うし、家でカメラが揺れるような番組をテレビで見てても酔う。)

EVFって暗くても見やすいとか、仕上がりが想像できるとかいうメリットがあるわけですよね。一方で、あたしのようにフィルム時代から何十年にわたって写真で遊んでる身としては、シャッターを切って出てくる絵がどんなんだろう?と想像することがないのは少々寂しくもある。写真を撮ってるんじゃなくて、カメラに撮ってもらってる、じゃなかろうか、と。

それから、感覚的な話だけども、カメラのシャッター音ってやっぱりミラーが上がって落ちる音だよなぁ、と思う。写真を撮る時のリズムって、シャッター音に左右されるしな、と。あのミラーレスのシャッター音ってなんの音なんだろう?

ミラーレス全盛のこの時代に、あえて一眼レフで行くよとPentaxが言ったとき、あぁ、この会社はクルマでいうとトヨタではなくスバルを目指すのね、と得心した。Pentaxって昔っからそうだし。

あたしはそういう姿勢はとても好きだし、長年のユーザであることもあり、頑張れ!と声を大にして言いたい。なので、お布施としてK-3 Mark IIIと思ってたのに、売ってないんだよなぁ。K-1 Mark II?うん、まぁ、そうね。Mark IIIの噂もあるし、デザインが変わればフルサイズにいくかもしれません。

オチがなくてすみません。

(追記)
とか思ってたら、PENTAXに割とくわしい田中希美男さんが意味深なツイート。ホンマなんでしょか?


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