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大人
先日、私は誕生日を迎えた。今年で21歳になった。
もう大人、そう言われてもおかしくない年齢だ。しかし、私はまだ、学生という集団に属していることに安心している子供だ。
大人になるとはなんだろう。成人を迎えた時も、同じようなことを考えた。一年経っても同じようなことを考えている私は何も成長していないということなのだろうか。
成人を迎え、成人式を終えたあと、これで大人の仲間入りだ、そんなことを友人と話した。年齢だけ見れば大人、中身を見ればまだ子供。いわゆる見せかけというやつだ。親からしたら永遠の子供だ。これは絶対に変わらない。
では、私の中で大人とはどういう人のことを指すのだろう。
1.冷静な人
2.心が広い人
3.何か問題が起きた時、前に出てくれる人
4.責任感のある人
パッと思い浮かんだイメージがこの4つだ。やろうと思えば自分でもやれる気がするこの4つ。当たり前のようで難しい、それを当たり前のようにしているのが大人だ。大人は偉大だ。つくづく思う。
私はイライラした時、爆発的に感情に出すことはないが、少し感情的になり、そこで冷静さを失ってしまう。また、自分は人より心が広いと思っているが、いざとなった時譲れないところがあり、まだまだ心は広くない。何か問題が起きた時、前に出ようとするタイプではあるが、即座には出れない。責任感はある程度あるが、たまに甘さが見えてしまう。
自分に置き換えて考えると、ひどい出来栄えだ。こんな私も、もう大人にならなければいけない年齢を過ぎている。どうしたら大人に近づけるのか。
子供の頃思い描いていた大人に対するイメージと今のイメージでは大きく違いがある。お金を持ってる人、権力のある人、強い人、大きい人、それが大人だと思っていた。
しかし、そんなしょうもないことではない。大人になるために求められていることは、中身だ。人として、成長できた時、大人に近づけるのではないか、私はそう思う。
人として成長する場は、いくらでもある。バイト先、部活、大学、人により異なるが様々な場所で人は成長できる。
バイト先でお客さんに睨まれ文句を言われる、その時にとる対応、部活でうまくいかない時にとる対応、大学の授業で出るレポートに対してとる対応、何かを頼まれた時にとる対応、その時々の対応の仕方で、成長度は大きく変わる。
同じシチュエーションであっても、どうアクションを取るかによって、人それぞれ成長のレベルは違う。
つまり日々成長するチャンスが転がっているということだ。チャンスを掴み続けること、その積み重ねで人は大きくなり、大人に近づける。私はそう考える。
では、それに気づけた私は日々の生活の中でチャンスを掴もうとしているのか。掴もうとしている場面はいくつもある。ただ、掴もうとしているレベルでは一定のラインまでしか成長できないと思う。
そのチャンスを掴もうとしているという意識がなくなった時、つまり、無意識にできるようになったとき、
ワンランク上の大人に近づけるのではないだろうか。
将来の自分のために、日々転がっているチャンスに対してどう向き合うか、どうアクションを起こすか。
特に今のこの時期、大人にならなければならないこのタイミングで、どれだけのチャンスを掴めるかで、大人になった時の経験値は大きく変わってくる。
大人になるのはそう簡単なものではない。日々の積み重ねでしかない。道のりはまだまだ長い。
日進月歩。
これに限る。
以上。