起立性調節障害(OD)と35歳との向き合い方
この記事では私が起立性調節障害(OD)と診断されてから現在までのあれやこれやをお伝えしたいと思います。
同じようにODの症状で悩まれているお子さん、その親御さんはたくさんいるだろうなと思います。
何か少しでもお役に立てるような情報になれば幸いですが、あくまでも私の体験談であって、症状や家族環境、性格、その他の特性など十人十色だと思います。
当時の自分を振り返っても、
本当に「暗闇の中にいる」という感覚が一番ぴったりな言葉かなと思います。
森山直太朗さんの
「生きてることが辛いなら」
という曲を、ぶっ続けて20時間とか聞いたこともありました。
(おそらく時代が違えばヨルシカさんの「ヒッチコック」ばっかり聞いていたかと思います。この曲も歌詞が心臓に刺さりに刺さります)
「死」というものについてずっと考えを巡らせていたような時期もありました。
ただ、現在35際の私は結婚をして2人の子ども(5歳と0歳)がいる父親となりました。
あの時の自分からすると想像もできないような「一般的な親」になったなと思います。
それでもODの症状が消えたわけではないので、今でも上手に付き合いながら生活しています。
再度申し上げますが、症状やその他の環境には個人差があります。
ですが、私の経験談が1人でも多くの方のためになれるとこれ以上嬉しいことはありません。
よろしければ最後までお読みください。
※かなり私的な内容になりますので、購入記事とさせていただきますことご了承ください。
① 19歳 診断と症状
診断を受けたのは大学1年生の3月(19歳)でした
ちょうどその前年の春頃に父親を病気で亡くし
それが大きなきっかけで精神的に沈んでしまったことも
大きな要因だったかなと思います。
大学の前期はなんとか通うこともできて
単位もフルで取ることができました。
長い夏休みが明けた後期からの生活で体に異変が起きました。
1限目の授業に間に合うようにするには
大体7時半には起きないと間に合わなかったのですが
朝体を起こすことがかなり難しくなりました。
朝目が覚めたとしても体が全く動かなということが続きました。
本当に最初は「これが金縛りか!」とか呑気に考えていました。
ですが
起きた後の倦怠感
立ち上がった際の眩暈
ひどい頭痛もありました。
授業に出るのがお昼の3限目からということが多くなり
そんな自分にもすごくマイナスな感情を抱いていました。
(せっかく入学したのに、ちゃんと行くのが普通だろ!みたいな感覚)
そして、そこから「夜寝付けない」という症状もかなり強くなりました。
「寝たいのに寝れない」
「目を瞑っても眠れない」
「いっそこのまま起きておいて、そのまま学校に行こう」
と思って朝方(5時、6時頃)力尽きて眠る、、、、
夜寝る前に急激に体温が上がったように感じて眠れないということや
暑い時期でも朝起きた時に寒くて体が震えるという症状も強くありました。
② 服薬について
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