ライ組をきっかけに専門のWEBライターへの野望が芽生えた

顔出しは恥ずかしいので、と奥様手製の画像をいただきました。

本業は、車や航空機の部品を三次元のCADを使い設計する会社員。副業は、WEBライター(WEBサイトで文章を書く仕事)として、案件(仕事の依頼)を継続して持ち、Twitterでも毎日発信する、にわわさん。

WEBライターを始めたとき、提案文(仕事に応募する際に、採用されるための提案をする)を出すのも不安で、思うように活動を始められなかった。

転機が訪れたのは、ライター組合(以後、ライ組)への入会。ライター活動に安心して取り組めるようになり、専門の分野を持つWEBライターとして独立する目標もできたという。

ライター知識ゼロで、継続で仕事がもらえるように

ライターのスタートはどんなものだったのだろうか。

「2021年の12月。2人の子どもの手がかからなくなったのをきっかけに、副業ライターを始めました。ライターの募集で有名なサイト、ランサーズとクラウドワークスの2つに登録するも、知識がゼロだったので、応募へのハードルが高かったです」

最初の案件は、個人のブログの執筆を代行するもので、1件数百円の報酬だった。

「このままで本当に良いのかなぁと、一人で悩んでいても、どうすればよいのか、見通しは立ちませんでした」

2022年に入り、1文字1円で、毎月3本から4本の案件をいただけるクライアントと契約を結ぶことに成功した。

主な活動時間は平日の就寝前に1〜2時間、土日に集中してライター活動を行っているそうだ。朝は始発の電車に乗って通勤。1時間半の乗車時間を利用して、ライ組の講座をスマホで見たり、半分寝たりしながら勉強しているそうだ。

「まずは、毎月5万円の収入が目標です。きりもいいですし、ちょっとした贅沢や自分へのご褒美もできる金額なので」

継続してライター活動ができるようになったにわわさんの転機はどこにあったのだろうか。

WEBライターを始めたが、不安の毎日

WEBライターとして活動する前に、子育て日記のブログを書いていたが、趣味の範囲だった。

そんな自分がライター活動をしていいのか、記事を出したら怒られるんじゃないかと、WEBライターの活動を始めてからも不安があった。

YouTubeで、WEBライターの始め方や書き方を観ても、実践に結びつかない。

「周りにWEBライターがいませんし、自分も副業でライター活動をしていることは公言していません。会社にも言ってないので。打ち明けて、俺もやってるんだよと同調してくれたらいいですが、逆のことを言われたらいやだなって」

身近に頼る人もなく、毎月、これだけ収入をあげられる仕事だと、胸も張れない。自分がWEBライターであると、おこがましくて言えずにいた。

「クラウドソーシングに登録しましたが、クライアント(仕事を募集している人)へ提案するのが怖くてできませんでした。1件、数10円のアンケートに答える、タスク案件(数分から始められる一回限りの仕事の募集)をやっていました。いつから、WEBライターとして文章を書けるのだろう、と不安でした」


ライ組に入会した経緯

WEBライターを始めようと考えたとき、Twitterも開設したという。

「情報を集めたかったですし、どんな人がWEBライターとして活動しているのかを知りたかった。フォローする内に、WEBライターさんのプロフにハッシュタグ、ライ組何期生と書いてあるのを見るようになりました。なんだろこれ、と関心を持ち、検索して、ライターの集まりがあるのだと気づきました」

最初は、ライ組と略されていたので、ライター組合というコミュニティ名も分からなかった。

「Twitterでライ組を意識して検索しているときに、ライ組生の方が主催の校正部も知り、ちょうど募集されていたので、2022年の2月に入会しました」

ほかにどんなコミュニティがあるのか、「WEBライター コミュニティ」で検索を始めた。3〜4つのコミュニティがヒットしたが、内容が全然わからなかったという。

「ネットから得られる情報が、月額費と人数ぐらいしかなく、入った時に何ができるのか、情報を探すのか大変でした」

そんな中で見つけたライ組を主催する佐々木ゴウは、ほかのコミュニティ主催者と違って見えた。

「入会を無理強いしていません。ライター組合の募集文も、こちらの目線に立って、タイミングが合わなくても、また次の募集のときでもいいとありました。ゴウさんが、ライターだということも知りませんでしたが、Twitterを見ているうちにゴウさんの名前を、よく見かけました。この人、WEBライター界隈で有名な人なんだなって」

この人が主催のコミュニティなら、ここに入会しようと決めたとき、ちょうどライ組の募集が始まり、2022年3月から所属している。


WEBライターとして感じていた不安は少しづつ解消されてきた

ライ組に所属しているうちに、WEBライターとして感じていた不安は少しずつ解消されていった。

「ゴウさんは、最初はやっぱり不安だよね、ぼくもそうだったと、初心者の目線に立って話してくれるので、共感しながら進められます。クラウドソーシングの提案文も、10件やって1件通るぐらいだよ、と話してくれて。そういうもんなんだ、ぼくだけじゃないんだと、クライアントに応募する勇気が持てました。逆に、どんどん提案文を出さないと、いつまでたっても進めないと思うようになりました」

ライ組に入会したときに、「ぬるま湯上等、ずっとロムっててもいいし、聞いてるって言う感じでいい」と言われ、肩の力が抜けて、ほっとしたそうだ。

「文章の書き方が不安だったのですが、講座も豊富にあり、書けるようになってきました。Twitterでフォローしてるだけだと一方通行なので、いろんなWEBライターと、もう一歩、踏み込んだ繋がりがないか、とも考えるようになりました」


ライターコミュニティに部活動があった

ライ組内には、部活動もあった。

「最初は、見てるだけのつもりでしたが、せっかく所属してるし、もったいないな、と考え直しました。どれでも入ってもいいですよ、と告知されていたので、アイキャッチ(画像、映像などで見る人の注意を引きつけること)・note・取材部の3つに入りました」

せっかく入部したのだから、なにかやらなきゃもったいないと思い、6月の入部希望のアイキャッチを作成。

「初めて、CANVA(アイキャッチ作成サイト)を使って作りましたが、スレッドに貼っていただいて。note部内でも企画があり、noteも始めました。やってみないと合う合わないが分からないから、やってみようって」

クライアントから仕事をもらって書くだけが、ライターの仕事。もっとできることがあるのだ、と視界が広がった。

「実は、12月にWEBライターをやるぞって決めたときに、ConoHa WING(コノハウイング、サーバーを借りてブログを開設できる)で作りましたが、ぜんぜん、手がつけられていませんでした。今では、WEBライターの提案をするときに、ブログのプロフィールページをポートフォリオ(実績を集めたページ)として送っています。こういう記事を書けますと、記事のまとめをプロフィールページに載せています」

プロフィールページに直接、アクセスされる数も増え、ポートフォリオとして見てくれている、と実感した。

「ライトレ(ライ組に初めて入った人に向けたチュートリアル)の提案文は、めちゃくちゃ参考になりました。自分に任せてくれれば、こんなふうになりますよって、お客様にメリットを提示する講座があり、自信がないから書いてない部分だと気づきました」

初心者なので勉強してます、と提案文に書いていたが、クライアントから見ると不安でしかなかった。

「ネットだと文章の書き方や、構成はこう書くんだというのが多いので、その手前の提案文が出せないと、案件の獲得にたどり着けないので、すごく参考になりましたね。1人で検索していて見つけられなかった、こういうのが知りたかったんだ、というのが見つかりました」

得意なジャンルとWEBライター検定でのライ組メンバーとの出会い

「活動して半年ですが、今年に入ってから毎月3〜4本の記事を執筆するようになり、累計20本ぐらいになりました。資格や営業のテーマで書かせていただく機会が多く、このジャンルは書けるかなと思っています」

実績を作って、将来的には興味がある、金融やNFT(美術品や録音物、仮想現実の不動産やペットなど、デジタル資産の所有権)にチャレンジしたい、と目を輝かせる。

「クラウドワークスで案件を探しているとき、WEBライター検定の広告を見つけました。WEBライター3級の検定は、無料で受験できるので挑戦しましたが、一度、失敗しました」

ライター組合に入ってから、再度、3級を受験して受かった。そのまま有料のWEBライターコースに入り、2級にも合格することができたという。

「WEBライターコースではメンターがつきますが、ライター組合でも見かける方でした。知ってる名前があるという安心感もあり、WEBライターコースを受講しました。メンターでついてくださったのもライター組合の人で、丁寧なフィードバックを受けられました。2級をとれた要因だと思います」

Twitterのフォローを参考に、1日1ツイート、毎日続けている。

交流を深めながら、副業WEBライターではなく、専門WEBライターを名乗るのが目標

ライ組をきっかけに、新しい取り組みを進めるにわわさんの、今後の目標はなんだろうか。

「まだ自分の得意なジャンルが、これだとは言えませんが、これを書くのが好きだなっていう得意ジャンルをみつけたいと思っています。金融ライターや取材ライターとプロフに描いている方がいますよね? 副業WEBライターではなくて、●●WEBライター、と名乗るのが目標です。検索時間の短縮や案件を獲りやすくなるのかな、と思います。これから、もっと講座を見たり、課題やイベントに参加したりしたいな、と思っています。ライター組合の人が、実は近くにいたなど、ライター仲間との交流ができたら嬉しいです」

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