妊娠9週3日 いざ総合病院へ・先生のやさしさ

妊娠9週3日 9月12日、まだ都内に住んでいたが、千葉まで遠征し医療センターを目指した。予想以上に大きい病院だ。予約時間は決まっておらず、午前の部の新患受付に申し込む。

とにかく待った。

おそらく再診の方優先でその方たちが終わった所で新患を受け付けるのだろう。他の診療科も新患は同様のようで

患「いつまで待たせるんだ!!朝からいるんだ!!なんのための予約だ!!こっちは紹介状持ってんだ!!」

という怒号が聞こえる。怒鳴れるほど元気ならもう帰っていいんじゃないかと思う。紹介状は予約時間までは指定できない。

かく言う私も9時に行って、13時近くになってようやっと番号が呼ばれた。何時間待たされても文句は言わないつもりだ、都内のクリニックと千葉のクリニック二軒から受け入れられなかった身である。総合病院に願いを託すしかない。恐々診察室に入ると、とても若い女性の先生がいた。事情を説明した後、診察台に移り警棒のような機器を股にいれる。米粒?豆粒?くらいの大きさの赤ちゃんが確認された途端、先生が

医「かわいい〜!動いてますよ〜!」

と連呼してくれて、びっくりしたと同時に安堵、喜びが湧き出て泣きそうになった。東京のクリニックでは「うまくいかない前提」で話がすすめられていたので、私の赤ちゃんの命を肯定されたようで嬉しかった。

年齢のことは心配しなくてよいこと、筋腫は場所によっては帝王切開で対応することなど説明を受け、里帰り出産はせず千葉医療センターで出産する意向を伝え退室。

とにかく受け入れてもらえ、お産難民にならなくて済みそうなことに安堵し、夫と両親に連絡した。本当にホッとした。

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