生後2日 産院・病院選びについての結論

生後2日 4月9日 出産を終えた今、産院・病院選びについて私がGoogleマップの口コミを書くならこうだ。

・医療施設の役割分担
筆者は超高齢出産+子宮筋腫10センチ弱というハイリスク者だったため、産院・クリニックでは受け入れてもらえなかった。受診を断られたクリニックで千葉医療センターとメディカルセンターを推薦されたので自宅から近い医療センターに問い合わせた。「診察してみないとなんともいえないが一度診察を受けて欲しい」という回答が得られたため受診した(初診の待ち時間は半日ほどであったが致し方ない)。その結果、都内のクリニックでかなり辛辣な言葉をかけられた筆者の状態(高齢出産+子宮筋腫10センチ弱)についてまったく"お咎め"なしで、筆者の出産への要望確認をし、その後の診察、出産計画がなされた。このことから、産院・クリニックか総合病院かの選択は妊婦の持つリスクの高さによると考えられる。実際、筆者の子宮筋腫と胎盤の癒着が疑われた際は、希望すれば千葉大医学部への転院も打診された。しかし、複数の医師による診察で筋腫と胎盤には境界が見られるという見立てと筆者の希望により医療センターでの診察、出産を継続した。つまり、ラスボスは千葉大医学部であるといえる。

クリニック・産院<医療センター<千葉大医学部

出産する場所を選ぶ際、雰囲気や入院食などを気にできるリスクの低い人は好きに選んだらよい。筆者のようなリスクが高く

<胎児と母体が安全ならそれ以外はなんでもよい>

という妊婦は選んでいる場合ではない。高度医療に対応できるかどうかである。とはいえ、半年以上お世話になった担当医は物腰柔らかくポジティブで優しい先生であった。助産師もみなあたたかく、頼り甲斐のある方々だった。

・担当医について
年度がわりで医師が異動することもあるため医療センターの医師についての口コミは参考にならないだろう。年度をまたがなければ継続して同じ医師に診てもらえる可能性は高い。同一医師に診てもらうメリットは多いが、別の医師にも診てもらうことで多角的に判断できることもある。医師同士は診察記録を共有しているが、

患者、妊婦自身が診察結果や自身の持病、体調の経過を把握し、簡潔に要点を伝える必要はある。分かっているだろう。察してほしい。という考えは危険である。不安に思っていることがあれば

「ほかに何かありますか?」

と、医師から最後に訊かれることが多いが、そこで必ず伝えた方がよい。筆者は、ききたいことをよく忘れてしまうため、リマインダーに書いておき読むことにした。

・産科の方針について
各医療機関には医療方針がある。ホームページを読めば書いてある。医療センターの産科は自然分娩を勧めていること、不妊治療の専門医は居ないことが明文化されている。今流行りの◯◯出産系を希望する妊婦の期待には応えられない。筆者は陣痛の前に破水があり医療的判断により帝王切開を受けた。

以上のことから産院・病院選びは、妊婦の持つリスクの高さ、胎児と母体の経過把握、妊婦の持つ疑問点を言語化する能力、産科の方針の確認を基準に選べばよいと結論づけた。

とはいえ、先生も助産師さん、看護師さん、麻酔医さん、掃除のおばちゃん、みんな優しくて、入院食は質素だけどお米が美味しいし、大満足でぇーす。

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