展示で大切なことはなんだろう?
おやまだ文化の森2F、ギャラリーたねで2/3(金)から新しい展示が始まりました。
写真展「出会い、繋がり、始まる、-それぞれのその後」
まるで家族のように仲の良い、女性四人による合同写真展。きっかけは、夏のとあるイベントで皆さんにお会いして、ふと写真展の話しになったのが発端でした。それがちょうど半年前の8月。無事に一つのカタチとなって、初の週末は大勢の人で賑わい、ほっと一安心した昨日。
作家さんもお客さんも、とっても良い顔をしてた。本当に良き風景。心が温まった。
作家四人である彼女たちの良さは、とても素直であること。本当にこれに尽きると思う。僕が長々とその背景を書くよりも、ギャラリーで見て頂くのが一番伝わるので、ぜひ一人でも多くの方にご来場頂きたい。
それと彼女たちのもう一つ、素敵だなぁと感じるところは、一つのカメラを長く大切に使い続けているところ。本当に素晴らしいなと思う。
人から譲り受けたカメラを今も使い続けること、故障したら修理に出して、また大切に使うこと。
壊れるまで使いきる。という感覚やモノに対する感情は、カメラにも当然あるべきだと常々思っていて、それは古いフィルムカメラでも、買ったばかりのデジカメでも同じこと。
作家の四人は登山と自然が好きで、今回の展示ではそういった豊かなロケーションの写真がとても多い。モノを安易に捨てないこと、一つのモノを長く大切に使うことは、日頃から自然の環境に身を置いてることが繋がっているのかな…と思う。
今回の展示作家である四名は、写真はプロとしてお仕事をしている訳ではないし、あくまで皆んな「大切な趣味」と表現しているけど、今ギャラリーの空間は、私たちの展示を見てほしい。という、彼女たちの想いに溢れています。
今春、初の公募展も企画していて、まさにそんな気持ちで一人でも多くの方にエントリーして頂きたい。色々な考え方があるけど、僕が思うギャラリーの展示は、作家性、経験、知識や技術…それも大切だけど、「自分の作品を見てほしい」という、強い想い。それが何よりも圧倒的に大切だと考えています。
なのでギャラリーたねの展示は、プロアマチュアは全く問わないし、チャレンジしたい。という気持ちを伝えてもらえたら、全力で応援とバックアップをしていきます。この先もそんな人がウチに集まってくれたら、本当に嬉しい。
今後もこの場所で、多くの人が種を蒔き、多くの出会いが生まれますように。