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シンゲキCAMP2019~北海道デジタルマーケティングの祭典~に参加#02

2つ目のセッションはよつばデザインの後藤 賢司さんによる「ウェブサイトで動画を活用し結果を出すための狙い所と実践」でした。

様々なメディアで動画が用いられるようになった昨今で、どのように動画を使っていけば良いのか、実例と共にお話ししてくださいました。


はじめにお話しされたのは

「ユーザは、お店(=公式)が出している情報よりも他の一般ユーザが出している情報の方が正確と判断している。」

ということ。


確かに、自分自身もその傾向にあると思います。

店選びは店のHPより先に食べログのレビューを見たり、

桜の開花情報をSNSで探したり、

欲しいものをネットで調べていいものが見つからず悩んでいても、友達に勧められたら即決したり。(しかも友達の教えてくれたものは調べた時に見ていたものだったり。)


言ってしまえば、公式から出ているものは誇大広告のようなものと、初めから構えて受け止めてしまっているということかもしれません。


そんな中、動画は「盛れない」という特徴が。

つまり、リアルを見てもらうことができて、ユーザに信頼してもらうことができるツールということでもあるとのことでした。


そのことを意識した上で、動画を作る際にはこんなことに気をつけるべきと教えていただきました。


・動画であってもメッセージは1つに絞る。

・動画のジャンルを明確にする。


気をつけるべきことは静止画とも一緒でユーザに対してシンプルで明確な情報を届けることが大切。



後藤さんが実例として見せてくださった1つに不動産のウェブサイトがありました。

ここのアパートは空室が4割ほど出てしまっていることが課題の案件だったそうなのですが、

サイトのファーストビューに動画を使い、リビングやバスルーム、それぞれの部屋の導線などをまるで内見しているかのように見せることで、来年近隣の大学に通うであろう、時間のない受験生に対して効果的にアプローチをかけたそうです。

さらに、アクセスページないにアパートから大学までの道のりをタイムラプスで掲載することで、学生本人はもちろんその親御さんなどへも安心感を持ってもらうことができたとのことでした。

この改善によって翌年アパートの空室は0になったそうです。(すごい!)



最近は動画を見ない日はないというほどたくさんの動画が発信されていますが、

後藤さんのセッションを聞いているとまだまだ改善の余地があるものばかりで、言い換えるなら伸びしろや可能性がある分野だなと思いました。

クレショフ効果やプライミング効果と言った動画を見た人間の意識についても勉強してこれからの広告同様、

「作り手が見せたいもの」ではなくて「ユーザが見たいもの」

を上手に発信していく必要があると感じました。

■クレショフ効果
→断片的な映像同士を勝手にストーリで結びつける。
■プライミング効果
→先に聞いた話を勝手に関連づけて映像を見る。


地元で起業し、フォトグラファーとディレクターとして活動しています。 仕事のこと、撮影のこと、ジャンル問わず備忘録として書き残しています。