見出し画像

卒業の思い出がない。

至る所で卒業という言葉を耳にする時期がまたやってきた。
Z世代に聞いた「卒業ソングといえば?」の第一位は3月9日らしい。
もう17年も前の曲らしい。レミオロメンすげえ。

僕は卒業に対して特別思い出がない。
なぜなら最後の卒業は中学校。まだまだ先の長い人生だと思ってた中坊の時に最後としての覚悟はなく、ただ義務教育が終わっただけ。

でも最後に参加した卒業式は20歳の時。
通っていた高専の卒業式だ。

僕が退学する年、同時期に入学した同期生たちは皆卒業した。
同じ年月を費やしたのに、みんなは専門卒、僕は中卒。
在学中には生徒会長まで務めたのに皮肉なもんだ。

小さい状態のマリオとフラワー取った時のマリオくらい学歴差がある同級生の卒業式当日。親御さん限定の招待制であるにもかかわらず、僕は勝手に学校へ行き、受付でゴネて騒ぎ立て、強行突破する形で会場入りした。

当然卒業生と一緒に出席しようだなんて思ってない。
ただ、友達の晴れ姿を見にきただけだ。
保護者席の最前列に座り、友達の晴れ姿を堪能した。

当時からカメラ小僧だったので、みんなの写真を撮った。
自分にしか味わえない卒業式だった。
"卒業"には思い出がなくても"卒業式"には思い出がある。
要は今の現状をどう楽しむか?


各地でおめでとうが飛び交う中、留年、浪人、退学とか。
ちょっと今の雰囲気がきつい人。

長い目で見たら1年や2年くらいどうってことない。
僕は留年も退学も経験したけど、今は本当に楽しい。

何より、留年とか浪人って同級生が普通の人に比べて倍作れるビッグイベント。人脈の確変。そんな気持ちで一旦受け入れてしまえばメンタル無双できます。

「同級生が倍」って思えるメンタル作れたら、大体のことは大丈夫になる。
まじでシンプルに倍になる。
忘年会に各クラスから呼ばれてブッキングしたりする。

そんなエビソードやメンタルをワクワクしながら受け取ってくれる大人が世の中には結構います。
確かに周りの人に迷惑かけることもあるし、反省や注意も必要だけど、前向かないのは損。

今この瞬間マイノリティなだけ。
社会に出たら何の見分けもつかん。
キャベツとレタス、ヒラメとカレイよりもわからん。
野菜ジュースの材料全部当てるくらいむずい。
だから大丈夫。


ちなみに学校退学になった年、自動車学校も退学になった。
1年に2回も退学ってできるんだね。
でも今は免許もあるし毎日運転してる。
やっぱ大丈夫。


地元で起業し、フォトグラファーとディレクターとして活動しています。 仕事のこと、撮影のこと、ジャンル問わず備忘録として書き残しています。