謎のYouTuber 石川新一郎氏(元公明党富士見市議)について
トランプ前大統領についての情報でYouTuber としては10万人の登録者を誇る石川新一郎氏。
同氏の情報については、正直、信ぴょう性は疑問、というよりありません。
ですが、昨今の期待に応えて、トランプ情報を流して再生回数を順調に稼いでいます。
同氏の経歴についていろいろな推測が出ていますので、埼玉が地元の私なりにまとめさせていただきます。
石川新一郎氏は、平成21年3月まで富士見市議会議員を3期務めていました。
もともとは公明党でした。富士見市議会副議長などの要職を歴任。議会でも「論客」と言われていました。
しかし、転機が来ます。
平成20年の市長選では現職の浦野清氏を応援。
富士見市では、浦野市長が、インドネシアのパレンバンを訪問しましたが、市長は私的旅行と言いながら向こうでは公人としての接遇を受け、友好関係の文書にまでサインしていたことが議会でも問題になっています。その旅行には石川氏も同行しています。(平成19年12月10日本会議 等)
結果は、浦野氏を破り当選した星野信吾市長(当時)が当選します。この時、公明党としては浦野氏を推薦したものの、支持母体の創価学会は星野信吾氏を応援したねじれが起きたと言われています。
(公明党の推薦と創価学会の推薦は別です。)
星野市長とは議会で対立します。星野市長が石川氏の質問に対して激怒し、「ふざけるなよ」とまで叫んだのが、議事録に残っています。(平成20年10月6日の本会議)
その後、公明党を離党し、一人会派「無所属の会」となります。
離党の理由については「浦野氏との関係が深いスキャンダルがあり、現職の星野市長と関係を改善したい公明党が切りたがっていた」などの説が地元では言われています。
石川氏は個人後援会も持っており「当落はわからない」というのが地元の評判でしたが、結果は落選。ちなみにその際「刺客」として送り込まれているのが、今の富士見市議会議長の篠田剛氏です。
その後、タクシー運転手などを経て、朝霞市に転居したようです。取材した中で「借金の返済をめぐり訴訟をした」という方もいました。
富士見市ではしばらくずっと名前が聞かれなかったのが、令和元年の参院選で久々に名前を聞き、富士見市政の関係者に衝撃を与えたというのが、地元の方からのお話しでした。
公明党離党までの流れを知らない方も多いので記させていただきました。