維新支持率低下考
令和4年の参院選では、全国の比例票では立憲を上回った維新。
この流れを見て、多くの有象無象が維新の門をたたきましたが、「政治とカネ」の問題が注目されるにつれて支持率が低下。立憲に追い抜かれました。
理由を分析すると、
①オールドメディアが生んだ維新の人気
維新の議員・候補もSNSの活用が熱心で、ツイッターでの吉村知事らの発信力には定評があります。なのでみんな「SNSで若い世代に指示を受けている」と勘違いしていますが、コロナ禍で吉村知事の全国的人気が出て、その後、維新の躍進につながりましたが、やはり「テレビ」の効果は大きく、「オールドメディア」が人気を生んでいたのです。
最近は国家百年の計を考えれば必要なことですが、「医療維新」など高齢者がいやがる政策をどんどん打ち出しています。若年層をターゲットにするという「ギャンブル」に出ていますが、わかりやすい高齢者向けの建設的な政策を打ち出すべきでしょうね。
私は東京都で大問題になっている東京博善の問題など、維新がしっかりと取り組めばプラスに働くと思います。
「東京都内に新たな公設斎場・火葬場を」は、高齢者の支持は得られえると思います。
あと振り込め詐欺の根絶に向けた施策なども。
②万博バッシング
大阪と違い、関東ではミャクミャクのポスターもまだ少なく、ピンと来ていません。テレビで出されるネガティブな情報が先行していますが、それ絵に対して有効な対応ができてません。
関東の維新の議員を見ていると一部を除き、吉村さんの人気は選挙で利用しても、吉村さんが関東に求めている万博の機運醸成に向けた動きが本当に鈍い。
ここはりっかりと対応しないといけないでしょう。
万博の機運醸成に向けた取り組みが重要です。
共産党が万博バッシングに、地方議員、新婦人、日共系教職員組合と総動員している中、対抗するためには維新側もちゃんとマニュアル化して、広域自治体・基礎自治体、また支部長のレベルでそれぞれやるべきことを「具体的」に示すことでしょう。
③親中バッシング
「自民党より右」のイメージもある人もいた維新。
最近は保守層以外にも支持を広げようという動き(これは安倍政権のときの安倍さんの動きもまた同じ)を打っておりますが、非自民の保守層を日本保守党に持っていかれたのが、東京15区補選でした。
音喜多氏が李小牧をボランティアで出入りさせたマイナス効果はすごかったと思います。仮にも立憲の元区議候補であり、一定のインフルエンサーをボランティアと一緒にすべきではないでしょうに。彼がボランティアでいる写真を上げてからネット界の流れが変わっちゃいました。
尖閣諸島に上陸した和田有一郎代議士を先頭に保守派議員はたくさんいるし、ウイグル問題に熱心な議員も多いのに生かし切れていない。
対中国に厳しい姿勢をしっかりと強化すべきでしょう。
④政治改革で動きが鈍い
パーティー禁止を立憲が打ち出し、維新が条件付きで存続を示すという、普段とは逆の構図になってしまいました。
多くの中小企業にとって付き合いで買わされるパーティーもたまったものではない。なので、事情が分かる人は、廃止がみんな喜ぶんです。
もっとパーティー禁止、そしてその代わりの政治資金の代案こそ示すべきでした。
スウェーデンであるような宝くじの発行権を政党に認めるなど、広く浅く集める方法を考えるべきだし、個人主体から政党主体に政治の仕組みを変えるチャンスでもあると思います。
私からの追加の提言です。
大阪府政・市政でもっと保守色を出すことだと思います。
具体的には、
・公費での政党機関紙購読は打ち切る
・維新首長のところでは庁舎内で赤旗の勧誘はさせない
・吉村府知事の靖国神社・大阪護国神社への公式参拝
・自衛隊からの危機管理部門への出向を打ち出す
などがあると思います。
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