大切な人とお別れした話。

先日、大好きな祖母が亡くなった。
葬儀が終わった今もまだあまり実感がないので、頭の中にぐるぐるまわっている文字を起こしてみようと思う。

料理が上手で頑固でちょっぴり気難しい祖母は、私のことはとことん可愛がってくれていた。

小学1年生の頃から、夏休みには祖父母に会いに1人で飛行機に乗って関西まで行っていた。
一緒に料理をしたり、盆踊りを教えてもらったり、手伝いで一緒に買い物に行ったらみんなに内緒でアイスを食べさせてもらったり。
孫の中で唯一離れて住んでいる分、会った時には随分と甘やかされていたと思う。

子供の頃の私からしたら、祖母はなんでもできて
近所の子供からおばちゃんたちまで、みんなから慕われる、とっても大きい存在だった。

毎年、お正月には祖父母の家に親戚一同集まっていたけれど、コロナでしばらく会えない間に祖母は身体のあちこち悪くなっていって、転倒して怪我をしたり、一時的に入院することも度々あった。

そんな報せを聞く度に
歳をとっていくことがとても怖くて、どうしようもなく寂しくて、やるせないなって思ったのを今でも覚えている。

今年の4月。
3年振りに会った祖母は随分と小さく、疲れているように見えた。

翌月の5月に、東京で行う私の弟の結婚式のために、毎日リハビリを頑張っているそう。
そんな祖母にプロテインをプレゼントした。
（というか、親戚一同でプロテイン試飲会をした）

「私が働いている会社で作ってるんだよ！美味しいし、身体にもいいから飲んでみてよ。」
「これ飲んだら元気になれるんか？」
「なれるよ！結婚式、元気に東京まで来てくれなきゃ困るんだから！」

もう、気休めでもなんでもいいから何か変わりますようにと。
そんな気持ちでプロテインを持って行った（しかも6kgも）

祖母のお気に入りはカフェオレ風味。
あれからちゃんと毎日飲んでいて、なくなったら電話をくれた。
つい最近、2袋送ったばっかり、だったんだけどな。

私の結婚式まで元気でいてよ！
ほんまやなぁ。あんたのドレス姿見るまで頑張らんとな。

そんな会話をしてからたったの3ヶ月半。
もう、ちょっと。早いんじゃない？

亡くなった祖母に初めてあったとき、あまりに穏やかな表情で、肌ツヤが良すぎて、今にも起きてきそうで。
思わず、寝てるだけじゃないの？と声をかけてしまった。

亡くなる前日まで、毎朝プロテインを飲んでいたそう。
最期まで祖母の近くにいた親戚からは「プロテインを飲み始めてから目に見えて肌も綺麗になったし、元気になっていた。それが本当に嬉しかった」と。
祖母の友人たちから「果穂ちゃんが送ってきてくれる、っていっつも自慢してたで。」と。

訃報の連絡を受けたときも、眠ったように横になる祖母の顔を見たときも、ずっと現実味がなくて泣けなかったけど、それを聞いてなんか涙が出た。
嬉しさと寂しさが混ざってよく分からない感情だったと思う。

あと、プロテインすごー！って思った。
本当に本当に、私より母より、祖母が1番肌が綺麗だった！びっくり！すごくない？？？

（ただ、祖母はさいごまで“プロテイン”を覚えられず、“コラーゲン”と呼んでいたけど。笑）

火葬の時は思い出の品と一緒に、棺にもプロテインを入れた。
みんな当たり前のようにプロテインを入れるから、何だか笑ってしまった。

ちゃんと生活の一部になってたんだなぁ。

大切な人とのお別れがあると、毎回考える。
今会える大切な人たちに、あと何回会えるんだろう？

1回でも多く会えるよう
1日でも長く健康でいられるよう
もっと、はやく、なにかしなきゃ。

出来ることがまだ無限にあるはず。
もっともっと、大きいことがしたい。

誰かとその大切な人の時間を、少しでも増やすために。
歳を重ねることを恐れなくてもいいように。

自分はちっぽけで、何にもできないけど
VALXというブランドを使えばもっと誰かの役にたてるはず。
（会社のことも、今のポジションも、ぜーんぶ利用しちゃえって思ってる）

お年寄りに今のVALXのシェイカーは使いにくいこと。
（薬局で売ってる知らないメーカーのを使ってた）
パウチからスプーンですくうのは、こぼしてしまうことが多くて少し大変そう。
200mlを1食で飲みきるのは難しいとか。

そんなところから変えていくのもいいかもしれない。
病気や老化に勝てる商品を世に送り出せたらもっといいよね。

そんなことを、東京に戻る新幹線の中で考えてた。
なんか書き連ねたら綺麗事みたいになっちゃったけど、本心と、こっそり決意表明。

おばあちゃん。
今までたくさんありがとう。

仕事にかまけてなかなか会いに行けなくてごめんね。
ドレス姿を見せてあげられなくてごめんね。

おばあちゃんの孫で本当に幸せだった！
だいすきだよ。ゆっくり休んでね。

おばあちゃんのプロテイン入れ︎☺︎