IRって何ですか?~第三章治安対策~
今回は「治安」への対策についてです。
カジノ設置の免許を付与する際に徹底的に調査を行うほか、カジノ施設入場に関して厳格な入場制限をかけます。
また、事業者・警察・自治体が連携し、犯罪予防に努めます。IR施設周辺に防犯カメラを設置し、周辺地域の治安を向上させるほか、事業者側には24時間の警備体制を求めていきます。
実際に、シンガポールでは、これらをはじめとする対策を徹底して行った結果、ギャンブル依存症の患者率は低下し、犯罪数も増えることはありませんでした。
ギャンブル依存症の患者率は、開業前の2008年には、レベル2(問題性ギャンブル依存)とレベル3(病的ギャンブル依存)を合わせて2.9%でしたが、開業後の2014年には、0.7%まで低下しています。
また、犯罪件数も開業前の2009年には665件だったものが、2015年には607件となっています。
次回は、なぜ、横浜市にIRが必要となるのかについてお話いたします。
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