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十二月一日、私の誕生日です。 おかえりなさい。 離婚届にサインをし、 役所へ提出してもら…
ヤケになる風を月が慰める。 太陽と争った風は、旅人の上着を剥がそうとし失敗。じわじわと…
来年のことを言えば鬼が笑う。 鬼よ、笑え。 2025年創作大賞に参加するか、しないか。 今…
←⑦ ⑨→ 第八話 真百合が頬を叩かれ、周囲の…
池袋暴走事故の被告が他界し、noteのお友達 ひーさんが被害者遺族の言葉を載せていらした。 …
←⑥ ⑧→ 第七話 真百合との話し合いの後、…
←⑤ ⑦→ 第六話 月曜日の午後。 私は大学の講義を終え、菜摘たちとカフェで集まることにした。真百合のことが頭から離れず、心の中には不満が沸騰している。 真百合からは反省の色もなく、むしろイベントでの騒動を忘れているかのようだった。 栗子と陽菜も同じ気持ちを抱えているのをLINEのメッセージで知っていた。 「やっぱり、真百合をどうにかしないと」 栗子が切り出した。 「彼女に直接聞いてみるのが一番だと思う」 「でも、
←④ ⑥→ 第五話 昨日の騒動を受けて今日は日…
三葉亭くん、筆は進んでいるか。 変わりはないか。 キミのno+eを読みました。 先日、…
人はひとりで生まれ ひとりで死んでゆく 困難に立ち向かうときも 決断も ひとり 幼子で覚え…
働いていた頃、最初の組織での経験から 「今日は平和だよね」という言葉が 各自異なる意味を…
←③ ⑤→ 第四話 栗子のLINEにはリンクが貼られており、開くと twitterが紐付けされて…
←② ④→ 第三話 一月の寒空と肌が切れそうな風は緊張へ発破をかけるようだ。 私…
←① ③→ 第二話 栗子が帰ったあと、私は混乱状態で真百合のブログを開き「いいね」が多い記事から読み進めていく。画面に映る真百合の微笑がどこか冷酷に感じられた。 「ひょっとして、このエピソードは……」 頭の中に疑念が浮かぶ。 私たちは女子が少ない学科に在籍し、どの子とも仲良くやっている。 波風を立てないように、リーダー格の真百合を怒らせないように、皆が気を遣っている。 真百合は気に入らないことがあると口調が荒くなり、物を投げるなど乱暴な一面を持っていた。