タイタンの学校芸人コース3期の考え方について

みなさんこんにちは。はやしで御座います。
今日はタイタンの学校の芸人コースの3期の考え方について少し話をしようかと思います。

3期の構想については2020年1月くらいから議論が酌み交わされてきており、僕のPCの履歴では2020年2月21日に最初の講義構想の資料が作成されています。

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※タイタンの学校芸人コース3期構想0221(はやし作成)より抜粋

今回3期に挑むにあたり2期までの反省点を色々検討し、どうしたらよりよくなるかを再度検討致しました。その中で「稽古」と「ネタ見せ」と「ライブ」の違いについてより明確化するべきという課題に行き当たりました。

1期から2期でも大きく変化させた芸人コースのカリキュラムなのですが、3期ではより強固なものにすべく体制そのものにメスを入れています。

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これまで高橋洋二講師(サンデージャポン(現任)、タモリのボキャブラ天国他)、野口悠介講師(爆報! THE フライデー、爆笑問題カーボーイ他)にネタ作りからネタ見せまで全て通しで見てもらっておりました。お二方とも大変熱意をもってやって頂いており1期2期の創業時期に大変尽力頂きました。申し分のない講師の先生であることは間違いないです。

一方で育てる人と評価する人が同じ人物だと受講生との距離感が近すぎてしまい「ネタ作り」~「ネタ見せ」の境界線が曖昧になってしまったという反省点がありました。

2期でもこれは個人的な感覚ではありますが、高橋講師や野口講師にネタを見てもらうにあたり、緊張感が薄れている部分が散見されることがありました。今も一線で活躍されている高橋講師や野口講師にネタを見てもらえる機会があるというのは本当に貴重な時間です。しかしお二方との距離が近くなるにつれ、見てもらうまでのクオリティに至っていないまま講義に参加するシーンがチラホラ。

またライブ前のオーディションについても同様です。従来のネタ見せ講義とは違う高い温度感で臨みきれない状況を作り出してしまっていると感じる時がありました。

こういった緊張感を作り出すことが出来ていない原因は講師の先生方にあるわけではなく、また受講生が必ずしも悪いわけではなく、我々のカリキュラムの作り方に難があると判断しました。「稽古(練習)」と「本番」の境目を明確にしていき人に見てもらう緊張感をいかに作り出すかということを最優先に考え3期の講義構成を進めることにしました。

タイタンの学校事務局内及び野口講師にも参加頂き議論・検討を重ねた結果、熱意をもってやって頂いていた高橋講師・野口講師のお二方には本当に申し訳ない思いでいっぱいではあったのですが、お二人にネタを見て頂くのはオーディションに留めようという結論に至りました。シビアに作品の品質を見てもらうべく、お二方と受講生の間の距離感を作りつつ緊張感を高めていくというプランを選択したわけです。

では育成の部分はどなたに担当頂くか、というところです。タイタンの学校2期の夏頃からフリーの芸人、作家として活躍中の勝又:さんに芸人コースの講義をお手伝い頂いておりました。勝又:さんの指導は先述のお二方とはまた違った観点がありながらも、お二方と同じくらい受講生から支持を受けておりました。

また、芸人の経験があるからこそ言える厳しい視点や練習方法などの指導は作家の先生とはまた違ったアプローチがあるということを勉強させて頂きました。

勝又:さんの投入に一定の成果があったところから育成パートについては芸人として活躍されたご経験のある講師を誘致するべきではないか、という考えに徐々にシフトしていきます。

タイタンには芸人出身の作家の先生で猿橋英之さんという方がいらっしゃいます。猿橋さんも元々は5番6番というコンビ名で爆笑オンエアバトルを始めとするネタ番組でも大変に活躍された方です。

以前から猿橋さんにもタイタンの学校の講師をお願いしていたのですが、猿橋さんご自身のお仕事のスケジュールの課題もあり単発的なものに留まっていました。しかしながらやはりその芸人の経験からくるお話は非常に為になるものも多く是非もっと中核で関わってほしいと以前より願っていた方の一人です。

そういった背景から今回猿橋さん、勝又:さんに改めて育成パートの依頼をしたところお二方ともお忙しい中ではありますが、何とかスケジュールを頂ける事となり現状考えられる最高の座組が完成したわけです。

資料

芸人として活躍されていた経験のあるお二方からネタを教わり、爆笑問題に最も近い作家のお二人にそれを評定してもらうという現状考えられる最もよい形の構図であると自負しております。

今回のこのプランの導入に至っては高橋講師、野口講師にも大変沢山のお時間、またご指導を頂き、また猿橋講師、勝又:講師にも多大なご協力を頂きここまで辿り着くことが出来ました。

あとはこの座組の中で最適なアクションを講じていき、一人一人の受講生が最もパフォーマンスを出せる状況を維持しつつ、願わくば一人でも多く所属に至るという結果を得られるよう2021年3月まで走り抜けたいと考えております。



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