見出し画像

チャートパターンは大衆心理の塊。しっかりと理解して一手先を読め!!

こんにちは。
第一弾が思いの外反応が良く沢山の評価をいただきました。本当にありがとうございます。皆さんのリプやいいねがとても励みになります。今後ともよろしくお願いします。

それでは、今回は第二弾の【大衆心理の現れ】についてご紹介して行きますのでどうか最後までお付き合いください。

皆さんはチャートパターンという言葉をご存知でしょうか?恐らくこの記事を読んでいる方のほぼの方は知っているかと思いますがFX始めたばかりの方に対して軽くご説明すると。テクニカル分析の1つで、相場における不規則の動きの中から勇逸同じ動き方をする形が出現するのがチャートパターンになります。そこから、次に起きるアクションを予測することのできる示唆の1つです。

FXでは、だれでも一度は聞いたことはある代表的なチャートパターン

・ダブルボトム&ダブルトップ
・三尊&逆三尊

など…ほかにも沢山あるかと思います。上記の二つのチャートパターンは特に代表的で意外とよく出現するので知っている方は多いかと思います。
今回は、これらチャートパターンにもしっかりとした原理が存在していてこの原理を知っている方が意外と知らない方が多いのです。

何故かって?本ではしっかりと教えてくれないからなんです。

『三尊=売り』『逆三尊=買い』←確かに認識的にはあっているが形だけの認識だとぼんやりとしたトレードになりがちで自分が思っていたシナリオと真逆の動きをされてしまうと理解に追いつけず損切ができないメンタルが不安定になるなどが起きてしまいますのでしっかりと原理を理解していきましょう。

・本で説明されるチャートパターン

実際に私が昔FXを始めた当初は本から勉強していました。
どの本を今見返しても説明不足で図面の通りの説明ばかりで本質が説明されていないものばかりでした。確かに当時は大衆心理も何も知らなかったのでこの形だけ覚えてネックライン抜けたらエントリーすればいいのかぐらいにしか思いませんでしたし。そんなふんわりな認識のばかり痛い目にうことも多々ありました(笑)

例えばですが、代表的な三尊&逆三尊というチャートパターンの説明があったとします。私が読んだ本ですと以下のような説明でした。

画像21

そして、上記のように簡易的な説明を交えて以下の説明文でした。

三尊とは、上の図のように、まず高値(1)を付けた後に安値(1)まで下がりネックラインで再度上昇します。そしてそこから最高値(2)を付けて再度下がり再びネックライン到達し上昇するが最高値(2)にを超えることは出来ずに高値(3)止まりになってしまう。その後は今まで支えになってきていたネックラインを抜けていくことでトレンドは転換していきます。その為、ネックラインを抜けた所で売りを狙っていくと効果的でしょう。

というような説明でした。この説明見てわかることは図の形が出現したらネックライン抜けたところで売りに入ればいい。これだけしか理解できませんし図をそのまま説明しているだけなのでなんのためにもなりません。

三尊にも形はこれだけではありませんし動く相場ではこんなに綺麗な形は滅多にありません。よって三尊というチャートパターンがあるんだくらいにしかなりませんよね(笑)

そんな簡易的な説明しかされていない本ばかりでした。

・チャートパターンは大衆の思惑の現れ原理を理解しよう。

チャートパターンには、大衆心理の現れ買いと売りの膠着によって出現するパターンの一つです。このパターンがよくあらわれる理由は買い勢の『高値を目指したい更新したい思いの現れ』と売り勢の『ここが終点だろう。逆張り狙いの売りなどの両者が現れ』で膠着を繰り返して三尊やダブルボトムなどの形が現れるわけです。これらの基本的な原理を理解することで初めて役に立ちますしもっと早い段階で見切りだって付けられるようになります。

これらのチャートパターンにはすべて大衆心理を使えば何故、三尊ネックライン抜けや戻り売りが有効になるのかがわかるようになるので今までチキン利確だったり無駄に焦って切ってしまう何てことも減らせるわけです。

例えば、三尊ができる過程を説明してきますと。
以下のチャート形状見てわかることは

(1)上昇トレンド
(2)最高値を更新しレジサポ転換している
(3)そして、レジスタンスラインを背にしてロングで買いが先行されていること。『押し目』が入り始めている状態

ここまでは、多くのトレーダーネックラインを背にして買い目線で見ているため押し目で買いが入って上昇していきます。ただし、この上昇が最高値まで到達出来ずに下がり始めてしまうとネックラインを背にして買いをした人達の不安が煽られ。

『あれ、高値更新難しそう』
『これは、上値が重そうだ三尊作るかも』

といったようにベテラントレーダーはこの時点で決済が入って来るわけです。そうなると、相場は力を失い売りで下がり始め徐々に価格は落ちていくのです。

画像21

ちなみに、この赤丸の部分でベテラントレーダーが決済した理由としてはたくさんあると思います。初心者の方からすればなぜこのポイントで決済してくるのか?と疑問に思うでしょう。それは一つ目に山のトップでのポイントで逆張りの売りを仕掛けていたりこれ以上の上昇はよくないと判断している方の売り注文が入りやすいポイントだったりするわけなんですよね。

よって判断の遅れた買い勢はこの急落を見た人達が慌てて、

『これは、やばい下がり方するかも』
『ダメそうだな担がれる前に利食いしておこう』
画像21

と判断して、買いの決済が更なる売りの燃料となるわけです。
そして、遂にはネックラインまで下げていき。この時点で三尊は出来上がり決済が遅れたトレーダーや上昇トレンドの初めからもっていた人達がここで終点になったと三尊を見て売りはじめネックラインを抜けていきます。

当然ですがそれを狙っている売り勢は多いのでネックラインを抜けると勢いよく下げていくことが多いです。

画像21

これらの条件で三尊のネックライン抜けは売りが有効といわれているんです。要するに買い勢の決済(売り)と損切による下落狙いですね。また、サポレジ転換の法則により、ネックライン抜けに乗り遅れた人達は戻り売りくを狙う人も出てきます。

画像21

更にはこれに加えネックライン抜けで買い勢の決済し忘れの人や決済出来なかった人達の『お、戻ってきたからここで決済しよう』と思って建値決済の方も現れるのでサポレジ転換されていきやすいのです。

この2つの思惑が心理的に働くことで、

・新規売り
・買いの決済

という両方の売りへの燃料となり、大きく下落していくのです。
これが、三尊の戻り売りが有効な理由です。

画像21

このように、チャートパターンは、作られる原理を理解することでエントリーに迷いもなくなり撤退するにも決心がつけやすいのでトレードに十分生かすことができます。

・チャートパターンが出来る仕組み

チャートパターンは、冒頭でもお伝えしたように自然とできたのではなく多くのトレーダーの思惑の交差によってできなたものです。よって大衆心理を考えていけば、「なぜその形になるのか?」を理解できるようになります。

例えば、ダブルボトムができる仕組みを考えていきましょう。まず、ダブルボトムは基本的に、下落トレンドの最中にトレンド転換を示唆するチャートパターン。要は下落トレンドの底だと示します。

つまりは、前提として買い勢より売り勢の方が圧倒的に多いというわけです。買いたいと思う人より売りたいと思う人の方が多い状態。
よって下落トレンドの状態で戻りが入って上昇した後に売ってくる(戻り売り)方が多いので、再度上げてくれば売りの圧力がかかる

画像21

ここで通常であれば、下落トレンドなので、直近の安値を更新して下落トレンドは継続していくと思います。しかし、ここで安値を更新されなかった場合に上から売って含み益になっている人達が、『あれ?安値更新難しい?』
この時点で売り勢は少し不安を煽られ徐々に売りポジションを決済され始めます。売りの決済は買い戻しとなるので価格は上昇する要因となります。

画像21

更にこれに加えて、『これだけ下げたのならいい加減ボトムでしょ』と思う方も増えてきて安値の更新渋っている動きをみて逆張りで買いを仕掛けてくる方も増えてきます。

画像21

あとは価格が上昇するにつれて、この2つの思惑が強くなり、売りたい派と買いたい派の膠着によりダブルボトムが完成するのです。

画像21

更に下落トレンドの場合ダブルボトムを完成してもまだここから売りが入って来る可能性は十分にあり得ます。何故なら、全体の流れはまだ下落トレンドの最中なのでネックライン抜けするまではなんとも言えないのが現状です。しかし、ネックラインを抜けダウ理論が完全否定された場合はこのまま、トレンドが終点とみて買い勢が一気に入って来るでしょう。

しかし、ネックラインを抜けないパターンだと逆張りの買い勢がネックラインを抜けない売り圧力がまだまだ諦めないとなると買い勢は『抜けないな下落トレンドだしあまり無理しないようにこの辺で利確しよう』と判断しネックラインタッチで利食いするパターンもあります。

画像21

仮にこうなった場合はダブルトップの更なる売り圧力として燃料に変わったりしますのでやはり最後まで気は抜けません。こうならないためにも大衆心理というのは常に予測しておくのが大切なのです。

もちろん、ダブルボトムネックを強く抜けると大衆の心理は大きく変わり今度は売っている人達は

『ネックライン抜けてきちゃった』
『しかも、ダブルボトムネックを上抜け』
『これはトレンドが変わりそうだな』

と判断し決済を始めます。

ただし、大きく見ていくと全然まだ下落トレンドの最中なので、積極的な買いは入りにくい局面でもあるのでここから更なる上昇は中々ないと思います。その為、一旦は戻りがある動きがあると思います。

画像21

そして、レートがネックラインまで来た時にここでレジサポ転換をする動きになると売っている人達が初めて本格的に決済が一気に入って来るわけです。更には、買いをずっと狙っていた人達も

『売り勢が決済始めたな』
『もうトレンド転換確定かな』

と考える方も増えていき本格的な買いが入り大きく伸びて上昇していくことになるのです。

画像21

よってダブルボトムネック抜けは買いが有効といわれるのです。
もちろん、ダブルトップも同じ原理です。

・チャートパターンは形を覚えているだけでは使えない

上記の説明の通りチャートパターンには必ず作られる理由があるのでトレーダーの考えるポイントを逆手に取らずに形のみで判断しているとほとんど使い物になりません。いつかは必ず痛い目にも合うと思います。

昔、私もダブルボトムやほかのチャートパターン形そのまま暗記していざ相場でその形を見つけてその通りにエントリーしたことがあります。その結果は騙される形で往復ビンタで連敗ばかりの結果となってしまいました。

これの原因は教科書通りに狙いすぎたこと。

相場というのは常にたくさんのトレーダーによって動かしていますそのため必ずしも教科書通りに綺麗に動くとは限りません。当然ダブルボトムを作る過程で値動きはジグザグに不規則に動きサポートとなる場所がネックからずれることがあるからです。何度も言いますがチャートパターンは買いと売りの膠着によって作り出されるので当然ごちゃごちゃした動きになるのは当たり前です。

画像21

むしろ、私の経験上では、ネックラインでぴったしで止まることは中々ありません。当然髭ではみ出すこともあれば実体ではみ出すことなんてよくあることです。更にはサポートでは止まらずに騙しの形となりそのまま下に抜けていくことも。

結局、下落トレンドは継続した

なんてことは普通にあり得ることです。

画像21

よって形だけ覚えても意味がないんです。セオリー通り動くことは少なく、ダブルボトムが出来ても買い勢をだましてそれを燃料に安値を更新していく。

・細かいサポートライン
・レートが戻ってくる角度
・相場の流れ

といったような細かい所も確認していかないと本当に見極めるのは難しいのです。

・大衆心理は複数時間足チャートを使いこなすことで制度は上がる(フラクタル構造)

私が特に大衆心理の中で特に意識していることそれはフラクタル構造です。皆さんはこのフラクタル構造理論はご存知でしょうか?

フラクタル構造の理論を理解することで、FXのチャートを複数の時間足にわたって分析する「マルチタイムフレーム分析」のことが、これまでに比べて大きく理解できるようになるでしょう。

以前にもお伝えしていますが相場とはトレーダーの思惑によって作り出されています。そんなマルチタイムフレーム分析の肝と言っても過言ではないフラクタル構造について解説していきます。

フラクタル構造ってなに?と思う方もいるかと思います。そんな方に向けて軽く説明しますと。

『どんなに小さな一部分をとっても、それが全体と同じ形をしている構造』のことです。これを、自己相似と一般的には呼ばれたりしています。自然界によって作り出される一部のものはこのフラクタル構造で形成されていたりします。

一部例を挙げていくと、「雪の結晶」「海岸線」「ブロッコリー」など…といったものが有名です。

画像21

雪の結晶の先端やブロッコリーの先端を拡大していくと、そこには、結晶全体と同じ形した結晶が集まっているのがわかります。

一番わかりやすいのがブロッコリーなのですが集合体恐怖症の方にとっては少しグロイ感じになっているので画像は控えさせていただきます(笑)気になる方はご自身で調べてみてください!

これらの、構造は実物からズームしてさらに拡大していくとそこには、全体と同じ構造がまた現れるというのが特徴です。

これを『フラクタル構造』といいます。

これの原理は相場にも実は存在します。なぜ存在するのか?それは為替には1本のローソク足に対して1時間のものをズームさせると1時間分の足で形成した細かなローソク足が存在するからなんです。

年足→月足→日足→4時間足→1時間足→30分足→15分足→5分足→1分足

理屈の上では、一部分を拡大してもそこには同じ構造が広がっておりこれを何度も拡大していっても同じ構造が無限に全体と同じ構造がそこには現れるということです。

では、これらをFXのチャートで見ていくとどうなるか?
まずは、ごく普通の日足チャートを見ていきましょう。

画像21

シンプルなローソク足だけのチャートなので、トレンドの状態や、ダブルトップなどのチャートパターンがわかります。
当たり前でご存知かとは思いますが日足とは1日の動きが1本でまとまっています。ではそんな1本の動き長い時間かけて形成したダブルトップを更にズームさせて細かい動きを見ていきましょう。

画像21

ここで4時間足でズームさせてみました。4時間足のローソク足が6本で形成させると日足の1本の完成です。なので、日足を4時間足の拡大は6倍に拡大したチャートになります。日足のダブルトップの中に更なるダブルトップが形成されネックライン抜けも確認できています。ここから更に細かく見ましょう。

画像21

4時間足から1時間足に拡大したものです。こちらでも、日足→4時間足→と同じ形のダブルトップが形成されていますね。
これらから、わかることは上位足では長時間に渡って売り買いの膠着が続き少なからずこの辺で一旦の売りが意識され始めている売りが優勢というのがわかります。

このように、1とつの大きなダブルトップを日足で描きその中で小さく更にダブルトップが存在していきます。

なので、細分化されればされるほど意識は上位足から短期足にかけて強く意識され大きく抜けていく結果へとつながっていくわけです。

どうでしょう?ここでもやはり同じように、トレンドの状態やダブルトップなのどのパターンが現れフラクタル構造になっていることがお判りでしょう。もちろん、ダブルトップに限ったお話ではありません。わかりやすく説明するため統一させただけで日足のダブルトップの中にヘッド&ショルダーや下落ウェッジなど様々なチャートパターンが出現してきます。

上位足でダブルトップ強い売りの現れとなれば流れは売りで仕掛けたいと思うのは自然なことです。フラクタル構造とはその波にどれだけの思惑(チャートパターン)があるのか?上昇パターンが連なって相場を作っているのか?下落パターンを作って相場を作っているのか?このどちらかを見極めることがマルチタイムフレーム分析においてとても重要なわけなのです。

画像20

ここまで見てきた流れを理解して初めてチャートパターンの信憑性や根拠つくり大衆がどう思っているのか?を理解することができます。また、マルタイム分析はただ流れを見るだけではダメなんだとわかるかと思います。大事なのは肝をしっかりと理解することで一つ一つに根拠がつけられるようにすることです。

・マルチタイムフレーム分析は、フラクタル構造で出来ている。

大きな時間足のFXチャートの一部分を拡大していくとそこには、同じような動きが存在する(フラクタル構造)

つまり、それぞれの時間軸のチャートには、そのスケール(拡大率)が違うだけで、値動き自体は同じようなものです。違いは、その値動きができた

「時間の長さ」

だけなのです。日足チャートではダブルトップができるには、数週間から数か月かかりますが、5分足だと数時間で同じパターンが現れるのです。この、「どの時間足でも値動きのパターンは同様である(フラクタル構造)」という特徴を使うと、大きな時間足の変化を小さな時間足で早めに捉えられることができるようになります。これを応用すれば小さな時間足でもトレンドが終わる状況というのも想定することだって可能になるわけなのです。

・まとめ

こんな感じで長々と説明してしまいましたが大衆心理の深堀りとその見分け方などを詰め込みましたがいかがでしたでしょうか?

難しいと感じる方もいるとは思います。しかし、相場は機械的に動いているのではなく我々人間の心理(思惑)によって作り出されているのがチャートになります。手法ばかり極めてもそれは限界に近いものです。本当に勝ちたいと思うのなら相手の心理を読み解く力を相場から導きだせるようになることが鍵です。この手法がこう示しているから売りだ買いだではなくこの手法はこう示しているじゃあ、大衆はどうしかけてくるのか?ここが、とても大事になってきます。

以上が無料note第2弾でした。最後にこの記事が少しでも参考になった面白かったと思いましたらいいねとfollowよろしくお願いします!

無料note第3弾公開も予定しておりますので是非、お楽しみに!!


【ここまで、読んでいただいた方へ重大告知】

大衆心理を使ってどのように相場を見て判断しエントリーから決済までの流れを決めているのか?私目線で実際のトレード履歴と一緒に解説した記事を限定公開する予定です。

※その記事は無料ではなく有料となってしまいます。販売価格5500円と予定しています。

私の手法の一部といっても過言ではないくらいの大切な知識となります。
有料にするのは安く学んでほしくないと言う思いから有料とさせていただいておりますのでご理解いただけたらと思います。

詳細が決まりましたら追ってTwitterにて告知していきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?