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物価高騰の終わりについて考えた話

 朝、コーヒーを淹れながら、ふと考えた。

「この物価高騰、いったい いつまで続くんだ?」

コーヒー豆は去年より30%高くなっている。牛乳もパンも値上がりし、ガソリンスタンドでは「あれ? これ満タンにすると家賃払えるんじゃない?」という錯覚に襲われる。

このまま行くと、数年後には「ラーメン一杯2000円」が普通になり、スーパーのレジで「お会計3万円になります」と言われ、「すみません、今月は無理です」と返す未来が待っているのではないか?

僕はシンクにもたれ、深く考えた。

物価が上がる理由は簡単だ。エネルギーコストの上昇、円安、原材料費の高騰、そして企業が「ちょっと上げてもみんな払うよね?」と味をしめてしまった結果だ。

では、 この流れはどこで止まるのか?

一つの可能性は、「どこかで人々が耐えられなくなる」ということだ。

ある日、誰かがスーパーのレジで「こんなに高いなら、もう買いません」と言い、それが連鎖して、売れなくなった企業が「ごめんなさい、やっぱり値下げします」となる。

でも、そんな未来は あまりにも理想的 すぎる。

実際はみんな文句を言いながらも、結局買うのだ。「仕方ないよね」とか言いながら、ほんの少し安いものを選び、量を減らし、なんとなくやり過ごす。

つまり、物価高騰の終わりは みんなが諦めたとき なのかもしれない。

「これ以上は無理」となったとき、世界はようやくバランスを取るのかもしれない。

でも、それが 何年後になるのか?

2年後か、5年後か、10年後か?

僕はコーヒーを一口飲んだ。

もし10年後もこのままだったら? もしかして、僕は「500円の牛乳が安い」とか、「3000円の定食ならコスパいいよね」とか、平然と言う人間になってしまうのだろうか?

そして、そのときになって僕はふと思うのだろう。

「そういえば、昔はラーメンって1000円以下だったよな」

僕は静かにカップを置き、窓の外を見た。

物価は、いったいどこまで僕たちを試すつもりなのだろうか。

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