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なぜオートファジーが健康分野で注目されているのか?🌈

私たちの体は、約37兆個の細胞でできています。

もちろん、すべて生きている細胞。

その中から要らなくなった細胞を回収したり、有害ものを察知して分解・リサイクルしてくれるのが『オートファジー』です。

そのリサイクル率は、なんと100%。

細胞は、細菌やウイルスに感染すると、それらを取り囲んで隔離し、リソソームと呼ばれる器官に運び、分解します。

オートファジーは、この『細胞の新陳代謝』と『有害物除去』の2つの作用を通じて、私たちの細胞の健康を守る仕組みです。

これだけでなく、生活習慣病・神経疾患・心不全・がん・貧血・炎症性疾患・感染症など、様々な病気を未然に防いでくれています。


そんな最強のオートファジーがあるのに、私たちの体はなぜ、病気になってしまうのでしょうか?


オートファジーは、肝臓の細胞の中に溜まる脂肪の塊(脂肪滴)も分解してくれますが、

・有害物がオートファジーの処理能力を上回って増えた時
・オートファジーの働きが何らかの理由で鈍っている時

分解が上手くできなくなり、肝臓に脂肪が溜まってしまいます。

その場合、『脂肪肝』という病気になりやすくなります。

脂肪肝は、生活習慣病の一種で、日本では成人の4人に1人がなると言われている病気。

脂肪肝を放置してしまうと、肝硬変や肝がんになるリスクが高まります。

実は、私たちの肌の色を決めているのも、オートファジー。

オートファジーは、年齢によって、働きが悪くなることが分かっています。

『加齢性疾患』とも呼ばれ、アルツハイマー病など、様々な病気になりやすくなります。


そんな私たちにとって重要なオートファジーは、今、様々な商品から摂取することが可能です。

オートファジーは、飢餓状態にしたラットの肝臓から発見された仕組み。

「飢餓状態の時には、オート(=自己を)ファジー(=食べる)により、栄養を確保する」

このような役割が推測されており、そこから、『オートファジーダイエット』と呼ばれる食事を取らないダイエット法が生まれました。

肌荒れ・血流の改善・自律神経の安定など、ダイエット以外の効果も期待できると一時話題になりました。

しかし、今では、リバウンドの危険性や断食による体へのリスクもあるため、安易に服用してはいけないとされています。

あくまで、服用する場合は、細胞のトータルケアとして服用してください。

脂肪を燃焼・筋肉の増加などの効果を期待して服用するのではなく、細胞の活性化を目的として服用することをおすすめします😌

最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
 

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早坂 渚
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