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【キャリア相談】自己分析方法の紹介
自分の強みを理解することでキャリアアップに活かす
キャリア相談の際に、どの業界がいいのかわからない、向いている仕事がわからないと相談を受けることがあります。
私の見解では、業界よりも職種にフォーカスし、自分の強みとマッチした仕事を選ぶとスキルアップする方が多いです。
自己分析を行い、自分の強みを知ることで、キャリアアップやキャリアチェンジに活かしていくことをおすすめします。
森岡毅さんのTCL分類法
USJ再建を成功させた、世界的なマーケティング戦略家・著作家の森岡毅さんが提唱する「TCL分類法」をご存知でしょうか。3つの基礎能力に基づく自己分析方法について詳しく解説している書籍は、『苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」』です。
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この本では、キャリアを考える際のフレームワークとして、T(Thinking:考える力)、C(Communication:伝える力)、L(Leadership:変化を起こす力)の3つの基礎能力に基づく自己分析方法が紹介されています。
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自分が仕事をしていてどんなことが好きなのか。
その「好き」を動詞で表現してみる。
ひとつずつ動詞をポストイットに書いてみましょう。
50個から100個ほどポストイットに書いて下記の3つの分類に分けて整理することで、最も多いタイプのなかに自分の強みのヒントが隠されています。
1. T(Thinking:考えるタイプの強み)
「T」に当てはまる人は、物事を論理的に整理して考えるのが得意なタイプです。
問題をじっくり分析し、最適な解決策を見つけ出す力が強み。
情報収集やデータ分析に優れ、思考を深めることが楽しいと感じることが多いでしょう。
こんな人にピッタリ:
データや情報を元に状況を整理し、冷静に判断できる
新しい知識を積極的に取り入れ、深く考えるのが好き
問題解決に集中し、周囲に頼れるアドバイザーとなる
「考えることに時間をかけて、より良い答えを見つけ出す。あなたがその力を活かせる場面はたくさんあります。」
2. C(Communicating:コミュニケーションの強み)
「C」に当てはまる人は、人とのコミュニケーションが得意で、対話を通じて物事を進めていくタイプ。チームの中で仲介役や調整役として活躍することが多く、人の気持ちや意見に敏感に対応できるため、自然と信頼を集めます。
こんな人にピッタリ:
他者と積極的に対話し、相手を理解することができる
人の気持ちに寄り添いながら、意見の調整が得意
会話を通じて信頼を築き、共感を生み出す力がある
「あなたのコミュニケーションスキルは、人を繋げ、チームを円滑に動かす力そのもの。対話を大切にすることが、あなたの強みです。」
3. L(Leading:リーダーシップの強み)
「L」に属する人は、リーダーシップを発揮してチームを導いていく力が強み。目標を設定し、その実現に向けてメンバーを鼓舞しながら前進させるのが得意なタイプです。行動力があり、決断力もあるので、物事を実行に移すスピードが早いのも特徴です。
こんな人にピッタリ:
チームやプロジェクトを引っ張り、みんなを先導できる
困難な状況でも冷静に決断し、行動に移すことができる
周囲に影響を与え、目標達成のためにリーダーシップを発揮する
「あなたのリーダーシップは、チームの方向性を示し、みんなを前に進める原動力。意思決定の速さが、あなたの強みです。」
まとめ
動詞を「T(考える)」「C(コミュニケーション)」「L(リーダーシップ)」の3つに分けて整理すると、自分の強みがよりクリアになります。
それぞれのタイプには、得意とする動作や行動パターンがあります。
考えるのが得意な人(T)、対話を通じて物事を進める人(C)、そしてリーダーシップを発揮してチームを率いる人(L)。
ご自身がどの強みが多いのかを理解し、その強みをどう活かすかを考えることが、これからのキャリアやライフスタイルに大きなプラスとなるでしょう。
自分の強みを知ってさらに輝いていきましょう。
以上です。