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テグさんの作った曲がゴルチャの曲になったよ


9月29日。ある一報がゴルドゥニスを震撼させました。

事の発端はアイドルヲタクが音源の情報をいち早く確認するために駆使しているKBSの歌謡審議結果でした。(地上波で放送できる歌か判断するもの、主に俗語・特定の商標名・日本語の有無が見られています)

データを共有しようとしたのですがどうやらnoteではできないみたいので泣く泣く掲示板のページと該当部分のスクリーンショットを載せておきます。韓国語が分かる方はぜひ。

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タイトル曲は自己探し三部作を手がけたBLSSDとの再タッグであるDDARA
そしてカップリング曲として収録されているOASISの作曲欄と作詞欄に書かれた名前に注目が集まりました。

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そうです。TAGです。GoldenChildのメインラッパーを担当しているあのTAGです。

これはゴルドゥニスにとって本当に嬉しい知らせでした。


という前書きを置き、自分のためにも他のニスさんのためにもテグさんとOASISについて一本しっかり記事を残しておきたい!というのが今回の記事です。張り切って腕をぶんぶん振り回しながら書きたいと思います。

ぜひぜひ音源を流しながら噛みしめつつ読んでいただけると嬉しいです。

先に触れておくと、この記事はまだ未完成です。
まだ言及が聞けていないメンバーもいて私自身もごるちゃの全活動を追えているわけではないので捉えられていない情報もまだ沢山あります。
何か情報があれば大まかでも良いのでマシュマロにくださると泣いて喜びます。その際は随時更新していきますね!

どうか諸々ご了承いただければと思います…


そして今回は引用元を細かく書き記していくので、色々振り返りながらお楽しみいただければと思います。(引用部分は番号を振って最後に参照欄を作ってまとめています)

目次はこんな感じです📔


テグさんの作曲のこれまで

彼はデビュー時から特技をMIDI作曲としており、幾度となくVliveで自作曲について言及をしてきました。
以前には実際にトラックを作成する様子をVliveで放送したのちにそのトラックに自分の声を乗せた動画をTwitterで公開したことも。

↑こちらがその実際のVliveとTwitterの投稿になります。Vlive中の本格的な曲制作は10:00頃から始まりますが、その前には作業アイテムについての説明も詳しくしてくれてます!(トラック作成の話について来れるニスが凄い…)


そして昨年にはLOVELYZのBabysoul、スジョン、そしてジュチャンと共に様々な曲のライブステージを届ける企画「Sing Street」で発表した4人のオリジナル曲「順天の空の下で」の作曲に参加しました。

こちらはLOVELYZのスジョンちゃんと共に制作したものでしたが、この曲は直接テグさんが制作に携わった音源で初めてゴルドゥニスに届けた曲となりました。

ニスの中で作曲担当はテグさんだという共通認識こそありましたが、正規2集GAME CHANGER発売時までテグさんが作曲に参加した曲がゴルチャの音源として発表されたことは未だない、という状態でした。

そういう経緯があったからこそ、OASISはニスにとって予期せぬ喜ばしいプレゼントでした。
私の想像でしかありませんが、きっと本人たちにとっても一つの節目となる曲になったと思います。


OASISってどんな曲?

OASISについて深く触れる前に軽い紹介を挟みたいと思います。

OASISについては以前Bugsで出た歌詞をもとに和訳を出しているのでまずはこちらをご覧ください。(むしろこの記事を出すためだけに書いたみたいなとこある)

私は最初と最後に違うトーンで出てくる「Well done Let’s take a break up 그래 잠시만 쉬어가자というフレーズがとても好きです。


そして、今回テグさんと一緒に作業したプロデューシングチームAIMING所属チェガンへさんのインスタではOASISがこのように紹介されています。(①一部抜粋)

「”OASIS”はプロデューシングチームAIMINGと協働して作ったTAGの自作曲で、感性的なムードのSynthとアコースティックなサウンドの調和が印象的な曲だ。(中略)人生に疲れた全ての人にとって休息となる音楽になるようにという願いが込められている。」

(実はこの中略の部分が一番大切なのですが、その内容は次で話すのでネタバレにならないようあえてカットしました。すみません。)

この言葉通り、聴く人に寄り添うような温かみのある優しいトラックと歌詞ですよね。私は専門的な音楽の知識が何もないので素人目線でしか語れないことが悔しくもありますが、テグさんが心を込めて作ったことが端々から伝わる素敵な曲です。


テグさんが作ったという先入観があるからかもしれませんが、OASISを聴いていると歌というよりメンバー一人一人から声をかけられている気分になるような、パートというより各々の言葉がそのまま歌詞になっているようなそんな気持ちになります。
メンバーたちも想いをひとしおに丁寧に詰め込んで声に乗せてくれたのかな…と感じます。

ところで、私はショーケースやら何やらを見ることができないまま音源を聴いて歌詞を和訳したのでこれはニスに向けたメッセージなのかな?という解釈を勝手にしていました。

ただ、その解釈だとよく分からない歌詞もありました。特に分からなかったのは

 손가락 사이에 보이는  불빛으로 
100本の指の隙間から見えるあの灯りに向かって」

というワンフレーズです。

この謎も頭に置いておきながらテグさんがどのような想いを込めてこのOASISという曲を作ったのか次のテーマでお話ししていきます。

テグさんが語るOASIS

ここからOASISについてテグさん本人から出たお話をもとに詳しくお話ししていきます。

まずはテグさんが直接語ったOASISの曲紹介です。(🐥=テグさん)

🐥「OASISはAIMINGというプロデューシングチームと一緒に作業した、僕がトラックメイキング・歌詞の作成まで直接携わった曲です。

僕はこの曲をGoldenChildのことを考えながら作りました。

どういうことかというと、オアシスは砂漠にありますよね。砂漠を歌謡界と例えると、やはり険しい道じゃないですか。
そこにある唯一の安らぐ場所がオアシスで、歌謡界を歩いている僕たちにとって唯一の安らぐ場所になるのは僕たちメンバーだというテーマで書きました。」
(②)

この曲紹介を聞いて先程の謎がすぐに解けました。これはテグさんがメンバーに向けて書いた曲だったんです。「100本の指の隙間から見えるあの灯りに向かって」というのもゴルチャメンバー10人の両手を合わせた数だったということです。

いや〜やはり勝手な解釈は良くない。作った本人がどんな気持ちで曲制作に臨んだのか知ることはメンバー制作だと特に大事ですね。(というか「100本の〜」で気づきなさいよ)


そしてこの백손가락(100本の指)という表現、しっかりビハインドがありました。(🐰=ワイさん)(③)

🐥「『100本の指=ゴルチャ』という言葉。最初は(No matter whatで)チャンジュニヒョンが書いたフレーズじゃないですか。それで元々縁のある歌詞だったと思います。
そして最近僕が沢山作業をしながら、曲のテーマとしてふとソンユニヒョン(=ワイさん)が、
열손가락(10本の指)はどう?』と投げかけてくれたんです。ヒョンは軽く投げてくれたんですけど僕はそれを受けて『このテーマを上手く解釈すれば良いんじゃないか?』と思いました」

🐰「これは、元々僕が曲を作る時にまずテーマを考えるタイプで、その時に浮かんだ表現でした。
僕の指が10本で僕たちメンバーも10人。指って同じものは一つもないでしょ。
そして(※)痛い指って言うじゃん。でもどれが痛い指か分からないじゃん。ある時はこの指が痛い時もあるし、ある時は違う指が痛い時もあるし。
でもどうせ僕たちは指(10人で一つ)だから。こういうことを沢山考えてました」

(※)韓国には「自分の子は皆可愛い」という意味の「열 손가락 깨물어 안 아픈 손가락이 없다(10本の指を噛んだら痛くない指はない)」ということわざがあり、恐らくこれのことを指してると思います。


その他の歌詞についても(④)

🐥「OASISの歌詞にもある『가질  없는 것도 갖게 되고 웃을 일이 점차  많아질 거야 (持てないものも手に入れることができて、笑うことが次第にもっと増えてくるよ)』という歌詞はまさに僕たちのことです。僕たち自体のことですね。」

と触れていました。

このOASISという曲は、テグさんがメンバーへの手紙として慎重に紡いだ言葉が歌詞となり、メンバーがその言葉一つ一つにに命を吹き込んで完成した作品なのだなと強く感じました。

だからこそ、「メンバー一人一人から声をかけられているような気分になる」のかなと思います。いやお互いに声をかけ合っているところに勝手に入ってる気分になるのも大変おこがましいけど。


テグさんが初めてゴルチャの曲を制作するにあたってメンバーに向けた曲を作ったというだけで、彼の中でいかにメンバーが大切な存在で、今まで苦楽を共にしてきたことにどれだけの想いを持っているかが伝わります。

最初にもお話しした通り、テグさんはこれまでに何曲も制作してきましたが、今回初めてニスに披露する曲としてなぜOASISが選ばれたのか。
実は、ウリムの代表がOASISを聴いてとても気に入ったからだそうなんです。

🐥「今まで代表から電話なんてかかってきたこともなかったけど、突然電話がかかってきて『OASISとても良いね』と言われました。
実はもう一つ入れたい自作曲候補があったんですけど、『いやOASISにしよう』と言われて作業することになりました」(⑤)

どういう経緯でジュンヨプが(呼び捨て?)OASISを聴いたのか分かりませんが、自作曲をちゃんと聴いてくれるのは良い関係性を築けている証拠かなと思います。ジュンヨプテグさんをもっと尊重してや……

そういうわけでOASISが初のお披露目自作曲となりました。この収録ビハインドについては後ほど「プロデューサーTAGのこれから」でもう少し詳しくお話しするのでお楽しみに。


そして今回、残念ながらレコーディングビハインドは収録しなかったそうですが(ウリム💢💢💢)レコーディング・ディレクティング(レコーディングの指揮)についてもいくつか話してくれました。

今回、ガイド(アーティストに渡す前に作成するいわば音源の原本のようなもの)も全てテグさんが録音したそうです。(⑥)

ガイド録音からディレクティングまでの流れに対してテグさんは、

🐥「ガイドを録音した時とても心配したんですけど、メンバーたちがとても上手に歌ってくれて…
ボーカル力がより伸びましたね」
(⑦)

🐥「(とても心配したということに続き)僕は歌が上手いメンバーじゃないし実力も高くないのにメンバーたちにあれこれ言わなくちゃいけなかったから…」(⑧)

と語っていました。メンバーを褒めつつ、これだけ素晴らしい作品を生み出しておいて自信のなさを見せるテグさんに、ワイさんがすかさず

🐰「それは違うよ。歌が上手いからディレクティングが上手いわけじゃないし実力が凄いからここにいるわけでしょ。何でそんなに自分を否定するのか知らないけど!」

と遮ってくれて、こうやって初めて自作曲について話す時に隣にワイさんがいてくれて良かったな…と思うし、逆に言えばワイさんがいたからこそこんな弱音が少し吐けたのかなとも思いました。
(一人の時あんまこう言うこと言わない気がするし)

ワイさんは自分も曲を作る身でありテグさんの苦労が分かるからこそなのか、レコーディング中はテグさんを仕事で会うディレクターとして敬語で接していたそうです。(⑨)
こうしてあらゆる形で互いの功績に対して尊敬の意を表すゴルチャは何と素晴らしいことか…

そして、テグさん曰くドンドンが一番レコーディングが簡単なメンバーだったそうです。(⑩)

指示を聞いたあとすぐに実行し、音程も正確で、レコーディングの後に行うチューン(録音した音をコンピュータで調整する作業だそうです)も必要なくて驚いたそう。

少し話が逸れてしまいましたが、こうやってOASISを正しく理解したところで彼らの絆を感じられるものがまた一つ形として残り、陰から彼らを見守りながらああだこうだ言ってるだけの一モブファンとして密かに嬉しくなりました。(お気持ち表明❓)
早くコンサートで聴きたい……(泣)


ワイさんに大きく助けられながら「テグさんが語るOASIS」に触れられたところで、次に「外から見たOASIS」を掘り下げていきたいと思います。

メンバーが語るOASIS

先述のワイさんもそうですが、OASISについては他のメンバーからも様々なエピソードが出ています。

まず、デヨルさん(🦁)は

🦁「ガイド自体が既に素晴らしい完成品でした。ガイドに忠実に歌うのはとても大変でしたが、ディレクティングも初めてなのにとても上手で、メンバーたちもレコーディングしやすかったんじゃないかなと思います。
レコーディング、チューンなど本当に沢山の作業をしてくれたおかげで、こうして良い曲を誕生させることができたと思います」
(11)

とリーダーの目線から称賛の言葉を送りました。
また、ジュチャン(🦊)は自らを「一番レコーディングがかかったメンバー」と名乗りながら、

🦊「僕は導入部分を担当しました。テグヒョンのガイドと同じ雰囲気で歌おうとしましたが苦労しました。それでとても時間がかかりましたが、最終的にはガイドに似た雰囲気で出せたと思うので良かったです」(12)

と所感を述べました。

ちなみにレコーディングが一番大変だったメンバーはポンジェだったそうです。ただ、そんなポンジェも24時間一緒にいるメンバーとディレクターと歌手という関係性でレコーディングしたからこそ、「もっと上手くやらなきゃいけない」とデビュー以来一番緊張したと語っていました。(13)
(実際はポンジェ自体が大変だったわけじゃなくてテグさんがチューンの工程で一音上げて修正しちゃってレコーディングし直す羽目になったから大変だったらしいけど)

今回色んなエピソードを聞きながら、自作曲を披露する上でも、普段の制作作業の時でも、テグさんにとってワイさんの存在はとても大きい助けになっているだろうなと感じました。

ワイさんがOASISの話をしている時、曲を作る側の気持ちが分かるというだけでなく、弟として長く見守ってきたからこそ色んな思いがあるのだろうと随所から感じるんです。

二人で話す時もグループで紹介している時も、テグさんに対して自信を持たせるようなフォローを沢山入れていて、これまでに私たちが想像し得ない深いところまで話してきたんだろうな…と感じます。


メンバーが語るOASISはまだまだ資料が少ない部分はありますが、これからふとした時にあらゆるメンバーからOASISの話が聞けたら嬉しいなと思います。
そんな希望を持ちつつ、次のトピックに向かいたいと思います。


プロデューサーTAGのこれから

自作曲をリリースすることに対して、同じく曲を作るワイさんとの一対一の会話だけではなくゴルチャ全体でも沢山話をしてきたそうです。(以降14)

テグさんにとってアイドルグループのメンバーが自作曲を披露するということは、「自分たちの話をしてこそファンの人が喜んでくれるもの」だと捉えているようです。
恋愛について歌うことも他の作曲家から提供を受けることももちろん良いけど、GoldenChildというグループでチーム活動をしながら、「自作曲で自分たちの話を歌に乗せることが一番面白いだろう」とどんな曲を作るか考えてきたそう。

実は本来、「テグさんの三部作」が存在していたらしく、OASISはその二番目の曲だったらしいです。
先ほど『テグさんが語るOASIS』で触れた「もう一つ入れたかった曲」がこの三部作の最初の曲でした。この最初の曲はニスに向けて書いた曲だったそうです。この曲はテグさんも最もお気に入りで歌詞もよく書けた曲だと自信を持って言えるほどの曲だったそうです。

そんな中で思いがけず二番目のOASISを先にリリースすることになり、

🐥「僕はOASISをリリースするにあたって、僕たちの話だけをして、『ニスの皆さんが寂しくないかな』という心配がまず最初に浮かびました。

だから、『最初の歌を早く聴かせないといけないのに』と思っています。どうなろうと最初の曲を絶対に聴かせると約束します。もしこれからリリースすることがあれば、必ず『この曲でした』って教えますね」

と話してくれました。
私はこのビハインドを聞いた時に、まずテグさんの自作曲が入ること自体が嬉しいから寂しいなんて感情はなかったし、あなたが思ってる以上にあなたの曲が聴けることをニスは喜んでるから自信持ってください…にしかなりませんでした。

そして、「もっとアーティストの気持ちを尊重してくれてもいいのに…!」と本心では感じましたが、これは「アーティストだからといって優遇的に自作曲を入れるのではなく、ちゃんと他の作曲家と競争して、良い曲だと思うものを収録させる」というウリムの方針から来たものらしいです。
アーティストが作曲した時はちゃんと一人の作曲家として扱うそのこだわりがあるからこそ、あんなに毎回素晴らしいアルバムが出来ているとも言えますよね。そんな中でOASISが収録されたことはより価値のあることだと感じられます。

『プロデューサーTAGのこれから』としてはかなり自分勝手な文を残すことになりますが、まずは三部作の最初の曲、三番目の曲がニスのもとに届くことを期待しています。そして、テグさんが自分の伝えたいことを素直に乗せた音楽がもっともっとニスに届けば良いなと思います。

そして、ニスだけじゃなくより外に、『プロデューサーTAG』の魅力が伝わってくれればもっともっともっともっと嬉しいです。(欲が多いよ)

雑多なまとめ方になってしまいかなり読みづらかったと思いますが、様々な期待を込めて、『テグさんの作った曲がゴルチャの曲になったよ』を締めくくりたいと思います。



こんな拙く長い文章を読んでくださって本当に本当にありがとうございました!

オヌルドコセンマナッスムニダ〜🐶


参照資料(引用部分)

①…作曲家チェガンヘさんのインスタグラム

②…20:21〜

③…18:38〜
④…18:13〜
⑥…3:45〜
⑦…7:55〜
⑧…8:45〜

⑨…49:06〜
⑩…47:38〜
(11)…48:53〜、49:49〜
(12)…48:17〜
(13)…50:13〜

⑤…21:59〜
(14)…22:51〜
(このVの後半部分でコードの説明やテグさん&AIMINGバージョンのOASIS初版を聴かせてくれているので興味がある方は是非!!!!というかここまで読むくらいの興味があるなら続けて観た方が良い)

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