私のライフワークとモロッコのお話
こんにちは!
ブラックシードやシドルハニーなどのスーパーフードを取り扱っているHaya Natural 代表のリカードなほみです!
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さて、今日は私がモロッコに渡った時の話をしたいと思います。
この記事は前から掲載しようと思っていたのに、気付けば何年も経っていた物です。
2018年の夏、お客様から頼まれた、質の良いヘナ探しの為と、将来移住する場所探しも兼ねてモロッコに行きました。
7人乗りの家族用乗用車で海を渡り、フランスから2日かけて、南フランスの友人宅に一泊させてもらったりして、やすみやすみ3歳半の娘とお腹の中の赤ちゃんを連れて夫と3.5人(妊娠中だったので)で行きました。
ヘナは見つからなかったけど、素晴らしい蜂蜜と出逢い、モロッコには家族で行った結果、すごく良い思い出を作ることもでき、私にとっては旅をする事もライフワークのひとつで、わくわくやドキドキの絶えない毎日でした。
モロッコには、市場があって、毎週末に市場に食材を買いに行くのですが、毎回同じ野菜と果物しかなく、どこの市場も同じで驚きました。
フランスには色んな野菜や果物がヨーロッパ全土だけでなく、色んな国から食べ物が輸入されています。
昔はどの国も、モロッコの様に、その土地で、その季節に成る食べ物を食べるのが普通だったはず。
飛行機や貨物船、便利な貯蔵庫もできて、色んな国から食べ物を輸入出来る様になり、
海外の食べ物も、気軽に作って食べられる様になった今、現代人は食べ過ぎが原因で発症する病もあるほど。
そんな中、山に行けばロバを移動手段にして生活するベルベル人の生活を垣間見れたり、
逆に富裕層で豪邸に住み、庭師やお手伝いさんのいるご家庭をお邪魔したり、
たくさんの経験をしました。
モロッコは今回2度目。
初めに行ったのは、上の娘がまだ生後1歳にもなっていない時でした。
友人に連れて行ってもらい、モロッコ人のご友人宅に泊めてもらいました。
とっても優しく、穏やかな人で、庭になる桃とオレンジで毎朝アフターヌーンティー並みの朝食をもてなしてくれました。
モロッコの人たちは客人が来ると、まるでパーティーでも行われるのかと思うぐらい豪勢にもてなしてくれます。
初めてモロッコを訪れた時、私はフランスより良い生活をしていると感じた程でした。
2度目に訪れた際は、山奥で、自家菜園をし、蜂蜜を作り、90歳のおばあちゃんがピョンピョン跳ねて山を飛び降りるほど、元気な人たちがいる所。
モロッコという国は、まさに貧富の差が激しい国で、少し違和感を感じる部分も多々ありました。
夜になるとギラギラとネオンが眩しく、若者たちがガンガン音楽をかけて車を走らせていたり、想像していたモロッコとはかけ離れていました。
旅行の1週間では見れない部分をたくさん見て周り、産婦人科にも行き、たくさんの現地の方の生活スタイルを見させてもらいました。
目の前で屠殺するスタイルのお肉屋さんが未だに存在していたり、
暑い中ヨタヨタの魚にたくさんの虫が集っている中で、魚が販売されていたり、
日本ではあり得ない光景もあるモロッコ現地の市場など。
日本やフランスの生活が当たり前ではない事をひしひしと感じました。
先進国は本当に恵まれています。
新鮮な物を食べるのが当たり前ではない国が未だにたくさんあります。
私の経験をどのように活かせるのか、いつも考えながら旅をしています。
ストレスにまみれて自ら命を絶ってしまう人が多い先進国。
毎日の生活でいっぱいいっぱいの発展途上国。
個々の国にはそれぞれ問題があります。
私たち人間がそれぞれ、今の生活に感謝し、お互いを助け合い、皆平等であるべきだと深く思います。
皆同じ人間で、上も下もない。
見栄のために生きる様になったのはいつからなのか?
物々交換だった時代は、互いが助け合わないと生きれなかった。
寄付する相手を探す方が難しいほど、貧困者がいなかった時代があったほど。
便利になった今、本来なら貧困者がいなくなっているはずなのに、貧困者は年々増える一方。
飢餓は4人に1人もいるという実態。
いったいこの世はどうなってしまっているのか?
私たちに出来ること。
自らの生活スタイルを見直してみるだけで、一人でも多くの人が助かるのではないか?
と感じます。
自分の生活スタイルが誰かを助けたり、反対に苦しめたりする事がある。
常にアンテナをはって生きていきたい。そう思った旅になりました。