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スキンシップと自己受容

皆さんこんにちは!
年末年始、いかがお過ごしだったでしょうか?

あまり年末年始という感じがしない海外生活。
日本はお節やお餅つきなど風情のある行事があって
毎年帰りたくなる季節です。


さて今日は、日本では親子でもあまり習慣がない
スキンシップについてお話ししようと思います。


小さい頃はお母さんと手を繋いでお出かけしたり
膝の上にのせてもらうのが嬉しかった記憶がありますが
大人になって触れることすら無くなった方多いのではないのでしょうか?


家庭内では恋人の時は手を繋ぐだけで嬉しかったのに
結婚したら触れる事すら気持ち悪いなんて聞いた事よくあります。


でもよく考えたら恋人って、
結婚するまでは家族になるのかならないのかすら分からない存在ですよね?



しかもこの”恋人”という言葉、英語やフランス語、アラビア語など
外国語には存在しない言葉なんです。


どういう事かというと 英語圏、フランスなどのヨーロッパ、アラブ圏など 歴史を辿れば結婚してから異性との生活が始ま 愛情を育んでいくという国。


アメリカもバージンロードという言葉があって
ブリトニースピアーズさんが結婚した時
彼女はバージンじゃないとマスコミに叩かれて私はバージンだ!
と叫んでいたとか何とかのニュースを見た事があります。 (もうずいぶん古い話ではありますが、、滝汗)


そんな歴史からでしょうか?
海外では恋人という言葉が存在せず、
英語ではBOY FRIEND、
フランス語ではCOPIN(男友達)、COPINNE(女友達)と
外国語には、友達の関係である言葉にしかならず
付き合うという言葉がないのでいつから恋人になったのかという境界線すらないそうです。


アラブ圏なんてまずお付き合い事態が御法度なので
きちんと結婚を申し込んでから
両親との顔合わせをし、神様の前で結婚をしてから
異性の相手と生活を共にしていきます。


なんだか王子様とお姫様との出会い!って感じで私は好きです(笑)


小さい頃から運命とか奇跡みたいなものが好きで高校生の頃、
かたくなに運命の出会いを待っていたら
友人に 「あんたは、おばあちゃんになっても結婚できない気がするよ」
と言われた事があります。笑


それほど、結婚する相手、その人との間にできる子供、
そして孫・ひ孫と世代が続いていく事を考えたら
結婚相手との出会いには奇跡や運命的なものをどうしても感じたいと思っていたんでしょうね〜。


変わった子だとよく周りから言われていました。笑


かなり脱線しましたが
愛する子供、家族、両親とのスキンシップは多ければ多いほど、
安心感、信頼、優しさが生まれ、関係を末長く温かいものにすると言われていたりします。


うつ患者、自殺が圧倒的に多い日本。
両親や家族からの”ハグやキスなどのスキンシップ”がない
お国柄ならではなのかな?と考えたりもします。


海外生活15年目の私は
今までオーストラリア、フランス、サウジアラビア、モロッコに移住した経験があります。



どこの国でも、朝起きてきた子供達に両親が必ず、
「私の愛する宝物、おはよう!気分はどう?」と
ハグやキスから朝が始まり学校へ送るときも
愛してるよ!がいってらっしゃいという軽い挨拶です。


愛しているよ。が軽い挨拶になっちゃう外国。


外国では、毎日、言葉だけでなく、
スキンシップでも愛情表現されている子供達は
自分に自信を持っている子が多いなと感じています。


褒められても上手く受け止める事ができない。
これ日本人の特徴だと思いませんか?


子供を褒めてもらってもとっさに
いやいやそんな事ないですよ!
うちの子なんて家では〇〇で困ってるぐらいです! と、
子供にとってはバラされたくない事を言ってしまうお母さん。


もしくは、よくあるお世辞だから間に受けてはいけない。
もしかして嫌味? なんて思ったりする人もいるのではないでしょうか?


海外では、子供や相手を褒めると「ありがとう。」 と、
とても嬉しそうな笑顔で受け止めます。


持ってきた手土産も、 これとっても美味しくてあなたが好きなんじゃないかなーと思って!!
と太陽みたいな笑顔で嬉しそうに持ってきてくれます。


日本だと、 お口に合うか分からないけど、、
なんかごめんねーこんな物しかなくて。
(”こんな物”を作った人に失礼。笑)
ってよく聞きませんか?


いつもごめんね、申し訳ないという感情を持った習慣。


これ全部私です。
海外生活15年の私もごめんねごめんねと大した事ないのに
謝りまくってしまう事があり、
フランス人の友人や夫にごめんねはそういう時に使う言葉じゃないよ?
と不思議がられます。


ごめんね。
という言葉を聞くことがほとんどない外国。


excuse me.
と軽いすみませんはよく聞きますが、
I'm sorry.を聞く機会はありません。

自分という人間を否定する必要もないし、
人と違って当たり前 みんなが心地良い場所を
毎日前を向いて作っていけば良いんだと思わせてくれた海外生活。


日本の習慣やスキンシップの少なさが悪いと言っているのではなく、
海外の習慣を上手く日本の生活にマッチングさせていければ
最高じゃない?! と思ったのです。


海外では日本は素晴らしい国だ、さすが日本人! と、
日本人と言っただけで目をキラキラさせて褒められる事ばかり。
まだ何も喋ってないし、何もしてないのに(笑)


日本人は真面目で、優しくて、頭が良い。
というイメージが海外ではあるそうでどこに行っても
日本人だというだけで 信頼してもらった事がよくあります。


ただ最近の日本のイメージは
外国人や家族以外の人には優しく温かいイメージだけど
家族になると関係は崩れるといった内側の部分が見えてきている様です。


実際、 国際結婚は非常に難しいと言います。


文化の違いがやはり大きいのでしょう。
真面目な気質の日本人と適当で良いじゃん!な外国人。


特にフランス人と日本人は意見が合わないとよく聞きますし
私も間違いなくその内の一人でございます(笑)


意見が全く合わないフランス人夫(笑)と
13年も結婚生活を無事に過ごせているのも、
やはり軽いスキンシップがあるからではないかと最近気付いた事があります。


夫とケンカをすると子供たちが私たちをぎゅっと抱きしめにきてくれたり、 ママーと手を繋いで怒っちゃダメだよ!
怒りは誰のせいだったー? と言ってきてくれるんです。


だんだんお互い気持ちが落ち着いてきて、
肩を組んだり、軽いスキンシップだったりで
何とか私たちも仲良くやっています。



何日も口を聞かないとなった事は一度もなく、
お互いを尊重して 相手を大切に想えるように
スキンシップの大切さを感じています。



忙しかったり疲れていると、
毎日一緒に暮らしている相手をただの置き物のように感じてしまう時ありませんか? (私だけ?笑)



携帯やタブレットを見ている時なんて返事してるだけでほぼ内容入ってない、、とか。


便利になった世の中ですが
反対に人とのコミュニケーションは減ったと言います。


バーチャルな世界の方が楽だと
部屋から出てこない子供も増えているそうです。


フランスでは1週間部屋から一歩も出ずにゲームをし続けていた男の子が
うつ病になり暴れ、精神病で2ヶ月ゲームを抜くという治療を行なったといった事がありました。


人とのスキンシップ、どんなに軽い物でも良いと思います。


全くスキンシップがなく大きくなったお子さんや、
ご両親、夫婦にアロマでマッサージという項目で
スキンシップが毎晩寝る前に行えればそれだけで安心感、自己受容みたいなものは生まれると思います。


これ気持ち良いよね。
ぐっすり眠れると思うよなんて声かけをしてもらったら
愛情もしっかり受け取ってもらえるはず。


スキンシップと自己受容!体と心は繋がっています。

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