【占いレポ】夢小説やめた方がいいんじゃないかと悩んでたけど背中を押してもらって吹っ切れました
先日、西洋占星術の鑑定を受けました。鑑定自体はこれまでに何度か受けているのですが、今回は「二次創作(夢小説)について」という、かなり絞ったテーマで鑑定してもらいました。
占星術師・水煮さんの「創作活動のための星占い」
今回、占星術師の水煮さんに鑑定していただきました。
水煮さんは、一次二次問わず創作・表現活動をしている方向けに、占星術で鑑定を行っています。占星術を用いて、作風分析や活動の方向性、合ったやり方など様々な内容に答えていただけます。
創作していなくても、これから始めたい、という人もホロスコープから方向性を示してもらう事ができます。もちろん、創作以外のテーマでの鑑定も受付けていらっしゃいます。
しがない女オタクが受けた経緯と相談したこと
私は今回、主に二次創作(夢小説)について重点的にお願いしました。
私は夢女子・腐女子・原作厨の3つのペルソナを持つオタクです。しかし、一番つよいのは夢女子で、書くのも夢小説だけです。
しかし、過去の出来事から、夢女子である自分自身をずっと恥じて・隠してきました。そのため夢小説を書くことへの葛藤がとても強かったです。
具体的に言うと「自分で書いたネタに原作厨がセルフ解釈違い起こして死ぬし、腐女子だからホモ読むと萌えるけど夢女子が同担拒否 or 自己の存在意義を保てずに死ぬ」ということが起こります。
そんなねじまがったメンタルなので、ネガティブ極まると「オタク向いてない」「いっそ夢小説やめた方が人生上手く行くんじゃないか……?」とまで思いつめるレベルでした。
昔は夢女子に対する風当たりは今より遥かに強く、オタク友達から嫌われるのが怖くて夢女子が一番つよいということすら認められなかったので、これでも進歩した方ですが、昨年くらいから「四の五の言わずに胸張って夢女子やれや」と言わんばかりの出来事がちょくちょく起きていました。
それでもなかなか勇気が出ない中で、水煮さんの鑑定を知り、自分の書いた作品を客観的に見てもらうために受けてみたい、と思ったのでした。
一応「私なんかよりもっと上手い人とか、仕事にしたい人がみてもらった方がいいよな!?」と思ったりもしたんですが、やっぱり気になって仕方ないし、あと「とにかく誰かに読んでもらって、何かしらのリアクションが欲しい」という気持ちをだいぶ発酵させていて、このままでは感想欲しさに人を殺しそうな勢いだったので、覚悟を決めて応募したのでした。
主に、以下の4点をお願いしました。
・創作することに対して葛藤があるので背中を押してほしい
・作風分析をお願いしたい
・モチベの保ち方、スキルアップ法
・その他プライベートなこと(レポでは割愛)
こうしてまとめるととてもシンプルなのですが、実際は聞きたいことをまとめきれず、聞きたいこと殆ど全部乗せにして文章にしてしまい、質問文だけで4000文字あって、自分でドン引きしました。
それでも後戻りはできねえと送信ボタンを押しました(本当にすみません)(逆にわかりやすくてメールの段階で天体配置を予測出来ましたって言われて救われました……優しみ……)。
分析材料としての作品も、目安いっぱいいっぱい送り付け、エッセイのおまけまで付けてしまいました。水煮さん、お付き合いいただきありがとうございました……!!
▼ちなみに送りつけたエッセイはこちら。
今回はSkype鑑定(音声通話)をお願いしました(※Skypeチャット鑑定もあります。通話は抵抗があるという方やログを残しておきたい方はこちらもよいかと)。
星の配置をもとに、全体のテーマやいいところに加え、陥りやすい罠や、困ったときの対処法、スキルアップ法など色々お聞きできました。
詳細な鑑定結果は後述しますが、駄目だと思っていた部分を肯定してもらえたり、いけると思っていたけどダメなところはハッキリダメと言ってもらえたりと、たくさんの収穫がありました。
Twitterで流れてくる水煮さんの鑑定レポを拝見していると、「パワーワード」というキーワードが頻出します。とにかく鑑定結果を伝える語彙が歯に衣着せぬ感じで面白いです。
私もパワーワードに笑ったり、合いの手を入れたり、めんどくさい質問をさせていただいたりしながら、あっという間の一時間、とても楽しくお話させていただきました。
オタクとしてもとても充実した時間を過ごせたのですが、西洋占星術を少しかじっていたので、共通言語が多い方に鑑定してもらう事は、とても得難い経験でした。改めて腑に落ちたところや気付くこともあり、自分&占星術の理解がとても捗りました。
一時間の間にたくさんの学びと気付きがあり、とても楽しかったです。
(もちろん、占星術の知識がなくても鑑定は受けられます)
ここから以下、鑑定内容です。
占星術わからない人向けにもある程度わかるように注釈を付け加えていますが、説明がめんどくさいところは端折ってたりするのでスルーしつつ読んでください。あと私の方からお願いしたので、結構ズバズバ言ってもらっているところもあります。
音声から文章を起こしているので順番が前後したり、読みにくいところもあるかもしれませんがお付き合いいただければ幸いです。
人生の全体像
◆閉じたら何も進まない。
「きっといいことあるはず」で外に飛び出していく
質問1つめ「創作するとこに葛藤があるので背中を押してほしい」について……の前に、人生の全体的なテーマからお話いただきました。
「まず、人生のテーマは『外界との情報の交易をすること』。
知性や情報を司る風の星座がとても強いので、閉じちゃったら人生何も進まない。
『自分が価値があると思ったものの価値が本当にあるかどうか知りたい』『時代に合った価値観を提示したい』というちょっと強火の欲求がある。
けれど、それを満たすやり方は『とりあえず他人にボール投げて反応を見ながら考える』という感じ。
欲求はブレにくいけど、やり方は出たとこ勝負。『明日は明日の風が吹く』みたいなイメージ」
本人の感覚としてはそんな気楽な感じではないんですが、確かに打ち出し方は色々、その場のノリで文章書いてる部分があるので、作風や文体はブレますが、根っこのメッセージはあんまり揺らがないです。(太陽双子座、月水瓶座)
「そんな感じなので、とにかく出してみて、外から反応を引きずり出さないと何も始まらない。でも、自分を貫く火の星座がないので、出すほうが弱くなりやすいのがちょっと気になるかなと……。
一応、物事の始め方(ASC)が射手座(火の星座)なので、とりあえずは出すと思うんですよね。そこで思い切ってエイヤでやるか、『きっといいことあるはず』でやらないと何もはじまらない」
出すまで結構ぐずぐずしていて、初動が遅いとよく言われます。行動力のない自分を責めたり、怒りを溜め込んだりしがちです。
そして、おっしゃるとおり出すときはエイヤで出します。半ばヤケクソです。なので「きっといいことあるはず」というよりは、「もうどうにでもな〜れ」のほうが実際の感覚に近い気がします。笑
ちなみに射手座はどんな性質かと言いますと……
「根拠のない自信みたいなのが射手座、自信ありそうに見えるけどそんなにない」
とのことです。(他にも色々意味はあります。笑)
本人の自覚としては自信は地の底にめり込んでいるのですが、確かに、なぜか自信ありそうに見られることが多いです。でもそんなにないです。
「射手座の支配星(※)の木星が強く影響してるので、そこで火の部分は補完できてるかもしれないですね。
ただ木星が強いので、視野が広すぎて、漠然としてる。オレはこれをやりたいからやるんだ!という感じにはなりづらい。でも、背中を押せばそのまま飛び出して行っちゃいそう」
背中押してもらえると、めちゃくちゃがんばれますね。
視野が広すぎて、漠然としてる。実際漠然としすぎて、細かいことは苦手ですし定めにくい。マガジンの数とか見ると笑えてきますね。Twitterでも割とふわっとしたことばっかりつぶやいてしまいます。
※支配星
12星座それぞれに支配星と言うものがあります。天体が役者なら星座は衣装。支配星にとって、支配される星座は一番似合う衣装、居心地が良い家のようなイメージ。物事の始め方(ASC)がある星座の支配星は、チャートルーラーと呼び、その人のチャートで強い影響を持ちます。
葛藤の解消ではなく、葛藤ごと肯定してもらった
◆いきなり出るのが怖いなら、ぬるま湯からゆっくり煮出してやれ
いよいよ質問の「葛藤」の部分に切り込んでいきます。
まず「閉じたら人生止まる」という特性があるのに、外に打ち出しにくい配置という矛盾について。
「どうして外に出しづらいのかを見ていくと、火星(自分を外に切り出していく星)が使いにくい位置にいるので、同調圧力に負けがちで、なおかつ警戒心が強くなりがち。
そして火星に結構動きづらい星が絡んでいて、自衛しようという感じが強く出るし、とにかく不安になる。
ただ、ここをなんとかしてあげれば、出たとこ勝負でなんとかしていくのは得意なはず」
火星は「怒り」なども司るのですが、以前、怒りの処理が下手くそなことを記事にも書いたくらい、火星は使いにくさを感じています。
不安はめちゃくちゃ強いです。「人より不安や恐怖が強い」ということを自覚するまでは「みんなこの恐怖を乗り越えたんだ。乗り越えられない自分が悪い」とすら思っていました。
「とにかく慎重に慎重に踏み出していく感じが強い。一気に背中を押されて崖から落とされると、パニクって死にそう。本当は飛べるのに。だからちゃんと命綱つけた上で、ヘルメットもかぶって少しずつ進んでいく」
本当は飛べるのに命綱とヘルメットつけてるって、絵面的にめちゃくちゃシュールだなあと思います。でも実際、周りから見たらそんな感じなんでしょうね。
「蟹座の火星を活かすためには、最初は安心できる範囲内でやっていくこと。身内や、同じものが好きな人から攻める。ハッシュタグちゃんとつけるとか、自分のサイトで少しずつやるとか」
振り返ると、作品を公開するのがそのまんまの流れでした。
noteは、最初は友人に読んでもらうところからスタートしてます。夢小説も友人に読んでもらったのが原動力だし、公開に踏み出したのも個人サイトが作れるプラットフォームを見つけたから。それで興が乗ってpixivに公開する自我が芽生えたときも、検索避けのためにハッシュタグのローカルルールを調べまくったりしてました。
大事に進めたい物事には慎重なので、初動はかなり遅く、以前は周囲からは「出来るのになんでやらないの?」なんて心配されたり(まさに上記の飛べるのにヘルメットかぶってる状態)、自分でも行動が遅い事がコンプレックスになっていたんですが、この火星の使い方を聞いて、星のとおりに動けていたというか、このやり方でよかったんだと思うことができました。
◆いい意味での未練がましさ、必要だった嫉妬深さ
「蟹座の火星は案外タフで、『やっぱあいつ殺す』みたいな根拠のないパワーがある。いい感じに冥王星(底力の星)も絡んでるのでなおさら。冥王星は月にも絡むので、そこも底力に繋がってる。
案外往生際が悪いと言うか、いい意味での未練がましさがある。そこが、崖から落ちても意外と死なずにすんでるポイントなのかなと。『できないから諦めよう』にもならないし。ちゃんと物量も書かれてる」
この「いい意味での未練がましさ」という言葉が、すごく刺さりました。未練がましいことは私にとってみっともないことで、「こんな自分はダメだ」とずっと思っていたんです。
でも、未練がましく執念深いからこそ、(途中やめてた時期はありますが)結局諦められずに今でも書いてる。書いていられる。めんどくさい自分に生かされてここまで来られたんだ、って思えて、めんどくさい自分を初めて心から肯定できた気がします。
「あと、理想主義が強くて、なおかつそれを他人に投影しやすい配置があります。これは同時に人を焚き付けもする。だから元々焚き付けられる資質の人が寄ってきちゃって、まんまと焚き付けられて、相手の方がパーッて光り輝いちゃうことがある。そして、相手と同じくらい自分もパーッってなりたいという欲求も出る」
確かに、他人に理想を投影されやすいし、しやすいです。焚き付けられた人に自分でビビることもありますし、他人に理想を求めすぎてしんどくなることも。
「人を励まして背中を押す」「理想的な人を見つけてその人を目標にして頑張る」という風にエネルギーを転化できれば健全ですが、精神が不安定だと、自分の無価値感や不甲斐なさの方が勝って、やりたい事を相手に奪われてしまったような感覚に陥ったりすることも。
また、くっそ難儀だなと自分でも思うのですが、めちゃくちゃクオリティ高くて萌えたはずの作品が、あとあと嫉妬で読めなくなるとかもあります。笑
好きなものは純粋に好きでいたいのに、「私もパーッってなりたい」という情熱が強すぎて自分で自分を焼いてしまう。
「でもその嫉妬心あるおかげで地に足がついた感じになります。理想主義ちょうつよいみたいな配置なので、なんかふわふわしてフラフラした感じで、なおかつ流されやすい感じも強いので、自我を見失いやすくなる。だからむしろ嫉妬心があることで『自分の心ここにあったんだ』って確認していける。嫉妬心は生きるために必要」
「嫉妬心は生きるために必要」と言ってもらえたとき、心から「嫉妬心あってよかった」って思えました。
「ちなみに冥王星は嫉妬心だけでなく無力感や無価値感にも関与してきます。人に比べて自分は価値がないとか。水瓶座は、価値が重要な意味をなすサインなので、冥王星はかなり強く効きやすいはず。でも無価値感があるからこそ『これ以上奪われてたまるか、むしろ人から奪ってやる』みたいな感じに生き汚さが出る」
えっ、私ヤバい奴じゃないですか。
「そう、『私本当はヤバい奴だから強いんだ』って思ってください。『私はホントはヤバい奴』って言い聞かせながら、めりめりと進んでいって」
「私はホントはヤバい奴」、心に刻もうと思いました。
未練がましさ、嫉妬深さ、生き汚さ。強いネガティブ感情をずっと持て余していて、正直「切り離したい、消し去りたい、ひた隠しにしたい」と思っていました。しかもこのネガティブさは、夢女子のペルソナと深くリンクしています。
けれど、それらは私にとって強みでもあったんたなぁと思えたおかげで、夢女子としてだけでなく、自分自身をまるごと認められたような感覚がありました。
◆葛藤しないで生きようと思ってもそもそも無理
「極端に出やすいタイプはもう葛藤していくしかないですね。身も蓋ないっちゃ身も蓋もないんですけど。葛藤するタイプの方が、自分的には満足行ってなくてもはたから見ると『そんなにできてるのにまだ頑張るの?』ってなるけど、その過程で磨かれるものがある」
そういえば確かいつか記事に対して「どうしてそんなに掘り下げるの」「逸見さんみたいな真似は私には無理です」という言葉をもらったことがありましたが、あれはそういう感じだったんですね。
「それにこの配置だと、葛藤なしで生きようと思ってもそもそも無理。葛藤しちゃダメと思ったほうが苦しい。葛藤すればするほど、苦しめば苦しむほど、ちゃんと自分の人生生きてる、自分に向き合ってるって感じが出てくるんじゃないかなと。苦しいのは自分から逃げてない証拠でもあるんで。なので葛藤していきましょう」
これまで「葛藤があって苦しいね」「大変そう」と同情されたり哀れまれたりこそすれ、葛藤を肯定されたことがあっただろうかと思いました。笑
ここ数年は葛藤を統合するために手を尽くしてきたので、既に「もう葛藤していくしかない、私はこういうものなんだ」とある程度悟りを開きかけてはいたんですが、あくまで自分の中での結論でした。なので今回、外からハッキリ言い切ってもらえたのはありがたかったですね。
理想主義とドロドロした感情の引っ張り合い、それ自体は多分一生なくなりません。でもそれと向き合う心持ちが、水煮さんのおかげでしっかり定まったというか。最後のピースがハマって、これでいいんだと思えた感じ。
「背中を押す」ということに関してはこれ以上ない鑑定でした。
これからも自分で自分をぶん殴りながら(笑)、書きたいように書こうと思います。
無自覚な部分の言語化で自分の魅力に気付けた作風分析
そしていよいよお待ちかね、作風分析です。
noteのフォロワーさんは私の小説読んだことない人のほうが大半だと思うんで、書くのに抵抗があるんですが、私が褒めてもらって嬉しかったし楽しかったので書きます(笑)。
それはそれとして、自分の作品を分析的に読んでもらうって恥ずかしいですけどメチャクチャ楽しいですね!!!脳内物質ドバドバ出ました。
◆刺激を投入することで対象の価値を浮き彫りにしたい
「まず雰囲気から見ていきます。
キャラのいろんな側面を出すために、いろんなキャラを出していく。対象の持っている価値を浮き彫りにするために、あえて今までの文脈をぶった切って、あたらしい文脈をぶつけてみたり。この辺がもしかすると、キャラ作っての夢がすごい向いてるのかな。『こういうヒロインがいたらこのキャラのすごい魅力的な部分引き出しやすいぞ』みたいな感覚がありそう。ヒロインは調和するよりも刺激として入れたい」
「対象の価値を浮き彫りにする」と言われてた辺りでは「そんな高尚な事考えてないな、欲望の垂れ流しだしな」とぼやっとしてたんですが、「ヒロインは調和より刺激」というくだりでうなずきで首がもげるかと思いました。
ヒロイン、あるいはそのキャラの、心境の変化や別側面を引きずり出したいという感覚はありますね。もっと究極を言えば、心の闇を暴きたい。傷つけて、ボロボロにして、揺れる心と、回復する過程で強まる絆。そのためにあえてキャラの性質と真逆のヒロインぶつけるとか常套手段ですね……。でもそのほうが面白くないですか?←
あと、既存の文脈ぶった切りはよくやってしまいます。ギャグ書き始めたのに気付くとしんみりしたり、深いテーマに切り込んじゃったりします。
「でも、その落差がそのまんま面白さにもなってる。単調じゃない、予定調和じゃないところを通って、最終的にはハッピーエンド志向。あと『いろんな側面があっていいと思うけど、その中でもいい側面に注目していきたいよね』みたいな感じもすごい強い」
「ギャグシリアスの落差がある作品って賛否分かれる」みたいなのを読んだことがあって、なんとなく振り幅があるのってあんまりよくないのかな? と思ってたんですが、でもそこを面白さと言ってもらえて元気が出ました。
あとハッピーエンド志向と言えば、noteでも暗い記事も最終的に明るく終わることのほうが多いんですよね。あとだいたい管巻いてても「このままじゃ終われねえんだよ!」って顔を上げて終わる感じはつよいです。
「とにかく全体的に『刺激』って印象が強い。まったりしたいと言うよりも、心に波風立たせて、会話や反応を引っ張り出したい。
キャラ同士のやり取りも、安全圏だけで戯れてるんじゃなくて、突っ込んだ方とか危うい方に踏み込んでいく傾向がある。
風サインだけだと表面上になりやすいところを、蟹座の火星、蠍座の冥王星がすごいスパイスになってる。味を添えてる。かなりギリギリ攻めるという印象がある」
そういえばエッセイでも、「心えぐられる」とか言われたことありますネ。
ただ自分の中では、自己制御が効かないというか、気づくとそうなってるという感覚です。本当はご都合主義の安全圏でぬくぬくしていたいという気持ちもなくはないんですよ!! ……本当ですよ!? でもそういうの書いてると、だんだん許されないような感覚になってくる。
◆伝わりやすさとエモさのバランスがいい
「あと見た人には確実に届くみたいな側面があると思います。すごく伝わりやすいんですよ。全体的な比率が美しい。セリフと地の文もいいですし、刺激と柔らかさのバランスもいいですし。歯ごたえがある表現と平易な表現のバランスもいい。
基本平易でたまに『おっ』て感じで刺激になるような表現が来るので、いい意味で飽きさせないけども、ストレスもかけない」
実はエッセイにせよ小説にせよ、「わかりやすい文章」が地味にコンプレックスで、エモ分は定期的に補給して、作品を書くときは意図的に演出として入れたりしています。
その際にくどくなりすぎないように、かつ無意味な演出にならないようにと(自分なりにですが)意識してやっているので、その比率が美しいと言ってもらえてとても嬉しかったです。というか、ちょっと嬉しすぎて半分信じられない状態でした。
「双子座が強いと散漫になりがちですが、逸見さんの場合そうならないのは、目的意識強い配置が良い方に出てるのかなと。記事も主張したいことが最初に明示されてるので、双子の割にはちゃんと目的意識がある。ないなりに上手く回してる」
実は、昔はまとめるの苦手でした。でもそれ以上に伝わらないのが嫌で。だからこそ説明を冗長に書いちゃうっていう自分の欠点もわかってるので、読み手が安心して読み進められるように、語りたいことの前に結論を書くようにすることを気をつけていました。
あと、水煮さんに送ったエッセイをはじめとした女オタクネタの記事は、もともと検索流入を狙って書いているので、言いたいことを最初に書くのは長文を読んでもらうために特に意識していますね。
もちろん感情垂れ流しエッセイを書くときは、出てくるままにダラダラ書いてることも多いですよ。笑
◆理想主義と毒のギャップ
さらっとしたきれいな話ばかりじゃつまらないので、深めにつっこんだ話も出していきます。というか私の方からガンガン踏み抜いてくださいとお願いしました。(自分で自分を刺していくスタイル)
作風分析というより、人生全体の話にもかぶってくるので話題が少し飛びますがお付き合いください。といっても、天体配置ってその人そのものなので、結局話を掘っていくと、作風と人生の境界って曖昧になりがちと言うか……。笑
「表面的にはわかりやすくてきれいなんだけど、多分本心の方ではもっと怒り狂ってるだろうなという感じ。ただそれを自分で認められるかというと、理想主義が強いのでちょっとむずかしい。言葉にするとますます出てこなくなっちゃう。何なら『地雷全部焼き尽くしてやるからな』くらいのものが多分あるはずなんですけど」
「地雷全部焼き尽くしてやるからな」がド直球過ぎて笑いました。
このセリフ、水煮さんに言われるまで言葉にしたことはなかったんですが、それくらいの激情は持っている自覚はありました。そして鑑定後、実際自分でそのセリフを口に出してみたんですが、あまりにもしっくり来すぎて一人で笑ってしまいました。
でも、それを表には出しませんし他人に強要もしませんし実際焼きません。(笑)焼きたい気持ちになることはあるけどネ😉✨
「いい意味で。いい意味でですよ?(念押し)焼き払うような激情があるのに、一生懸命抑えて『公平に振る舞ってますからね』みたいな顔してる。多分それがちらっと見えてて、喧嘩売られるのかなと。」
人当たりよく振る舞えば振る舞うほど、うちに持ってる激情がチラ見えするから、余計変な人にタゲられる。なんか過去の人間関係で思い当たるフシがめっちゃあるなあ〜〜〜と思いました。
「ただこれ、若干殴り返してきそうな感じがする。キレたナイフみたいな。すでにナイフを鞘から抜いてちらっと見せてる感じはしますね」
これまでの人生で「優しいだけだと付け込まれるんだな」と学んだので、最近は先んじて殴りに行くようにしています。文章で。……あくまでイメージの話です。(そして優しいだけでもつけこまれない人もいます。あくまで、私の配置では、という話です!)
ただ要するにつよい自己主張を出していくというか、多少炎上するんじゃねえか?くらいの覚悟で書くというか。嫌われても別に死なないし。みたいな。それだけです。実際に殴ったりはしません。
けれど、それを意識し始めてから、変な人寄ってこなくなりましたね。
人を殴りたい人って、泣きながら許しを乞うてくるとか、要は思い通りの反応をしてくる、反撃してこない相手を選んで殴りたいんですよ。で、さらにそういう相手を嗅ぎ分けるのが上手い。
だから「お前のそういう欲求には従わねえ、私はおとなしく殴られてる女じゃねえぞ」と、先んじて示すことで、そういう人は寄ってこなくなりますよね。まあ、タゲられやすい性質は変わらないので、意識的に対策する必要はあるんですけど。
前はそういう激情が自分にあることを受け入れられなかったし、こういう自分は嫌われるんじゃないか、とも思っていたので、ひた隠しにしようとしてました。でも今は、毒がある方が好きと言ってくれる人にも出会えたおかげで、ようやく小出しに、水煮さんの言葉を借りれば「ナイフチラ見せ」ができるようになってきたんですよね。
水煮さんにも「そこは怖いところだけど、強みでもある」と言ってもらえました。
(それにしても、水煮さんがしきりに「キレたナイフ」というフレーズを繰り返し、しかもしみじみ言われてたのが印象的でした。笑)
あと前々から、思いっきり愚痴ったツイートのほうがいいねついたり、感情的でドロっとしたエッセイのほうがウケる(伸びる)のが不思議で、水瓶座の月的には一歩引いて見てたんですが、そのこともお聞きしました。
「火星は人に対するアピールポイントでもあるので、蟹座だとお腹見せてあげる感じが強いですし、冥王星がそこでドロっとしたので調和してくるので……たまに『殺す』って言ってた方が逆にウケるみたいな感じはある。案外毒は強い。強いんだけど、理想主義でまとめてくる。すごく相反する感じなんだけど、そこが面白いのかなと」
自分が内包している要素はミスマッチでアンバランスだなと思っていたのですが、結局のところそれが味になるというか、自分の中身、捨てるところなんてひとつもないんだな、と思えた作風分析でした。
そして、自分ではできてないつもりだったところもとても褒めてもらえたので、自己肯定感が増した感覚がありました。ほんと良かった。
作風分析は以上です。
スキルアップは勝手に伸びる、モチベは安定しなくていい
そして最後は現実的で具体的な話です。
小説を書き続けていくにあたって、自己管理は避けて通れないポイントだなと感じていました。そしてやはり、もっとうまくなりたいので、何か星の配置に合ったアドバイスがもらえればと思って聞いてみました。
◆好奇心を殺さなければ勝手に伸びていく
「なんかとにかく書いてれば勝手に工夫して勝手に伸びていく感じが強いです。
好奇心に応じて、これ興味あるからやってみよう、上手くいかなかったらまあいいやで投げたりしながら、出来る道具を増やしていく感じ。
あんまり語彙力増やしてもどうかなと思うところもあるけど、逸見さんの場合は語彙力を増やしたほうが案外伸びが早い。この語彙頑張って使ってみたけどなんかしっくり来ないな、もっと平易な言い回しでしっくり来るのないかな、って探しながら工夫してく感じで、結果として伸びる。
でも基本は面白そう〜でいいとおもいます。あんま難しいこと考えると、逆に動けなくなちゃって伸びが鈍るんで」
そんなちゃらんぽらんでいいのか……!アドバイスも何も既にやってる……。と思いました。
人から教わる前に、独学が基本。なんでも気になったものをネットや本、人から聞いたりしたものを、取捨選択しながら合うものだけ取り入れていく、というスタンスです。
でも、そういうやり方って一般的ではないと思うし、そういういい加減さに対して「こんなんでいいのかな?」と一人で不安を抱えていました。しかも、不安を抱えているのに(むしろそのせいか)、案外形になってしまっているらしく、誰に咎められることもなくて、余計不安になるみたいな悪循環がありました。
褒めてもらうと嬉しいんですが、反面「もっと話の詰めの甘さとか指摘してくれてもいいのに……」と思ってました。で、結局自分で自分にダメ出しして、結果的に、一年前の文章とかを今と比べて「あ、意外に伸びてる」って気づくような感じ。
本当に物事って捉え方次第というか、ネガティブに捉えがちな現象を「これでいいんだ」って言ってもらえて、なんか「一般的にどうこう」とかどうでもよくなりました。もっと無責任に双子座やろうって思いましたね。
もちろん、独学だと間違う事もあるんで、ある程度体系化された知識(型)や、比較対象は必要かと思いますが、好奇心に忠実に「面白そう」と思ったものだけ取り入れようかなと思います。気分が乗ったら(いい先生見つかったら)講座にでも行こうかな、くらいの。笑
◆モチベーションはむしろ安定しなくてもいい
「モチベーションは好奇心殺さずに行ければ保てるかと。
あとモチベーションの揺れは大きい方だと思うんで、『安定しなくてもいいや』で。『今日全然できなかったからオレはもうダメだ』にはならずに『今日はちょっと体調悪いような気もするし……』てな感じでなあなあにしていきたいです。実際やる気でないときは体調優れないとかあるので。
逸見さんは自分の体調の揺れみたいなものに気付く力が弱いかもしれないんで、むしろ気分の方から自分の体調を推測していきたいですね。
やる気出ないときは無理にやらないようにしたほうがいい。そういうときはゆっくり休む。ぐだぐだすればするほど元気になります」
体調の揺れに気づく力は弱いです。この数年、自分に向き合う機会をもらてえようやく、やる気が出なかったり心が病んでる時は体調も悪いんだって気づけた感じですね。心と身体はつながっています。むしろ世の中が、心と体を分けて考えすぎだと思います。
ただ、心と身体がつながっていると気づいたとはいえ、「体調が悪いくらいで休んじゃダメだろ」みたいな社畜ブロックがめちゃくちゃ強いので、このあたりは外していきたいところですね……。「気分が落ちてるの、本当に体調悪いのか?」って疑う自分が未だにいるいんですよ。
ただ、セルフメンテナンスとしてアクセスバーズをずっとやってるおかげで体調の揺れに気付きやすくなりました。アクセスバーズ、目新しくかつ合理的で水瓶座に合ってるからか、ずっと続けられてます。今後も引き続きアクセスバーズをやりつつ、意識的にぐだぐだネチネチしつつですね。
ざっくりとした時間割を作る。あととにかく睡眠
時間管理は本当に苦手すぎて、時間の概念さっさと消失しないかな、早く現実に精神と時の部屋実装されないかなと思っている民です。課題しかない。
「先にタイムスケジュール決めちゃった方がいいかもしれないですね。柔軟性高すぎて割とどうにでもなっちゃうタイプだから、やっぱちょっとグダりやすい。
柔軟サインは縛りがあったほうが工夫しようって作用が働くので、平日と休日の大雑把なタイムスケジュールを組んでみるとか。火エレが少ないので、余裕持って予定立てていきたいですね」
枠決めてもその枠に従えなくて爆発したり、タスク溜め込んで予定がゴチャりがちなんですが、多分火エレ少ないから行動にエネルギー使えないのに詰め込みすぎているというか、予定に無理があるんでしょうね。
もともと見栄がつよいというか「これだけできたらいいな」で予定組んじゃうんですよね。でもそれは現実の自分には無理なタスク量という。
この辺りは本当に課題で、縛りすぎてもダメだし、縛らなすぎてもグダるし……という感じです。
「とりあえず手帳とか記録して、どのくらいの時間配分が無理がないかとか、データを蓄積していく」
今は一日に何をどれだけこなせるのか、物事に応じてざっくりとしたボリューム感を把握できるように検証中です。ただ、もうちょい、日頃のデータの蓄積が必要だなと思いました。
「あと睡眠時間の確保超大切。そこだけは、何座の人でも大事。特に創作する人は頭使うから、睡眠時間死守。そのリズムが世間と違っても、安定さえすればOK。月の水瓶座は不動サインなのでリズム安定させたほうがメンタル安定します。
睡眠最優先で、ほか生活に必要な時間帯とかを除いてって、最後に残った時間の中で創作に使う時間をやりくりする」
うっ……めちゃくちゃ苦手な奴だ。気持ち的な優先順位で、食事や睡眠よりも上に学習や創作が存在するので、欲を言えば一日ずっと小説書いていたいみたいな気持ちがあります。やり出すと丸一日とか、短くても三時間ぶっ通しとか普通にやってしまう。
「やりすぎも良くないですね。どっかで反動出るんで。時間を空けながら一日三時間とか、隔日とか、午前中だけにするとか。やったのと同じぶんだけは休ませたいです」
書くときと書かないときの落差が激しいんですが、これってもしかして、「身体が書いた分休もうとしていたのか……?」とこの時気づきました。笑
「……記録できるかと言うと、記録が続かなさそうな感じも若干ありますね。活動量計とか腕に巻いとくだけでも、睡眠時間や心拍数を記録できます。あと心拍数と体調って連動したりしますし。そういう計器に頼って、無理やり記録残させる」
記録は実際続かないです。というかあらゆることが長続きしない。「活動量計」ってなんか運動とかする意識高い人のものってイメージだったので、体調管理に使うのは目から鱗でした。
「あと作業時間はTwitterに書き込むことで、あとから逆算する。なんか人に『こんだけ作業したよ』って伝えようと思ったら張り切れると思うんで。見栄で習慣化しそうですし……。というわけで習慣化はTwitterを使うのが手っ取り早いですね。Twitterは占星術の勉強会とかでも『この時なにしてたっけ』みたいな振り返りにすごい役に立ちますし。この時集中できてないんだなとか、人が多いとダメだな、とか、そういう風にデータ取って、分析していく」
何かしら記録に残す形でやってこうかと思います。とりあえず占星術の勉強のためにTwilogは取ってますし。身バレ怖いんで私生活垂れ流しになるの怖いですけど、できる範囲でやってみようかと思います。
「火の方は、ないなりに案外工夫してできてらっしゃるかなという印象があるので、足りない地のエレメントを土星で取り込んだり、人からもらったりしながら意識してやった方がいいかと。
まずは睡眠から。地エレは自己保存です。アッパー系強いし、落ちたら落ちたで底力でなんとかしてしまうところがあるので、底力でなんとかしないようにする体制づくりを。『無理しない』を徹底していただければと」
底力で何とかしてしまう……耳が痛えです(^q^)
本当、地エレまわりは課題が山積なので、天体の配置を見ても、ガチで取り組む時期が来たんだなという感じです。
「発表できてるだけで世の中的にはだいぶできてる方、継続できてたら得点倍になります。なのでそんなに心配いらないかなと。いのちだいじにさえすれば。ご時勢的にもガチで死ぬので(笑)」
つい上を見がちなんですが、発表できてるだけで出来てる方、と言っていただけたのがとても励みになりました。その他、人間関係のことなど結構プライベートなことにもご相談に乗っていただいたりしました。
いのちだいじに、肝に銘じます。笑
水煮さん、ありがとうございました!!!
まとめと後日談
実はこの鑑定は4月の頭に受けたもので、そのあと緊急事態宣言でのバイト休み、再開とかなりバタバタしてしまい、出すのがこんなに遅くなってしまいました。本当にすみません。
せっかくなので後日談を。
とりあえず、活動量計を買いました。
AppleWatchとかFitbitとかも考えたんですが、鬼コスパのこれにしました。日本語対応、iOS/Androidアプリあり。心拍数、睡眠、歩数、座りすぎアラート付き。それで4000円とかどうかしてませんか……?あなどりがたし中国。
充電なしで2週間とか平気でいけます。充電のたびにベルトから外すのがめんどうなのでクリップ式の充電ケーブル買いました。もし買われる方はこちらもセットで買うのおすすめします👌
実際、マジで勝手に記録してくれます。おかげで「睡眠浅いんだな」とか「全然歩いてねえ」とか可視化できて面白いです。あとディスプレイを自分の好きな画像にできるので、推しキャラの神絵を設定してニヤニヤしています(^q^)
習慣化や時間管理はまだまだ試行錯誤中です。小説書くだけじゃなく、仕事に関してもフリーでやる上で絶対必要なスキルなので、長期戦覚悟でやります。向こう3年は水瓶座に土星がいますし。
あと4月は堰を切ったように死ぬほど小説書いてました。睡眠時間大事って言われてたのに、バイト休みなのをいいことに昼夜逆転しながら飯もほとんど食わずに。それでも以前より罪悪感とかはかなり減りましたね。
あと「風エレ多いのに反応期待しないとか無理」という言葉を胸に、友人に素直に感想くれってお願いしたら、実況みたいな感想文送られてきて、嬉しくて転げ回りながら読みました。サイトにも感想くださる読者さんが来てくれたりしましたし、ありがたい限りです。
とにかく今回の鑑定は、自分でおっかなびっくり「これでいいのかな」とか「ついついやっちゃうんだよな、自分の悪い所だ」と思いながらやっていた事が、「実は自分に合った方法をやってた」と知れたことで、何かやるにしても「これでいいんだ」と思えることでかなり心が楽になったのが、一番の収穫でした。
創作する上で方向性に迷っている方、これから創作してみたいなと思っている方、水煮さんの鑑定はとてもオススメです!抽選ですが、気になる方はぜひ応募してみては!
Twitterでもレポがたくさん上がっています。水煮さんのTwitterアカウントはこちら。