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元恋人➁(っぽかった人)の話
元恋人➁(っぽかった人)の話
私が今まで付き合っていただいていた人たち、第2弾、元恋人➁(っぽかった人)。
なぜ(っぽかった人)なのかというと、私たちは正確には付き合っていない。告白していないしされてもいない。
どんな人だったのか、どんな付き合い方をしたのか、その後どうなったのか、を書きます。
元恋人➁(っぽかった人)情報
高校1年生の時に同じクラス、それから3年間同じ部活で苦楽を共にした女の子。
私、女子高出身なんです。
話は聞いてないし、機械音痴だし、髪の毛縛るのが下手。
放っとけない、どこか危なっかしい雰囲気のある子だった。
それでいて、周りをよく見ている。機転の利く彼女に助けられることが幾度となくあった。
距離が近かった頃
だんだんと距離が近くなり、いつも2人でいることが多くなった。
部活の帰りにパン屋に寄ったり、ショッピングモールのゲームセンターでクレーンゲームをしたり。
プリクラは撮らなかった。私も彼女も、わざわざ撮らないでいいでしょ、と思っていた。
教室にいてもずっとくっついていて、隠れてしょっちゅうキスしていた。
一番つらかった部活も、一緒に乗り越えた。
本当にかわいい子だった。
距離が遠くなった頃
クラスが別になり、あまりベタベタとくっつくこともなくなっていった。
だんだんと彼女の方から、私を避けていくようになった。
思い当たるきっかけは2つ。
1つは、志望していた大学を、彼女と同じ大学からレベルが高い大学に変えたこと。同じ大学に行けば、ルームシェアする予定だった。
もう1つは、元恋人③が私に言い寄ってきたこと。先に気づいたのは彼女だった。
どちらも、私が悪い。でも、今の彼女が幸せそうだから、それで良かったのかもしれない。私とずっといるより、悩むことが少なそうだ。
私たちは、愛しあっていながらも、どこか罪悪感を抱いていた。離れるきっかけは何でもよかったのかもしれない。
今の彼女と私
それから私たちは、ほとんど何もなくなった。
私が時々すがるように、彼女のホームまで見送ったり、遊びに誘ったりしたくらい。彼女は拒むことはなかったが、彼女から私だけを特別に誘うことはなかった。
彼女は、一緒に志望していた大学に落ちてしまい、今は簡単には会えないところにある大学に通っている。
入学してすぐに、彼氏ができた。まだ続いている。彼女によく世話を焼いてくれる人のようで、良かった。
私たちの関係に、私たちが今さら触れることはない。
同じ部活で苦楽を共にしたメンバーとして、関わりをもっている。
他の人も含めてグループ電話することがあっても、距離が近かった頃のように2人きりで3時間も電話することはもうない。
そんなこんなでまとめると
ここまで読んで、ずっと、「あれ?この人レズなんか?」と思っているかもしれませんね。
私は両性愛者です。バイセクシュアル。
私にとってはね、loveに性別そんなに関係ないんですよ(たぶん)。好きは好き。
彼女のおかげで気づけたこと。女子高という空間で初めて分かったこと。
確かに男性と付き合うことが多いし、恋をする相手も男性がほとんど。彼女と出会わなかったら、気づかったかもしれない。
彼女をたくさん傷つけたかもしれない。ごめんね。
私にとっては、素敵でとっても苦い思い出です。クリームブリュレのカラメルみたいな感じ。
次は、元恋人③の話を書く。いろいろありました、ここは。
では。