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ETCマイレージ自動還元設定の代案

ETCマイレージの自動還元設定は、今ある
 ①還元最高額に達したら自動ポイント還元
だけでなく、
 ②年度末で失効直前には「全残高の範囲で」最高額を自動ポイント還元
というオプションもつけたらどうだろうか。

多分、ユーザーに一定数いると思われる「今年度失効分と来年度失効分をにらめっこして今すぐ還元するか来年度に継続してポイントを増やすことに賭けるかは自分で決めたい!」という人は②をオフにすれば済むわけだし。

世の中には「常に」将来のために「ポイントは溜めたい」という人もいるだろうから、②とは排他的に「年度末の時点で今年度失効分だけ自動ポイント還元」も選択できると一応のルーチンは出尽くしたのではないか。

年度末に失効予定の通知葉書やメールが届くのは煩雑に思う。その集計情報がリアルタイムでもない。ポイントをどういう風に維持するのか、というルーチンは自動化しておくとエネルギーの節約になる。こういう個人の方針は年度によってぶれることは少ない。

私はポイントカードは使わない派であり、カードを作ることの疲弊感を脱するためには、ありとあらゆるエネルギーを駆使したいと思っているが、このようにあらかじめ還元することが前提のサービスは使う。例えば、10%還元が前提の価格設定の家電量販店を利用せざるを得ないときは、カードは作る。もちろん、そういう店はポイント還元システムに運営コストを上乗せしていると思うのでできるだけ利用を避けたい。よって私は家電量販店については自然とポイントが溜まる店の利用は避け、ポイントのない現金値引きを謳う赤地に白文字のロゴの店を使うようになった。

そもそETCのインセンティブとして向かうべき方向としては、段階的なポイント還元ではなく使えば使うほど安くなっていく料金体系ではないかと思う。電子マネーのように使えるポイントのようにリアルタイムで可視化されていたら、ポイントに有利になるようにあと500円買い物しよう、というインセンティブは働くかもしれないが、高速道路はもうちょっとでポイントが有利になるのでインターチェンジ1つ長く乗ろうとは普通はならない(例外として航空会社のステータスが何色になるかが問題でそのために余分に飛行機に乗る、という宗教はよく知っている。それはその後のサービスに天と地ほどの差があるから)。もし、ETCシステムと連動して、ポイント残高は○○円です、としゃべってくれたら変わるかもしれないが。いや、普段は乗らないから通知は切るだろうが。

そういえば、星新一のショートショートで、キャンディー還元の商売慣習に嫌気がさした主人公の話があった。ポイント還元に置き換えると、何と先駆的な話だろうか。

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