どうしてここまで"姫"属性のキャラに惹かれるのか。

こんにちは、ハヤカワ五味です。

コスプレが趣味で、仕事終わりや土日に衣装制作をしたり自分でロケ地を探して撮影に行ったりしています。やるキャラは基本は男性がメインなのですが、一部女性キャラもやっています。ただ最近、同居人に指摘されてわかったのが、私のやる女性キャラはすごく偏っているということです。具体的に私が現在すぐ出せる女性キャラは以下です。

ドラクエ4 アリーナ
ドラクエ11 マルティナ
ラプンツェル
ピーチ姫
初代プリキュア キュアブラック
他作品 2キャラ

そう、お気付きの方もいるかもしれないのですが、めちゃくちゃ姫率が高いです。

ドラクエ4 アリーナ ←姫
ドラクエ11 マルティナ ←姫
ラプンツェル ←姫
ピーチ姫 ←姫
初代プリキュア キュアブラック
他作品 2キャラ

何故ここまで"姫"属性のキャラに(無意識的に)惹かれるのか、自分でも流石に気になり考えてみたのですが、そこには恐らく一般的な"姫"イメージとそれを打破する姿というものが大きく関わっていると思います。そこで今日は、なぜ自分がここまで"姫"属性のキャラに惹かれるのかから、姫キャラの遷移について考えてみます。

以下の論文が個人的に納得感高かったです。

>ディズニー・プリンセスについて、フェミニズムの視点やジェンダー学を通し て分析された先行研究に共通して見られるのは、ディズニー映画のプリンセスた ちは皆夢を語り幸福を夢見るが、その夢は男性との結婚であり、男性の積極的な 介入がなければ女性の幸福は得ることができないかのように描いているという指摘である。とくに、30 ~ 60年代の間に登場した、白雪姫(『白雪姫』、1937年)、シ ンデレラ(『シンデレラ』、1950年)、オーロラ姫(『眠れる森の美女』、1959年)というディ ズニー初期長編作品のプリンセスたちは、自分たちの苦しい境遇から抜け出せる 機会、つまり、自分たちを救い出してくれる男性との出会いを求め、男性を当て にしていた。彼女たちを脅かす敵役に対抗する術は持ち合わせておらず、自己主 張をする機会はあっても、常に誰か、小鳥やネズミなどの小動物や妖精たちの助 けを仰いでいた。若桑みどり(2003: 46-47)は、これを「他力本願の人生プラン」 と称し、プリンセスの「人生の最大の事業はぜんぶ、自分で決めて自分でやれる ことではない。ぜんぶ運命や出会いや幸運やチャンスにかかっている」と分析し、 プリンセス映画は「まるで人生の最高目標が結婚式の瞬間にあるかのよう」に描いていると指摘している。

島田英子 ディズニーのフェミニズム プリンセスの女性学と男性

その後、アリエル、ベル、ジャスミンと既存の価値観やルールからの脱却を求めるプリンセスという変化があるが、結局ストーリーの途中からは、彼女たちの夢は男性との愛の獲得へと変化しているように見えます。

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