私に対して「起業したらいいのに」と言ってくる人は何もわかってない
7/1から某社で生成AI関連の仕事をしているのですが、近況を話すと、タイトルのように「起業したらいいのに」と言ってくる人がいます。そういう時、私は、
うるせーwwwwwwwwwwww
起業家経験10年あって、起業の選択肢がない訳ないだろwwwwwwwwww
考えて選んでるんだから、まるで起業を検討していない人のように接すなwwww
と毎回思っています。
(とはいえ、多分言ってる本人はそこまで深い意味もなく言ってると思うので、最近は「君ってイケてるね」くらいの意味で受け取るよう心がけています。)
むしろ、私としては会社に入るよりも起業する方が容易く、経歴からいけばダラダラと会社員が会社員を続けるように、ダラダラと起業家(?)を続けることの方が楽です。あと生成AIでありがちな受託、顧問、コンサルっぽいことも、やろうとすれば今でもできますがお断りしています。
それは、「少なくとも50歳までは、顧問とかコンサルとかを仕事の主軸にしない」と私は決めているからです。
まあなんかハヤカワ五味が顧問とかコンサル専業になったら、オワコン感がすごいので・・・。体力があるうちは自分の手元で事業に関わりたいと思っています。なので顧問は、老後の楽しみに取っておきます。
さて、「起業したらいいのに」の話に戻りますが、私は、あくまで起業は手段の一つであるべきと思っています。
(とはいえ先日usutakuという友人のyoutubeを見て、まあ起業したことない人は起業を目的にするのも、えいやで起業するのもいいよねと思いました。私も順序めちゃくちゃだったし。)
私が生成AI関連にジョブチェンすることを決めた時の、個人ミッションは「生成AIを活用してとにかくでかいことをする」でした。適当すぎて、小学生か?と言いたいところですが、デカさというのは結構重要だと思っていて、これまで起業してきたとはいえスモールビジネスばかりだったので、ここらへんで大きなことをやらないと一生スモビジなんじゃないかという危機感がありました。
じゃあ、どうやって大きなことをするかと考えたのですが。
例えば私の場合、1000人規模の生成AI組織を作りたいと考えた時、起業して1000人組織にグロースするまで頑張るより、1000人規模の会社に入った方が早いと思いました。何千件何億件というデータを生成AIで活用したいと考えたときに、そのデータを0から集めるよりもすでにある会社に入った方が早いと思いました。1%の改善を行なった場合、売上が1億の会社であれば100万程度のインパクトしかなくても、100億の会社であれば1億のインパクトがあります。しかも、この”生成AIの波”ってガラケーからスマホに変わったときとか、それ以上にインパクトがあると思っていて、今いい感じの企業でも時代に乗り遅れて淘汰される可能性が結構あると思っています。もし、それを存続させることに携われたらめちゃカッコいいじゃないですか。
だから私は会社に入ることを選びました。これらは勿論起業でも実現できる数字ではありますが、これだけ進化が早い生成AI業界において、特に2030年までにAGIが完成すると考えた場合残されている時間も少ないので、なるべく早く取り組める環境と考えると私の場合はすでに大きな会社に入ることがベストでした。
こういう感じで、色々考えているので、私に対して「起業したらいいのに」と言ってくる人は何もわかってないなと思ってしまいます。
(改めてですが、多分言ってる本人はそこまで深い意味もなく言ってると思うので、最近は「君ってイケてるね」くらいの意味で受け取るよう心がけています。)
また、もう一つ重要なポイントとして、私は「AIの民主化」に興味があるということです。つまり、今後生成AIの進化によって、多くの人が利用することができ、それによって多くの人がエンパワメントされる社会というのを私は望んでいます。この「AIの民主化」というのが、現状の生成AI×ビジネスのトレンドとは離れた場所にいると私は考えていて、
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