見出し画像

オンラインで売れない理由は、フォロワー数ではなく「信頼度」にあり


前回に引き続き「信頼」の重要性について考えていきたいと思います。


私はしばしばEC関係の講演会に登壇することがあり、ECの売り上げの伸び方で悩んでいる方に対して何をお話するのが一番効率的かをよく考えています。

それまでは、ECサイトのUI的な部分や、ブランディングの話を中心にしていましたが、最近気付いたのは「それ以前に信用度がなければ買ってもらえないよな…?」ということです。


ショップに対しての信用というものはそもそもの大前提すぎて、売れているショップさんが講演等されるとそこの話が抜け落ちがちですが、だからこそ「講演会で言われた通りにやっても売れない…やはり運が良いショップしかやっていけないんだ…」と感じてしまう人とかも出てきてしまうのではないかと感じています。

では、信用というものはどのように作り上げたら良いのでしょうか?

ちょうど最近、オンラインで小規模ブランドの買い物する機会が続いたので、その際に感じた不安と安心感について分解して考えていきたいと思います。




信用度を築く7つのポイント
・実店舗が存在したり催事実績がある
・雑誌/メディア掲載実績がある
・情報更新が定期的にある
・店長や中の人が実在する
・口コミが存在する
・どこかしらで生っぽい写真が見れる
・早めにレスが返って来る


情報更新が定期的にある

これはECサイトで購入を諦める時の理由ナンバーワンなのではないでしょうか…?笑

中〜大規模のブランドであればともかく、小規模ブランドの場合は最終情報更新が半年前とかだと「そもそもまだこのブランドは続いているのか…?注文して商品が届くのだろうか…?」という不安が付きまといます。いついつは休暇ですという小さなインフォメーションを更新するだけでも良いですし、情報更新や新作が少ないブランドに関しては入荷日とかを掲載しておいてもいいかもしれませんね。新規のお客様にはいつ入荷したなんて情報は掲載されてない限り知り得ないですからね。

また、SNS更新が必要だとされる理由もここにあります。これは小売だけでなく飲食店とかもそうですが、SNSかサイトかどこかしらで新情報を更新していかないと「もう閉店している可能性あるし、面倒だから他に行くか…」と選択肢から外されてしまう可能性があります。ただ、サイト更新だと手間がかかる場合もあるので、SNSだと気軽でいいですよね〜ということで、サイトにSNSのリンクやウィジェットを貼ってSNSの更新をマメにするだけでも信用度は格段にあがると思います。


口コミが存在する

基本的に、ビジネス色の強いコンテンツというものは信用されづらいです。例えば、商品写真とかもプロの手で綺麗に撮られているから実物は違うんじゃないかと感じられがち。だからこそ、まずは商品の写真をInstagramで調べたり、twitterで口コミを調べたり…。自分自身、今年に入ってから無理してInstagramを使ってましたが、いつの間にか旅行先のホテルをInstagramで調べるようになっていましたし、それの結果が微妙だとだいぶ萎えるようになっていました。

ともあれ、大抵のお客様は購買のファーストペンギンにはなりたがらないので、先陣が生々しい情報をどんどんSNS上でアップしてくれるような仕組みはよく検討したほうがいいですね。弊社の一番の課題もここにあるのですが、なぜなら下着なのでSNSにアップしづらいんですよね…。ワンピースもわざわざタグ付けするまで無い感があっちゃうというか…。それでお客様がInstagram界隈ではほぼおらずツイッターだけで完結しているような部分もあるので、もしそうさせたくないブランドさんは今までの弊社を反面教師にしてくださいな…。ツイッターでの口コミはぼちぼち充実してきていますが、Instagramに関しては絶賛改善中です。


店長や中の人が実在する

ここから先は

2,085字

¥ 400

いつも読んでくださりありがとうございます!サポートは、お勉強代として活用させていただいております。