なぜ生成AI界隈に美少女は沢山いるのに、美男子はそんなにいないのか考えてみた。

AI画像生成、AItuber界隈、美少女多すぎ&美男子存在しなすぎ問題あるので、率先してイケメンを作っていきたい(？)。

— ハヤカワ五味 (@hayakawagomi) September 5, 2024

先日、こういう投稿をしたところ、いくつかコメントが寄せられていましたが「イケメンが生成しづらいから」というのは個人的にあまり腑に落ちていなかったので考えてみたいと思いました。

で、結論から言えば、単に界隈の人口の男女比なんだろうなと思いました。

何故なら、男女比が極めて女性に偏っているコスプレイヤー界隈は、(ただしグラビアをやりたい・可愛いってチヤホヤされたい界隈を除くと)かなり女性が男性キャラをやってる比率が高いように思います。

つまり、そもそも界隈ごとの性別比って界隈の内容によって変わってくると思うのですが、どの業界でもその性別比が違うだけで異性に憧れるということは変わらないんじゃないかということです。コスプレだと洋裁やメイクが多いので女性がやりやすい趣味ですし、VRとかAIとかだとそもそも3Dにある程度(身体的に)強い人だったりテッキーなものに慣れている人だと男性比率が高くなりやすいんだろうなと思います。

私も、基本的にずっと男装コスプレイヤーで、超好きな女性キャラや好きなキャラとセットになっているような女性キャラであれば女装もするけど基本的に男装が多いです。というのも、そもそもそんなに超好きな女性キャラって多くないのと、女性キャラだと女性同士だからこそ「私には似せれない・・・」みたいな気持ちがありかなりやれるキャラが限定されます。男性に例えるとわかりやすいと思うんですけど、平凡な男性がジャニーズ系のイケメンに寄せようとすると「俺には無理・・・」となると思うのですが、女装だと一周回って「なんかいけるかも？」みたいになる感じですかね。コスプレだと素材が自分自身なのであれですが、VRとかであればもはや素材もほとんど関係ないので、であれば憧れているものや自分から離れているものになりたい、そういうものを作りたいということなんだと思います。

そう、別に生成AI界隈でもイケメンを生成している人はいなくないのですが、男性が男性を出力するモチベも特にないと思うので結果的に男性比率が極めて高い生成AI界隈だと美少女が量産されるということです。別に作れないわけではないし、学習素材が少ないという話でもないと思いました。それこそイラストとかであれば、イケメンイラストだって美少女イラストくらい大量にインターネットの海にあるはずなので・・・。

イケメン好きは全員AI使った方が良い。AIを使って理想の顔を生成できるようになると妄想力が10倍になる。顔面偏差値厨タイプの人はAIを使うことで理想のイケメンが一気に具現化されて満足度が上がり、現実逃避が10倍捗る。 https://t.co/fJZ8aACLZe pic.twitter.com/bI5OfjMucg

— ユニコ🦄 AIクリエイター集団「#ユニコスクール」👩‍🎨 (@unikoukokun) July 1, 2024

ここからは、そもそもなぜここまで男女比に偏りがあるのか最近考えていたことをまとめておきます。この辺りの話は可燃性が高いので有料部分に笑。

よくある男女比の話でいえば、美大の男女比の話ってありますよね。
例えば私の母校多摩美術大学でいえば、男女比がおよそ1:2くらいで女性の方が多いです。

※2022年の入学実績データを参照してます、上の方に出てきたからです。

ですが、学部ごとに見ていくと男女比が逆転している学部もあります。それは彫刻学科です。彫刻は例年男性比率がかなり高いです。男女比が逆転まではいかずともかなり近いところであれば環境デザイン学科(建築とか空間)や情報デザイン学科(いわゆるIT系)が挙げられます。