どうしたら"五味ちゃん"が育つのか②

最近また「どうしたら五味ちゃんのように育つのか」と聞かれることが増えました。別に、私は私のように育つのが正解だとは全く思っていませんが、ただどうしてこうなったのかの過程には学ぶこともあるなと思うのでちょっと考えてみました。
4年ほど前にも同じような記事を書いているのですが、今考えるとまた違った観点もあるなと思ったので改めて書いてみます。

4年前の記事だと主に"学び"や"学ぶ環境"についての話だったのですが、それとは別に"コミュニティや人"とか"性質"の話もありますし、なによりたまたま運よく今の自分になれたというだけではないかなと思っています。

この話を考え始めたきっかけとして、直近1年ほど自己愛性パーソナリティ障害の人に付き纏われていてすごい迷惑をしているという事案があります。

※ちなみにこういったことを、本人も見れる場所で何故書くのかと感じられる方もいると思うのですが、自己愛性パーソナリティ障害の人の特徴として「自身の病状をまるで認識していない場合が多い」というのがあり、まずこれを本人が読んでいたところで自分のことだとは思わないから書いています。

自己愛性パーソナリティ障害について知るために本もいくつか読んだところ「障害の背景」という項目があったのですが、そこには「親に大切にされたが、無条件に愛された感覚がない」「愛し愛されることで自己愛が芽生える」「自分は何かができるから愛してもらえるのではなく、ここにいるだけで愛してもらえると言う、『ありのままの等身大の自分』が作られていくのです」と言う記載があり、私としては心当たりしかありませんでした。

「心のお医者さんに聞いてみよう 自己愛性パーソナリティ障害 正しい理解と治療法 監修者 市橋秀夫」より

私自身は自己愛性パーソナリティ障害の項目に心当たりがない(成功とか失敗とか極論どうでもいいので)ですが、ここでいう自己愛の問題については実際に直面しており、それが理由で認知行動療法という治療をしていたこともあります。

つまり、私はたまたま自己愛の沼にハマらず済んだ(多分)というだけで、その危険とは隣り合わせだったし、少なくとも今でも認知行動療法に通うなどのコストを払っているという現状があります。なので、五味ちゃんになる方法…という訳ではないですが、個人的に一番避けるべき落とし穴は「自己愛の形成」にあるのではないかと思っています。

愛については以下でよくよく解説していますが、

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