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地方移住014 福岡市にもあるクリスマスライトアップ 天神→博多駅2時間で回れるか?
東京から地方への移住について相談に来られたた人が「地方の都市志向」であることは「地方移住012 高まる『地方移住熱』の背景は?『移住支援』NPO高橋理事長に聞く 」で書きました。
移住という「人生の決断」をするのに、移住先が東京のようなにぎわいが
ほとんどないような街だと、そのギャップがストレスになって東京に戻りたくなるかもしれない。
農業をやるために移住するけど、東京にすぐ行ける遠くない県や東京感覚で暮らせる街のある県はないか、私のこれまでの取材の中では、移住相談者のそんな想いを感じとることができます。
例えば都内あちこちにあるクリスマスのライトアップが創り出す「非日常」は地方都市の福岡市にもあるのか?答えは「ある」です。
福岡市中心部6か所2時間で回れるか
今回は福岡市在住で首都圏居住歴11年の筆者が、独断で選んだ福岡市中心部のクリスマスライトアップ6スポットを2時間で歩いて回れるかトライしました。
紹介するのはいずれも福岡市で
①天神・西中洲 4スポット
福岡銀行本店広場・福岡市役所西側広場・天神中央公園・貴賓館前広場 ②キャナルシティ博多 1スポット
➂博多駅 1スポット
各スポットの滞在時間はツリーなどの写真を撮るだけの10分。ほかにカフェ想定で1回だけ「足やすめ」の休憩時間30分を設けました。
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天神「ふくぎん本店広場」18時50分出発
スタートは福岡市の都心天神の天神交差点近くにある「ふくぎん本店広場」の「冬のイルミネーション」。2025年に竣工から半世紀を迎える故黒川紀章氏設計の名建築・福銀本店ビルが建つ広場にイルミネーションがあります。今年のテーマは「あなたのいちばんに。」。
地元の大手地銀・福岡銀行が昭和61年に始め、「天神の冬の風物詩」として福岡の人にはすっかりおなじみです。この日もスマホで撮影する人が続々でした。年明け1月13日まで。
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天神「福岡市役所西側広場」18時55分到着
歩いて5分。渡辺通りを渡って同じ天神にある福岡市役所西側広場に着きました。こちらではクリスマスマーケットが開かれています。年々規模が大きくなっている感がある福岡のクリスマスマーケットの天神側のメイン会場のひとつです。たくさんのツリーやイルミネーションが輝き、多くの人が福岡市の姉妹都市・ボルドー(フランス)のワインや、ホットドリンクなどを楽しんでいました。
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天神「天神中央公園」19時07分到着
福岡市役所の庁舎1階を通り抜け反対側・東側の出口を出ました。西側広場側の出口から徒歩2分で天神中央公園に着きました。東公園に移転した福岡県庁の跡地を福岡県がコンサートホールなどが入ったアクロス福岡と、芝生と緑が豊いっぱいの天神中央公園に整備しました。
天神エリアでは警固公園とならぶ広くて市民に人気の公園で、こちらのライトアップはテーマが「光のフォレスト」。アクロス福岡の建物を借景に使ったスケール感のあるイルミネーションです。一部のエリアは有料ですが、無料エリアだけでも十分楽しめます。
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西中洲「貴賓館前広場」19時20分到着
天神中央公園のメインツリーから3分。西中洲にある貴賓館前広場に着きました。天神や博多駅、福岡空港、北九州市小倉など県内約10か所で展開する「クリスマスアドベント」の会場のひとつで、ここは、私がラジオにレギュラー出演させていただいているKBC九州朝日放送が「フェスタ デ サンタ」を展開しています。「世界で一番サンタに出会える場所」として100を超えるサンタが来園者を出迎えます。入場無料。12月25日まで。
ちなみに「貴賓館」の正式名称は旧福岡県公会堂貴賓館。約115年前(1910・明治43年)にこの地で開かれた「共進会」というイベントの際に来賓接待所として建てられた国指定の重要文化財。広場は天神中央公園の一角で、天神という街が誕生するきっかけとされる歴史的建造物です。
ここまで3スポットの最寄り駅は→福岡市地下鉄空港線天神駅。西鉄天神大牟田線西鉄福岡(天神)駅です。
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博多リバレインモールを横目に
次は「キャナルシティ博多」をめざします。歩いて行くには西日本最大の歓楽街・中洲のど真ん中を通り抜ける方が早いのですが、「そこを歩くのはちょっと…」という方もいると思い、とんこつラーメン「一蘭」の本社総本店がある明治通り側を回ってみました。百貨店の高島屋(本店:東京日本橋)が経営する「博多リバレインモール」のライトアップを横目に川端通商店街を歩いて移動します。この地点の最寄り駅は福岡市地下鉄空港線中洲川端駅。
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川端通のカフェで30分休憩(19:40~20:10)
130年超の歴史をもつ川端通商店街は、福岡に夏の訪れを告げるお祭り「博多祇園山笠」の「飾り山笠」が建つ「博多商人の心が息づく商店街」です。アーケードがあるので雨の日や寒い日も平気です。貴賓館前からこのルートを歩くとキャナルシティ博多まで20分弱かかるので商店街の入り口にある「カフェベローチェ」で30分の休憩をとることにしました。休まずにキャナルについてしまった方は「キャナル」のキラキラを見る前に休むのをお勧めします。
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キャナルシティ博多 20時20分到着
400m程ある川端通商店街を抜けて「キャナルシティ博多」に着きました。
都心の天神と博多駅の中間に位置する1996年開業のシネコンがある複合商業施設です。写真は館内に数あるライトアップ「キャナルイルミネーション」のひとつサンプラザステージの「キャナル アクアパノラマ」です。
夜は幻想的な光のショーが行われます。クリスマスシーズン以外でもここで毎日のように行われている「噴水のパフォーマンス」は、開業時から人気で、これを目当てに「キャナル」に来る方もいらっしゃいます。
最寄り駅は福岡市地下鉄七隈線の櫛田神社前駅です。
博多駅「光の街・博多」20時42分にゴール
「キャナルシティ博多」のビジネスセンタービル出口を20時30分に出て12分
きょうのゴール・博多駅に着きました。新幹線・JR九州在来線・福岡市地下鉄(空港線・七隈線)が乗り入れ、バスセンターもある九州最大のターミナル駅です。所要時間は1時間41分。2時間かからずに着くことができました。
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博多駅を中心としたJR博多シティの「光の街・博多」は、地元のテレビ局などに一番よくとりあげられる福岡で一番メジャーなクリスマスライトアップといって良いでしょう。約64万の電球を使用。ここでもクリスマスマーケットが開かれています。入場無料で12月25日まで点灯しています。
コンパクトな福岡市中心部の魅力
天神の福岡銀行本店前からJR博多駅までの約3.5km(スポット間移動のみ)を途中1か所30分の休憩をいれながら約1時間40分で歩きました。各スポット内を回遊する分を加えると歩いたのは5km弱でしょうか。地下鉄空港線なら3駅5分で移動できるコンパクトな福岡市の中心部には、これ以外にもクリスマスのライトアップがあり「非日常」を感じることができます。
にぎやかさと明るさ、規模や数では東京に間違いなく後れをとる福岡市のクリスマスライトアップですが、職場や自宅からの時間や距離はほぼ間違いなく短い。これくらいが「ちょうどいい」と感じる方もいらっしゃるのではないかと思います。
地方への移住を検討されている皆さんにとって最も大切なのは、私がこの
ブログの第1号で書いた「移住する目的」ですが、街のコンパクトさ、にぎやかさ、暮らしやすさは重要なポイントです。今年は無理でも来年のクリスマス前に一度、福岡市に旅をされてみてはいかがでしょうか?
福岡のライトアップは「いまが底」
ところで、福岡市の都心・天神と博多駅では、それぞれ「天神ビッグバン」「博多コネクティッド」という都心の再開発が進行中で、街ではあちこちでクレーンが動いています。再開発でビルが建て替わるたびに、趣向をこらしたクリスマスのライトアップが登場するのはほぼ間違いないので、筆者は
天神・博多駅のクリスマスライトアップは「いまが底」だとみています。これから先がほんとうに楽しみです。
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商業施設がライトアップを競う福岡市
再開発中の現在でも、ここで紹介しただけでなく、天神には岩田屋本店・
福岡三越・大丸福岡天神店の3百貨店のほか、福岡パルコ、ミーナ天神、イオンショッパーズ福岡、ソラリアプラザ、商店街の新天町や天神地下街、大名ガーデンシティなど10を超える商業施設が集積。博多駅にも博多阪急や
JR九州が運営するアミュプラザ博多、博多マルイがあり、
それぞれ個性豊かなツリーや電飾でお客さんを誘っています。
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それだけではありません。「ららぽーと福岡」や「MARK IS(マークイズ)福岡ももち」、複数のイオンモール・ゆめタウンといった福岡市中心部の外に位置する商業施設も、天神や博多駅に負けまいとクリスマスの演出に余念がありません。この商業施設間の競争が「買い物の街」としての福岡市の質を高めていると私は感じています。
最後に、今回は福岡市中心部のコンパクトさをお伝えしようと、時間を決めてサクサク歩いて回りましたが、もちろんクリスマスラトイアップの楽しみ方は多種多様です。このブログをみて「ここは」と思ったスポットをゆっくりと鑑賞されるのも良いと思います。見に来る人の数だって東京に比べて格段と少ないのですから・・・
それでは また。
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