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地方移住005 福岡県からどの市が出展?近づく「ふるさと回帰フェア」の歩き方

地方移住note002でもふれましたが、主催者のNPO「ふるさと回帰支援センター」が国内最大級の移住相談イベントを謳う「ふるさと回帰フェア2024」が近づいてきました。今年2024年のフェアは「20回」を記念して
9月21日(土)・22日(日)の2日間開かれます。

「地方への移住」や「東京脱出」が頭をよぎった方や「引っ越しでくらしをアップデートしたい」という皆さんには強くおすすめするイベントです。
全国からのべ670の自治体や団体が東京・有楽町駅前の東京国際フォーラムに集合。移住先として関心や興味がある市町村や都道府県の担当者に直接話を聞くことができます。

クルマがなくても生活できる?

例えば福岡県の担当者に「太宰府市はこの夏、猛暑日が50日超えたみたいですが、東京の暑さとどう違うのですか?」
福岡県飯塚市や朝倉市の担当者に
「地方は車が必需品と聞きました。妻は車を持っているけど、自分は持っていないけど不便はありませんか」という風に。

ブースにいる担当者は、市役所や町村役場の職員、つまり公務員の方が多いので、移住を促すモードでありながら正しい情報を答えてくれるはずです。

今年のフェアの出展者は「ふるさと回帰フェア2024」のウェブサイトに公開されています。

1日しか出展しない市町村に注意
今年のフェアは去年までと違って2日間の開催です。フェアを訪れようとする皆さんに対する最大の注意点は、21(土),22(日)の2日間のうち、どちらか
1日しか出展しない市町村がかなりある
ことです。
福岡県を例にとると、福岡県からは北九州市、久留米市、柳川市、飯塚市、宗像市、朝倉市、八女市、芦屋町、鞍手町の9市町村がブースを構えますが、2日とも構えるのは北九州市・久留米市・柳川市の3市だけ
鞍手町は21日だけ。飯塚市、宗像市、朝倉市、八女市、芦屋町の5市町は22日だけしかブースが出ません。「親戚が八女市に住んでいるので八女市の人と話したい」という方は、21日に行っても八女市の担当者はいませんので22日に行くようにしましょう。(最新の情報は主催者の公式ウェブサイトでご確認をお願いします)

たくさんの来場が訪れた去年の「ふるさと回帰フェア」福岡県(移住)のブース

迷ったら福岡県(移住)のブースへ
さて、福岡県には60の市町村がありますが、移住先としても人気が高い県庁所在地の福岡市など51の市町村は今回のフェアに出展していません。これらの市町村への移住について相談したい方は、福岡県(移住)のブースを訪ねてみてください。ここには「エリア総合」という役割があって、出展していない福岡市などの市町村の相談にものってくれます。その市町村が出展していればつないでくれたりもします。
また福岡県はいずれも21日(土)だけですが「就職」「農業・林業」のブースも出していますので、例えば
「福岡県で自動車に関わる仕事をしたいけど求人はありますか?」(答え…たくさんの求人があります)
あまおう(福岡県特産の大人気のイチゴ)農家になりたいけどどうすればい
 い。どの市町村に移住すればいいの」
というギモンをお持ちの方は、そちらのブースを訪ねると良いと思います。

福岡県特産のいちご「博多あまおう」 写真提供:福岡県観光連盟

今回は福岡県を例にとりましたが、他の都道府県も迷ったらまず「エリア総合」と書かれている都道府県のブースを訪ねるのが効率がよいと思います。

私は去年、おととしとこのフェアを取材しましたが、地方は人口が減っている自治体が多く、フェアに出展されている自治体の皆さんはノリはさまざまですが真剣です。自分たちの街を理解してもらい。移住定住につながって
欲しいと必死の担当者もいます。担当者もいろいろですが、楽しく気軽に会話をしてもらうといい方向に話が転がっていくはずです。
地方には「東京の感覚」で暮らせる福岡市のような都会もあれば、自然豊かな農村もあります。訪れた皆さんに良き移住先が見つかることを心から願うばかりです。それではまた。

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早川 裕章
フリーランスとして活動しています。新人のフリーランスとして、いただいたサポートは生活している福岡市ら各地に取材に伺う際の旅費・宿泊費に使わせていただきます!