ITリテラシーはWi−Fiルータを見れば分かる
ルーターの置き場所は口ほどに物を言う
仕事柄、いろんな会社・事務所に伺うのですが、通信関係のトラブル解決のためだとどうしてもWi−Fiルータの設定等を確認する必要があるので、置き場所を探すことになります。
光回線を引いている場所であれば、光回線の終端装置(ONU)とWi−Fiルータ等の通信機器がワンセットで置いてあるのですが、この置き方・扱われ方を見るとその会社のITに関するリテラシーが何となくわかります。
Wi-Fiルーターの悲しそうな声が聞こえる時
ITリテラシーがあまり高くない現場だとWi-Fiルーターが本来の性能を発揮したくてもできないような設置状況に置かれています。いくつか例を挙げると
□ 床に直接置いてある
→ 電波が届く範囲が狭まる。
□ 本棚の書籍の裏で見えない状態で置いてある
→ 隠せばいいってもんでもない・・・
□ 複数台のルーターを横並びに置いてある
→ 電波の競合等も気になるし、一体どれを使うのがいいのやら・・・
□ 電子レンジなどの家電製品の横にシレッと・・・。
→ 一番アカンやつです
□ ホコリまみれで設置から数年間放置されてる
→ 何年間そのまんまだったんだろうか・・・・。
etc………..
Wi-Fiルーターの悲しそうな状況を見ると、「あー、仕事したくてもできない環境だよねー。なんとかしたいねー。」って思わず声をかけてしまいます(笑)。
その後、ちゃんとお客さんに状況と改善内容を提案してWi-Fiルータが心地よく動ける環境を作ります。
Wi-Fiルータの置き場所は神棚が理想の置き場所
大規模オフィスなどでしたら、天井に配線してそのまま天井にアクセスポイントを設置するようなやり方もありますが、一般的な規模の中小企業だとそこまでの必要性は無いことがほとんど。
どこがいいかというと、可能な限り部屋が見渡せる高い場所。理想は神棚の位置ぐらい。
ちなみに、僕のところではこんな感じで棚を作って置いてます。
docomoのhome5G(右側)を使っていますが、ZOOM等でWi-Fiがどうしても不安定になるので、別途Wi-Fiルーター(左側)を設置して電波状況を安定させています。
Wi-Fiルーターは長くても5年ぐらいの消耗品と考える
10年ぐらい前のルーターを使っているところもまだあると思いますが、通信規格もスマホ等の端末側も新しくなっていきますし、何より、アクセスするのが動画中心になってきて昔のルーターでは処理しきれなくなる場面も出てくることが考えられます。
実際の通信速度が遅くなる原因はいくつかあるので、その都度調べるのですが、全く繋がらなくなった時はWi-Fiルータが本来の機能を果たせなくなっている場面が少なくありません。
あなたの使っているWi−Fiルーター、元気に仕事してくれてますか?
普段は全く意識することはありませんが、このルーターがあるから無線でいろんな事ができるようになっています。
ちゃんと褒めてあげましょう(笑)。
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