試される牧場　〜スタッフの日常〜

数日間、諸事情で遅らせていた牛の入れ替えを今日やることに。

久しぶりに、引っ張るのは僕の仕事。

牛につけた紐を持って、スタンチョンを外し、いざスタート。

牛舎内の端から牛を引っ張って移動し、外の乾乳舎へ。

続けて、今度は乾乳舎から分娩の近い牛をさっきまで牛が入っていた場所へ。

いま来た道を今度は逆に牛を引っ張っていき、空いている場所へ移動。

比較的おとなしい牛だったので、割合スムーズに移動できて、無事スタンチョンに収まった。

常に緊張感を持っているか試される

何気なくやっているようなこうした移動もちょっとでも気を抜くと、牛はどこへ行くかわからないし突然、あらぬ方向へ引っ張られることもある。
常に真剣勝負だし、１ミリも気が抜けない。きっと、毎回僕たちは牛に試されてるんでしょうね。

１つ１つの手順で手を抜かないことが大切

牧場の仕事は流れでできることも多いのだけど、これが一番危険だと僕は思ってます。”何かの拍子に”チェックを忘れたり、手順を１つ抜くことでしなくていい苦労やミスを誘発することに繋がります。
何をするにしても１つ１つの手順で手を抜かずに確認しながら進めていく。
毎日、僕たちは仕事への姿勢を牛達から試されているのかも知れませんね（笑）。

この写真を見た時に、ざっと餌の残り具合や牛の反芻してるかどうかや目つきなど、感じ取れることって沢山あります。　ほんと、毎日、毎回、試されてるなあ、と感じるのが牧場の仕事です。