つなぎ牛舎とフリーストール、それぞれの距離感
今朝、2頭の廃用牛を牛舎から出してトラックへ乗せた。
どちらもスルスルっとこちらの言う通りに動いてトラックに乗り込んでくれた。
運転手さんも
「今日の牛は楽だったねー。最近はこういうの少なくなってきているよ」
という話になった。
牛と人との距離感は牧場毎に異なる
僕の勝手な感覚かも知れませんが、つなぎ牛舎の場合、頭数が少ないこともあって、ほぼ全ての搾乳牛との距離感はなんとなく近い。餌の状態や、顔つきを見て獣医さんを呼んだりもする。
その一方で牛舎内で放し飼い(=フリーストール)の場合は頭数が格段に多くなるし、牛の様子はセンサーを通して見るので人と触れる時間はつなぎ牛舎に比べたら相対的に低くなる。その分、距離感が少し遠くなるのはやむを得ない事だと思う。
いずれにしても、命と向き合った仕事をしていることには変わりはなく、今日の2頭のように、繁殖障害(=妊娠できなくなった)牛はいずれおさらばすることになる。
出ていった場所は、こんな感じで留め具が開いたまま。
明日には育成から分娩予定の牛を連れてくる予定。また、新しい牛とのドラマが始まります。