光回線を契約しているのに速度が出ない・・
うそのような本当の話です。
光回線と思えない接続速度
「光回線を引いているにも関わらず、とても(スピードが)遅いんです。何か原因分かりますか?」
こういう質問への原因追求は僕の大好物の1つ。
LANアダプターとケーブルを持ち出して早速調査開始。
遅くなるボトルネックを探し出す
まずは、どこで遅くなっているかを拾っていく必要があります。
一般的な光回線でWi-Fiルータを設置している場合にはまずこの3つが基本
WI-Fi接続時
WI-Fiルーターへ有線接続
ONU(光終端装置)へ有線接続
(ONUがルーターの役割を果たしている場合)
上から順番に接続速度を拾っていきます。
で、実際に出た速度がこんな感じ
まず、Wi-Fi環境で接続した場合
下り 52.4mbps
つぎに、Wi-Fiルータに直結
下り 61mbps
最後にONUへ直結した場合
下り 42.6mbps
なんでやねん! って思わず叫んでしまう数字。
あまりにも遅いので再度やってみたら、Wi-Fiと同じぐらいの速度が出たので、おそらくこの場所に設置されている機器の中ではボトルネックになるような部分は無いと思われる。
光回線であれば数百Mbpsは出せるはず
光回線であれば数百Mbpsは出るのが一般的なのですが、何度やっても50mbps前後の速度しか出ない原因が全く分からない。
そこで、光回線のそもそもの契約内容を洗ってみることにしました。
接続業者と100Mbpsの契約になっていた
原因は契約している接続サービス。
もう、現在は募集していない地元ケーブルテレビ会社が提供している接続サービス。
2015年当時、”フレッツ光で契約するよりも安くなりますよ”ということで契約したと思われます。
この契約が生きているために、接続速度が一向に上がらなかったのが原因。
まさかこんな契約が残っているなんて・・・・・
回線の契約は2年毎に見直そう(再掲です)
ほんっとうに、皆さんにやってほしいのは2年毎の回線契約の見直し。5年間何も見直しかけていないと、今回のように本来は出せる接続速度が出せない契約がそのまま生かされていることがあります。 こうした契約は、利用者自身が申し出を行わない限り、新たな契約プランには更新されないのが基本です。それが、速度が遅いとか、損をするとかは関係ありません。契約更新を申し出た人だけがメリットを享受できます。
面倒だと思われるかも知れませんが、とても大切なことです。WI-Fiに接続する機器が増えてスピードが遅くなったなあと感じるようになったらそれは回線契約の見直しタイミング。 可能な限り見直しをかけて、他にいい料金プランがあれば躊躇なく乗り換えましょう。